おやじカウンセラーのダジャレ的つぶやき5-「話す」は「放す」。
カウンセリングというのは、「話を聴く」ということによって、心の解放を目指す営みです。
今回は、人はなぜ「話す」と癒されるのか?ということについて、ダジャレを使って、簡単に説明させていただきたいと思います。
ということで、今日のダジャレは、
「話す」は「放す」
です。
「話す」ということは、「思い」を放出するということ。
前回の書き込みでは、人の「思い」というものには「重さ」があって、それをため込みすぎると「心の重荷」になってくる、ということを書かせていただきました。
心というものには、どうやらある程度の容量というものがあるようで、いろいろな気持ちやストレスでいっぱいいっぱいになってくると、下の写真のダムのように、あふれそうになってくるのですね。
特に台風が来て、大雨が降ったりすると、それはとても大変なことになるのです。。。
じゃあそんなときに一体どうしたらいいのか?というと、、、
そうですね、
放水すればいいわけです。
「心残り」を溜め込みすぎると、「心のコリ」になりますし、「思い」を溜め込みすぎると、「心が重く」なって、千と千尋のオクサレ様のようになってしまうわけなのですが、一定程度「思い」が溜まったら、放出する、ということができると、また心のダムの水位も下がって、余裕ができて、いろいろな新しいことにチャレンジする「思い」が湧いてきたり、新しいことが考えられるようになったりするのです。
そして人の場合は、その「思い」をどうやって放出したらいいかというと、一番いいのは、「思い」をだれかに「話す」ということになるのではないかと思います。
みなさんのこのNoteの書き込みも、「思い」を込めて、活字によって、みなさんの「思いを放されている」わけなのですよね。。。(他にも絵を描いたりだとか、ダンスで表現したりだとか、いろいろな「思い」の「放し方」というのはあります)
「話す」というのは、「思い」を「放す」ことなのです。
カウンセリングとは、しんどい「思い」を「放して(話して)」もらうこと。
なので、カウンセリングでは、クライエントさんが抱えている、しんどい「思い」を「放してもらう(話してもらう)」ということを目指します。
たくさんの、抱えきれないほどのしんどい思いを、少しでも「放して(話して)もらう」ことができたら、「心の重荷」を「解き放って」、荷下ろししてもらうことができるからです。
「堰を切ったように話す」という言い方や、「愚痴をこぼす」というような言い方もあるのですが、それはまさに、ダムから水を放出するイメージと、ものすごく重なってきますよね。。。
カウンセリングに来られる方というのは、いろいろな、他では言えない、「重たい思い」を抱えて、だれかにそれを受け止めてほしいと思って来所されます。
カウンセラーは、傾聴のスキルなどを使って、そのあふれんばかりの思いを受け止めることによって、クライエントさんに心の重荷を軽くしてもらって、「あ、軽い!(あかるい)」という気持ちになっていただいて、帰っていただくことを目指すのです。
「話し相手」を持ちましょう!
「思い」は一人で抱え込んで溜め込みすぎると、しんどくなります。
ですので、みなさんのまわりにもそういう人がいるのではないかと思うのですが、「思い」を「話す(放す)」、話し相手がいるということは、とても大切なことなのです。
雑談のようなことでも、ちょっと話すと気が晴れる、ということはすごくあるのですね。。。
今はコロナで、会食もなかなかできないのですが、本来、人と会って、おいしいものをワイワイ言いながら食べるというのは、心の健康にもすごくいいことなのです。
気持ちを話す(放す)ことができずに押さえつけられると、人はしんどくなる生き物だからです。
今は本当に人とちょっと会いにくいときなのですが、よい話し相手(話せる人)を見つけて、ときどきお互いいっぱい話しましょう!!
相手がうまく見つけられないときには、息をフ~ッと吐いたり、独り言を言うことでも、少し心の解放につながるということです。。。
ということで、次回はまたもう少し詳しく、「話す」ことによって、人の心が「癒える」カラクリについて、書き込みをさせていただきたいと思います。
今日も最後まで読んでいただきまして、どうもありがとうございました。