人は『過程』に惹きつけられる



ロケチキ通信47(これはスタッフ向けに書いたLINEをコピペしたものです)

これもう本当に人間ってゆう動物の習性だと思うんですよ。客観的に知っといて損は無いと思います。知ったところで、結局はあなたは『過程』に惹きつけられます。

どう言う意味かというと。

例えば
『俺は挑戦し続けて、失敗し続けてきた、でも俺はやっぱり夢を諦められない。だから全てを捨てて、また挑戦します!』ってゆう挑戦者のA君。

次に
『昔のはすごく頑張ったよ、ほんとに金ない時期もあった、今ではお金もたくさんあるし、人脈もたくさんあるし、知識もたくさんあるよ、優雅に生活してますよ』って感じの全てを得た、Bさん。

どっち応援したいですか??
ほぼ例外なくA君ですよね。

ロケチキはキッチンカーの同業者から見た場合、Bさんよりに見えていると思います。キッチンカー業界で3年ほどでここまで知名度を上げたキッチンカー事業者はいないですからね。

しかしですね、僕らは六会を潰して、下北沢も潰してるわけです、そんときに借金もしてて、もう無くなった店舗の借金がまだまだたくさーん残ってます。全然余裕はありません。

インスタではイケてると思われてても、全然資金繰りはピカピカな企業とは程遠いです。

インスタを見てると『リア充アピール展覧会』みたいになってますよね。なぜかと言うと、写真ってもの自体がそもそも『美しいものを写す』が前提にあるからなんじゃないかな?って思います。

ここにめちゃ『差』がありますよね。

今みんながやってるインスタなどは『良い面だけを皆に見せる場所』であって。私今イケてるよってゆう『状態』を擬似的に作り込んでいることでもあります。

これの酷い点は『実際の状態を写してる』わけではなく、『盛りに盛られた世界を作り込んで、それをあたかも"状態"かのように見せている』ってところです。

でも人が人を応援したくなるポイントは『今現在はダメだけど、夢があるから頑張るので、イケでない部分も、イケてる部分も全部さらけ出すので、どうか応援してください』ってところに人は共感して、応援したくなるんです。

つまりファンを作るってのは『全部さらけ出して、等身大の自分を見てもらい、目標のために努力して成長していく過程を見てもらう』ってゆう行為にファンが集まるってことです。

AKBも、最近のNIJYUを見ててもその戦略に徹してますよね。『過程を見せる』

ロケチキのテイクアウトの時に必ずお渡しするチラシ、冒頭のロケチキの紹介のところは、まさにそれを意識して書きました。

人間が応援したくなる本質って『過程』を応援したいんです。お金持ちのおっさん(状態おじさん)を応援するよりも、金がないけど夢がある青年(過程青年)を応援したい。クラウドファンディングはその人間の習性を利用した仕組みですね!ディスってるわけではなく、クラファンはめちゃ最高な仕組みだと思ってます。

ちなみにこの『過程と状態』という考え方は、『戦争と平和』で考えても同じです。戦争は過程であり、平和とは状態なんです。
皆『状態』を求めて努力しますが、その求めて努力していること自体が『過程』であり『戦争』なんだと思います。

ロケチキはまだまだ過程です、なのに外見だけイケてるから、とりあえずチェックしておこうって考えの人が増えてもあまり意味がありません。ロケチキに重要なのは『ファン』です。ファンを作るには等身大の自分をさらけ出して、失敗したら悔しがって、悲しかったら泣いて、嬉しかったら喜んで、それをさらけ出していく。これに限ります!

この視点を持つと色々変わりますよー!!!

注。
●『人は過程に共感する』って話はキングコング西野さんがずっと言ってることです。
●『戦争は過程であり、平和は状態である』は中井久夫さんと言う方のの『戦争と平和ある観察』という著書の一説だそうです。






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