あるのは『今』だけ
最近、大学生くらいの時に読んだ本の中の一説を思い出した。
『人は未来を憂い、過去を懐かしみ、今を忘れる』これはずっと覚えている言葉。今ふと読んだ記事にも同じようなこと書かれてた
ーー以下引用ーーー
「そうか。もう命は長くないか。ただ、一つだけ言っておく」
「人間、死ぬまで命はあるんだよ！」
一瞬、禅師が何を言ったのか分かりませんでした。当たり前のことを言われたような気がして、
戸惑っていると、禅師は、もう一つの言葉を私に語り、その接見は終わったのです。
しかし、帰りの廊下を歩きながら、私は、はっと気づきました。
そうだ！人間、死ぬまで命があるにもかかわらず、自分は、すでに死んでいた。
毎日、毎日、「どうしてこんな病気になってしまったのか」と過去を悔やむことに時間を使うか、「このまま病が進むと最後はどうなってしまうのか」と未来を憂えることに時間を使っていた。
まだ、生きているにもかかわらず、現在（いま）を生きてはいなかった。
そのことに気づいたとき、禅師が最後に述べた、もう一つの言葉が、よみがえってきたのです。
有るのは永遠に続く今だけ
「過去は、無い。未来も、無い。有るのは、永遠に続く、いまだけだ」
「いまを生きよ。いまを生き切れ」
禅師の語った、その言葉がよみがえってきたとき、気づきました。
そうだ！自分は与えられた「かけがえの無い時間」を、過去を悔いること、未来を憂えることに使い、いまを生きてはいなかった！
ーー引用終わりーー
引用元
未来も、過去も、今この瞬間の連続の中にある作品なんだよな🤔