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2024年に起きた考え方の大きな変化

文章じゃないとうまく整理できないので、文章にしました。 自分の脳みそ内を伝えたいので書いてみました!
お時間ある時に読んでください!


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ここ一年の大きな思想の転換


プロダクトアウトではなくマーケットイン


●1店舗目(藤沢)2014年
名物チキンの店として創業、日々営業していく中でお客さんの声を聞いていった。
・ランチのメニュー幅を増やした
・つまみ増やした
・飲み放題始めた
・ドリンクバー始めた

『田舎ほど利用動機の幅を増やす、都会ほどメニューを絞る』当時のコンサルタントから教わった、これにより客層の幅が増えたため、売り上げが立つようになった。当時、特にうまくいったのがピザを初めてからだった。その後『名物チキンとピザの店』に変更した。



●2店舗目(茅ヶ崎)2016年

当時、ラーメン次郎のビジネスモデルに感動していて『単一プロダクト』でも行列になる店に憧れていたことから、ロケットチキンだけで売り上げが立つお店を作ろうという気持ちが強かった。
茅ヶ崎もロケチキだけでは全く売り上げ立たず、飲み放題、食べ放題、やってから黒字に転換した。


●3店舗目 2018年(下北沢)
それでもやはりロケチキだけで売れる店を作りたいと考えて、都内の有名な立地に行けば勝てると思い無理やり出店。 ここはそもそもラーメン屋の居抜きで、1店舗目、2店舗目のように『飲み屋に変更』することが不可能な設計で、家賃もめちゃ高くて速攻撤退。


このように、1店舗目も、2店舗目もプロダクトアウトがダメで、マーケットインしまくってから業績が上がった。 しかし当時はそれが分からず『立地が良ければロケチキは行ける』と思い続けて3店舗目まで行ってしまった。




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これを客観的に再確認できたのは、黒瀬さんという今負けなしの飲食経営者の学校に行ったことがきっかけ。 その方は、ブランドや業態は全く気にしない。 『良い物件を見つけたら、その物件に合うメニュー、業態を鬼のように調べ上げて、マーケティングしまくる』という手法。 鬼のマーケットイン型の飲食経営論。

この方の考え方を自分の脳みそに刷り込ませまくってから、ロケチキをとても柔軟に考えられるようになった。

キッチンカーでも、チュロスやつくね棒など、今までだったら『ダセー』と思ってたメニューを増やしたことにより、取りこぼしていた層を拾えるようになり、2024年は1出店あたりの売り上げが飛躍的にあがった。(マーケットに合う商材を適時投入できたから、まさにマーケットイン)


以前ならピッザニスタのようなイケてる店舗観に、ロケットチキンだけを出すような店を作りたい。というような、マーケットニーズではなく、自分の理想を落とし込もうという意志が強すぎた。
(これはプロダクトアウト)

今は『ロードサイドの定食屋の一つのメニューに、名物チキン定食が看板メニューであれば良い』 『ピザとチキンのテイクアウト店にして、チキンだけだと来店しないけど、ピザを買うついでにチキンも買ってみようで良い』と思えるようになった。(その立地に合わせた業態を作り、そこに看板メニューとしてロケチキがあれば良い、マーケットイン)


ここ一年でずっと知らず知らずのうちにプロダクトアウト脳だった自分の脳みそが、マーケットイン脳に切り替わった感がある。
1店舗目も、2店舗目も、知らず知らずのうちにマーケットインしてから売り上げが伸びたことにも、今更気づくことができた。




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そう考えてみると、

・iPhoneはプロダクトアウトのように見えて全てのマーケットを飲み込んでしまうほどの、世界最強のマーケットイン商品である

・コメダ珈琲もプロダクトアウトのように見えて、利用用途としてはかなりマーケットインに特化しており、実際コーヒーめっちゃ美味いわけではない。 アイスコーヒーとかはセントラルから来た1リットルパックのコーヒーを注ぐだけ

・銀だこはずっとプロダクトアウトだったけど、その後の成長エンジンになったのは『銀だこハイボール』の立ち飲み業態で、居酒屋やりながら、今まで通りテイクアウト店としても昼から稼働できるので、めちゃマーケットイン


『ロケットチキンをどうマーケットインの業態に埋め込むか』これが次の成長の鍵だなと思ってます。(これは基本的に店舗の話です)


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