物理療法の目的と使い分け・機能改善
物理療法のエネルギーの目的と効果
微弱電流(マイクロカレント)
炎症を最小限にし、早期に腫脹・内出血を軽減させるのが目的。さらにAMIの予防。
※AMI(Arthogenic Muscle Inhibition)関節に起因した筋肉の抑制。
Duty10%~20%、出力0.1W/cm~0.2W/cm位で超音波とコンビネーションが効果的(20分位)。その際、プローブは動かさないで固定する。
関節の腫脹が長く続くと、関節包から筋肉に対して抑制がかかり、結果的に筋委縮を起こす為、従って、出来るだけ早期に腫脹を軽減する必要がある。
例)膝関節腫脹の長期化 → 広筋群の筋委縮
例)肩関節の内圧の上昇 → 回旋筋腱板の筋委縮
微弱電流を選択するには
炎症による科学発痛物質からの痛みには微弱電流が第一選択。
科学発痛物質そのものの産生を抑え、また組織の修復を早める。
HiVolt、立体動態波でVASが下がらないようなケースの場合、微弱電流の方がVASが下がることが多い。
微弱電流は3時間/日以上使用した方が効果的なため、ATミニの様な長時間着けることが出来るタイプが良い。
3DMENSは5~10分程度の短い時間でも効果を発揮する。
※MENSとは、Micro current Electrical Neuromuscular Stimlationの略。
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