天然の香りにこだわる訳
弊社の根幹となる理念は、「NO MORE FAKE」です。
純粋に、「正直な食べ物を提供しましょう」ということです。
言葉が強いと言われたり、政治的メッセージに捉えられることもありますが、そんな難しいことを言っているつもりは全くありません。
具体的には、
・添加物を加えない。加えざるをえないときには、その旨を消費者に明確に伝える。
・産地を偽装しない。量が足りなかったりしてどうしても他産地のものを使う場合、必ずその旨を伝え、かつどの程度使っているかを伝える。
まずは、添加物を加えない、特に合成香料を使わないということについて書きたいと思います。
香料を添加せずに香りを出すということは実は非常に難しいので、世の中の香りの強い加工食品や飲料には、かなりの割合で香料が使われています。
香料にも大きく分けて2種類あり、天然の植物などから抽出された天然香料と、石油から作られた合成香料とがあります。
特に、合成香料は、天然香料に比べて安価でかつ強い香りを出すことができるので、菓子やフレーバードティなどではよく使われています。
そんな中、私たちは、天然由来の香りを大切にする、合成香料を使わない、というルールを決めています。
なぜか。
理由は2つあります。
1つ目は、もう無理して強い香りを楽しむより、自然由来の香りを楽しんだ方が体にも脳にも良いんではないか、ということです。
世の中何かと刺激物が多くなっています。合成的な香りも刺激物の一種です。本来この世に存在しなかった合成的な香りを感じると脳も忙しく働くそうです。
脳が忙しく働く時間が長くなると、メンタル上の問題が出てきやすくなるとのこと。
一方で、天然香料は、脳波の一つであるアルファー波が出やすくなっているのではないかとのこと。アルファー波は、脳がリラックスしているときに出るものだそうです。
もともと自然界にある香りなので、体や脳に負担が少ないのかもしれないし、大昔に森の中に暮らしていた時を脳が思い出しているのかもしれません。
なお、これはまだ仮設の段階です。
ちなみに、うちのハーブティ、どれ飲んでも眠くなります。笑
現在、合成香料や天然香料と脳波の関係を、大学などと連携して定量的に示せるように研究しているところです。
近い将来お知らせできればと思ってます。
理由2つ目。
私自身が合成香料酔いしやすく、嫌いだからです笑。
デパートの化粧品売り場を横断すると、クラクラします。
近くにダウニーの香りがガンガンにするセーターを着た人がいるとなんかだるくなります。
同じく、他社の合成香料強めのフレーバードティもあまり飲む気になりません。
冗談のように聞こえるでしょうが、シンナー酔いしたようになるんです。
合成香料は、分子構造がシンナーなどに近いベンゼン環を含むもの(いわゆる芳香族)なので、そうなるのかもしれません。
そんこともあり、自分でハーブティを作るときには、合成香料は入れまいと決めておりました笑
最初は、私は大袈裟なのかなと思っておりあまり口に出さなかったのですが、この仕事をしていると、思いの外、合成香料が苦手だという方が多いことがわかってきました。
合成香料が苦手で弊社のハーブティに移行して来られる方もけっこう多いです。
そんなこんなで、弊社は合成香料を使わないわけですが、では、どうやって天然の香りだけで楽しめるようにしているかは、次回書くことにします。
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