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新聞奨学金制度で夜間の音楽専門学校に通ってみて

はじめましてシンガーソングライターの中西健です。

今回は「新聞奨学金制度」について、お話しさせて頂きます。何かの参考になれば幸いです。(1日の細かいスケジュールやお金話などの細かい説明は省いて書いていきますのでご容赦ください。あと、今回の話はあくまで新聞奨学生の一例です。)

僕は22歳で脱サラして、22歳〜2年間大阪の某音楽専門学校の夜間部に通っていました。
その際、「新聞奨学金制度」を利用して、授業料を払っていました。(入学金は、以前勤めていた会社の退職金で支払いました。)

「新聞奨学金制度」とは


ざっくりゆうと新聞配達の業務を行う代わりに、新聞奨学会が授業料を出してくれる制度です。僕の場合、集金業務はなかったです。(詳しくは各奨学会のホームページを参照。)
注:あくまで出してくれるのは「決められた金額」であって、必ずしも「学費全額」というわけではないので、学校によっては授業料が足りないということもあり得ます。事前に確認が必要です!

僕の場合、珍しいのは学校が「夜間部」だったということでした。大学や専門学校は通常、朝から授業が始まると思いますが、僕の場合は、18時ごろから授業が始まり21時ごろまでの授業時間でした。

僕が2年間続けられた理由

結果、僕が新聞奨学生として2年間続けられたのは、この「夜間部」だったことが大きかったと思います。その理由について2つあります。

1.学費


まず、授業料が昼間部や大学に比べて安い。通常大学や専門学校だと1年間の授業料が100万円近くかかりますが、僕の通っていた夜間部は、1年間の授業料が65万円でした。
僕の利用していた新聞奨学金制度は1年間で72万円支給されていましたので、充分賄えていました。(むしろプラスになった。)

2.授業が夜からだった


大学や専門学校の場合、朝刊が終わってからの通学となります。そして、学校が終わると夕刊を配るというスケジュールになります。
夜間部に通っていた僕の場合は、朝刊が終わって夕刊前まで睡眠、夕刊を配ってから学校に行く、23時〜3時間ほど睡眠というスケジュールでした。
正直、朝刊終わってからが1番眠いです。中学や高校の給食後の授業中眠いとかのレベルじゃなくて人間の身体的に睡眠を欲しているなというレベルの眠いです。笑

慣れない内は朝刊配る時でさえ、膝がガクッときて半分寝てるみたいなときもありました。(ブラックコーヒーやエナジードリンクに頼ってたなぁ)

こんな感じで授業受けるとなるとなかなか厳しいものがあると思います。(実際このスケジュールで4年間通い続けた人すごい!)
僕の場合はこの1番眠い時間帯を睡眠に当てれていたので、夜からの授業も比較的効率良く勉強できていました。

以上の2点が続けられた大きなところかなと思います。

新聞奨学生を途中で辞めると・・・


僕と同じ時期に奨学生として声優の専門学校に通っていた人もいましたが、途中で辞めていってしまいました。途中で辞めた場合は、逆に奨学金を返すために新聞配達をしないといけません。正直辞めてしまう人も多いらしいです。こればかりはどれだけ意気込んでも体の合う合わないもあるのかなと。

休みや時間の融通はきく?


所属する販売店によって、大きく違うのかなと思います。僕の所属していた販売店の店長さんは、僕の音楽活動にも理解をもってくれていて、ライブのある日や学校の行事事のときは事前にゆっておけば、休みを変更させてもらえていました。販売店や曜日によっては従業員の数が足りないパターンもあるので、休みの日でも手伝うときもありました。(僕もたまーにありました。でもそこはギブアンドテイクで、こちらの要望も聞いていただいていたのでしょうがないなと思っていました。)

まとめ


新聞奨学金制度について、僕の経験から感じたこと
1.夜間部があるなら夜間部の方がいい。

2.新聞配達の業務自体は人によって合う合わないがある。
→不規則な生活の中で、自分で生活リズムを作れる人か、健康管理できる人かどうかも大事だなと思います。

3.販売店やそこで働く社員さんによって違う部分は大きい。
→なので、いろんな意見がありますが、一概に新聞奨学金制度とはいってもほんと様々です。

4.時間の使い方をいかに工夫するか。
→配達業務に慣れてくると、配達中も今勉強していることの復習やアイデア出しの時間に当てれます。(もちろん誤配や事故を起こさないよう、配達にも集中しつつ)

さいごに


僕は今でも新聞配達をしながら音楽活動をしています。朝刊終わりのライブイベントや、夜寝ずに朝刊いったりとなかなかしんどいときもありますが、自分なりに工夫はしています。
例えば、短い時間でも睡眠の質を上げるために寝具にこだわって、3万円ほどのマットレス使ったり(慢性的な腰痛がなくなった)、スタンフォード式の睡眠の考えをとりこんだり、食事のバランスにこだわったり、、

何事もそうですが、体調管理や時間の使い方の工夫しだいでいろんな部分が違ってくると思います。

僕も新聞配達やりながら学校行ってみて、結局はやってみないとわからんちゅうことやな!と思いました。(ちなみに僕も学校に入る前は、めちゃくちゃネットの意見をみていて、ブルブル震えていました笑)

やりきるのも人生、辞めてまた這い上がるのも人生。あなたの夢を影ながら応援しています。ぼちぼちがんばってください。

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