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続・言わないで言うということ【出口光】

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皆さん、こんにちは。

前回の「言わないで言う」の続きです(^^)!


あなたは、言葉で想いを伝える

もどかしさや躊躇を感じることはありませんか。

「言わないで言う」ことができれば

素晴らしいですね。

これは日本文化の極意で

世阿弥の風姿花伝に書かれた

「秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず」

「秘すれば花」と通じる言葉ですね。

全てを見せない。全てを言わない。

それは、相手の想像力を刺激します。

そこには広大な宇宙が広がっています。

その宇宙は、相手の力量にも大きく

かかっているのです。

自分の想いを

言葉で伝えることには限界があります。

自分の中に大きな「やまと心」を

感じれば感じるほど

言葉で表現することの難しさを感じます。

だから言葉を超えた工夫をします。

たとえば、おめでたい席に

カニが出ることがあります。

殻が赤で、肉が白 紅白で

おめでたいという想いを言葉に出さずに

表現しているのです。

またカニにはハラワタがありません。

「腹に何も持っていませんよ」とも

伝えているのかもしれません。

相手からの想いを見つけて

さり気なく話すことができれば

相手は感動しますね。

茶事(茶道の席)でも

床には掛け軸が掛けられ、道具の取り合わせで

今日のおもてなしの趣旨が示唆されます。

日本の田舎の家に行くと必ずとよいほど

床の間があります。

そこにはその家の主人(あるじ)の想いが
表現されています。

これは

それを理解できる客でなければ

伝わらないことになります。

したがって、もてなされる側も

主人の想いをくみ取る力量が必要となります。

「聞かないで聴く」「見ないで観る」。

これが先に述べた「客ぶり」です。

取引先の社長室に通されると

そこには書や絵、調度類などが置かれています。

そこから、社長の趣味や想い

また志までも知ることができるのです。

一方、あなたが主人で

そのことを知らずに、あるいは

おろそかにしていると力量のある人は

それを簡単に見抜いてしまいます。

つまり、「亭主ぶり」も大切なのです。

あなたは私、私はあなた、お互いの想いを

さり気なく表現できる関係ができたら素敵ですね。

有限な世界で、無限の素晴らしさを

創ることができるのもあなたしだい。

あなたもやまと心を

「言わないで謂う」「聞かないで聴く」

「見ないで観る」力を鍛えていきませんか。


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