初開催! 調剤体験 × 災害救援車
ナカジマ薬局の桶野です。
ナカジマ薬局 なよろ市立病院前店のリニューアルオープンに伴い
2024年10月12日(土)にイベント「なよろ秋まつり」を開催。
クイズラリーや災害救援車の展示(調剤の設備を持った車、発電機としても使用可能)の他、災害救援車でお子様向けの調剤体験を初開催しましたので、少しだけ内容を公開します!
その前に・・・。
災害救援車って?
東日本大震災の翌年2012年にモバイルファーマシー®(キャンピングカーを改造し、薬局の機能を搭載した車両)が開発されました。
薬剤師会や大学所有のものが多く2023年現在では全国で20台程あるようです。
当社では、発電機能を持たせた「災害救援車」として北海道で初導入(当社調べ)。薬局の機能の他、停電時に薬局へ電力供給が可能な発電機能を持っています。
ナカジマ薬局の災害救援車について詳しくはこちら
薬局への電力供給の重要性
薬局では様々な機械を使っていて、電気が必要です。
停電時などは照明はもちろん、お薬の値段を計算しているパソコンも、患者様の薬歴(カルテ)を見る機器も、お薬の情報が書いてある紙を印刷するプリンターも使えません。
粉の量を計る精密な天秤も、粉や錠剤をひと包にする機械(分包機)も、坐薬や注射剤を保管している冷蔵庫もと電気がないと使えないものがたくさんあります。
災害救援車1台でできることは限られるかもしれませんが、停電時にも医療サービスが提供できるよう備えています。
調剤体験 × 災害救援車 in 名寄市
リニューアルオープンしたばかりの
なよろ市立病院前店の店舗内と災害救援車を使って子供向け調剤体験を実施しました。
調剤体験の内容は
子供用の白衣を着てもらい、模擬処方箋を見ながら
お菓子を使った「一包化調剤」
ジュースを使った「シロップ調剤」
お薬の飲み方を書く「薬袋の作成」
処方箋のとおりに薬が正しく調剤できたか確認する「鑑査」
患者様にお薬の飲み方を説明する「服薬指導」
「処方せんの受付」 から 「患者様にお薬をお渡しするまで」
薬局薬剤師の一連のお仕事を体験頂きました。
災害救援車では、この中の一包化調剤を実施。
実際に災害救援車に乗り、
錠剤を入れてある棚からシート状のお薬(の代わりのお菓子)を必要な数だけとり、救援車内に設置してある「分包機」という機械で、1回に飲む分をひと包みにする一包化調剤をしてもらいました。
皆さん機械から袋詰めされて錠剤が出てくる様子に興味津々でした!
また、調剤体験参加の方以外も、
「災害救援車に乗ってみたい!」「中を見てみたい!」と子供から大人まで興味を持っていただき、沢山の方にご覧いただきました。
災害救援車は色々な北海道内の防災イベントに参加・展示しておりますので、機会がありましたらぜひお立ち寄りくださいませ。