のびた麺のエピソード
本会議は休会。日程は常任員会に付託された議案の審査です。羽生市議会は定数が少ないため、常任委員会は2つ。定例会に上程された議案のほとんどが常任委員会に付託され審査を行います。私の所属は都市民生委員会。名称でご理解いただけるとおり、主に建設、福祉等に関する議案の審査が主となります。
今日は、委員会が開会してすぐに、市道路線の認定、廃止箇所の現地調査をしました。北部幹線の東武鉄道を越える陸橋(羽実裏から大和町に抜ける県道)が16日に開通することから周辺道路の確認が含まれます。毎回新たな気付きがある現地調査です。
陸橋脇を右折し下をくぐると鉄骨が錆ているように見えます。突貫工事??と勘違いをしそうですが、決してそんなことはなく、最近の鉄骨にはこう言った処置をするそうで、錆の影響はなく構造、強度にも問題はないとの説明を受けました。
1時間ほどで市役所に戻り、各種議案の審査開始。正午になり休憩に入りました。一旦控室に戻り持参した弁当をいただきました。しかし、もう一つの常任委員会である総務文教委員会の面々が控室に戻ってきません。結局戻ってきたのは12:30ごろ。出前でチャーシュー麺を頼んだ方がおりましたが、時間が経過しすっかりのびてしまう事態に・・・。
そののびてしまったチャーシュー麺を見て、あることを思い出しました。そのあることとは、数年前の定例会での一般質問の際の出来事。何を扱った時だったでしょうか???答弁に納得できず、再質問で私が少々エキサイトしたのでしょう。いただいた質問時間概ね1時間というルールの中で、「概ね」の時間が少々長くなり、正午を越えて発言をしていました。すると、自席にいる他の議員の一部が次第に騒ぎ出しました。何を騒いでいたかというと、昼食に出前でうどんを頼んだようで、のびてしまう・・・。といった不平だったように聞こえました。結局質問時間が終わったのは12:10過ぎでした。
私の質問時間に対する不平の声で賑やかな本会議場を後にして、自分の控室に戻ると、控室のテーブルには大先輩が出前で頼んだうどんが置いてありました。見るからにのびてしまっています。発言時間が長くなり、正午を過ぎてしまったことのお詫びを申し上げると大先輩が一言・・・。
「構うことはねえよ。俺はのびたうどんが好きなんだ!」と・・・。
その時の様子は今でも脳裏に焼き付いています。のびたうどんが好き???そんなはずはないでしょう。以降も、その方と何度も食事をしましたが、のびたうどんを食べている姿は見たことがありませんでしたからね。私に対する最大限の気遣いだったはずです。
のびてしまった麺類を目にすると、思い出すエピソードです。その時の大先輩のように即座に気遣いが出来る人間にならないといかんですね・・・。
まだまだ精進が足りないなぁ~・・・。
常任委員会の審査は今週いっぱい続きます。