職務経歴書を書いてみた
なぜ職務経歴を書いてみたか?
最近、ランニングをする時にNewsPicksの動画を聞くようにしているのだが、「ジョブ型雇用は日本人を幸せにするのか?」というテーマの番組があり、その中でビズリーチの多田社長がこんなことを言っていた。
「体の健康診断をするのに、キャリアの健康診断をしないのはおかしくないか?まずは自分の職務経歴書を書くことから始めてみたら。」
これはその通りだと思った。
キャリアへの関心が高いにも関わらず、キャリアの健康診断をまったくしていなかったことに気付かされた。
私自身、転職をしたことがないため、職務経歴書を書いたことがない。書き方すら分からない中で、重い腰を上げネットで検索しながら、社会人生活10年ちょいを経過して初めて職務経歴書を書いてみた。
職務経歴書を書いてみて思ったこと
驚くほど書けない・・・
これが素直な感想である。
というより、「ルーティンでこの業務をしていました」は内容が薄すぎてほぼ書けない。自らがプラスαの仕事を生み出し、組織に貢献した経験をしているか?その経験がキャリアとしてストーリーになっているか?
これが職務経歴書を書く上で非常に重要だということに気付かされた。
「課長の仕事ならできます」という求職者に転職エージェントが頭を悩ますという話を聞くが、あながち冗談でもなく、プラスαを意識していなければそんな職務経歴書になる可能性もある。
また、自分のキャリアを職務経歴書に落とし込むと分かることも沢山あり、人事・労務・採用・育成と幅広く経験している反面、メーカーで働いているにも関わらず、「戦略に関わる仕事」「グローバルを意識した仕事」の経験が非常に乏しいことに改めて気付かされた。
自分の行動の源泉は何か?
NewsPicksの動画をみて、職務経歴書を書く。
noteを書きながら、こんな行動をするのはなぜだろう?とふと思った。
この行動の背景にあるものは何か?
そもそもなぜキャリアに興味があるのか?
自分の中で内省してみたのだが、恐らく入社した最初の事業所が閉鎖になり、多くの方の望まない退職を目の当たりにしたこと、組織は絶対ではないということに気付いたことが大きいと思う。
ちょうど、自分の持つ感情と同じことを元ラグビー選手の森田洋介さんが話している記事を読んだので一部を引用する。
NECは大手企業ですが、業績が悪化した時、クビになった社員の人がいました。その時、私は大した仕事をしていないのに、“ラグビー部”ということで会社に守られていることを痛感しました。
「もし将来会社が潰れて、その時50歳だったら……」と想像した時、裸でサバンナに放り出されるのと同じだと思いました。引退した選手の99%が会社に残るのが現実です。私もそのまま恵まれた環境で働くという選択肢がありましたが、これからは「個」の時代と言われています。「自分で生きていくとはどういうことか」を考えました。
「自分で生きていくとはどういうことか?」
この事を考えるヒントが職務経歴書には詰まっている気がする。
これをどう未来につなげるか?もう少し深く考えていきたい。