世界の発酵ムーブメントとTRANSITの発酵特集から
世界の発酵ムーブメントのいま
先日は下北沢の発酵デパートメントさんへ。講談社の旅MOOK『TRANSIT』主催の小倉ヒラクくんの世界の発酵ムーブメントのレポート。
昨今の世界的に🌎広がる発酵のムーブメントは思想や哲学の(持続可能性や、環境問題、またはヒッピー思想から発展したカウンターカルチャーの平和的な発信としての)表明という言葉が印象的であった。
夕方、発酵デパートメントへ尋ねた時にちょうどヒラクくんの麹ワークショップが開催されていた。
KOJIというツール
麹の世界からの印象は、世界の(主に西欧からの)発酵ムーブメントの中で『KOJI』は新しいUMAMIの表現ツールとして注目されている(アジアにはそれぞれの民族に土着のUMAMIツールがある。それらもまた昨今再発掘されている)。
または西欧において、まだ周りの人間が知らない刺激的な冒険すべき未開拓の地として探求されているように思える。麹は文化としても、アートとしても、学問としても、探求すべき最適なテーマの一つだ。なぜなら麹の世界は広い。
麹というテーマは日本人でもまだ誰一人踏破したことのない無限領域。AIやSNSが発展する今、こんなにもリアルで、生命の匂いのする面白い遊びはそうそうない。自分の人生に顧みると、改めて日本の地で、麹文化の片鱗に触れることのできた幸運には感謝しかない。
今号のTRANSIT
今号の『TRANSIT』は世界のパン特集🍞。パンを通して世界の歴史や文化を学ぶことができる。特に中東編は興味深い。後半には世界的な発酵ムーブメントの解説がある。ぜひ手に取って見てね。
補足…雑誌内に広告として大分県の麦焼酎『iichiko』の広告と記事があったが、媒体のテーマと調和しようというそこらへんのバランスが良すぎて学びが深い。
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