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[お礼]フォロワーさん900人に到達、プロ
皆様
いつもお世話になっております
この度
フォロワーさんが900人に到達しました!!
誠にありがとうございます
ケタケタケタケタ
ついに4ケタが見えてきました
すご
自分の書いたものを人に読んでもらえる
ということだけでも楽しいのですが
その上たくさんの方々に
スキやコメントを頂き
おもしろいと言ってもらえることが少し増えました
ありがとうございます
またそれによって
色んな人と交流できるということを
とても嬉しく思って御座居ます
僕は人の役に立つものはあまり書けませんが
ふざけたものはいくらでも書けますので
今後ともよろしくお願いいたします
笑
以下、「プロ」
そう、僕はプロ
身体の構造や心の動き
人間の動作や生活
などの専門家として仕事をしている
そしてお給料を頂き
食料を買い、食べて
寝ては起き
また仕事をしている
そしてお給料を頂き
食料
前回の記事では
全米が
違った
フォロワーさんの内数名が涙する様な
ええ話を披露し
失敗などないという内容等について
個人的見解を珍しく真面目に書いた
暇やったので
そんなプロである僕が
これまでに犯した失敗についてお話ししたい
え?
失敗あるんかい
と感じたことと思う
そう、これぞ失敗
人に迷惑と心配をおかけし
自分も恥をかく
救いようのない
動かざること山の如き失敗
数年前
ある研修会の司会を頼まれることがあった
対面の研修で
大きな会場に運営スタッフの方々、
参加者60名程が集合する形式で開催された
当日朝
大役を仰せつかっている
誰の目にもプロである僕は
きっちりと寝坊
慌てふためき
スタッフの一人に急いで電話
オーソドックスな謝罪の後
「設定したはずのアラームが鳴らなかったスマホのせいで」
とセオリー通りの言い訳をした
なぜか昨晩
アラームを設定した記憶はない
スマホのせいで
起きたのは本来の起床予定時刻の約1時間20分後
研修会開始まで約40分
慌てすぎて記憶が曖昧ではあるが
スマホに何度か頼んだ様に思う
OK、Google
研修会を無かった事にして
元々会場までは電車で行く予定だったが
頑張ればより早く着くバイクに変更
すっ飛ばせば20分ほどで到着できる
しかし
それを差し引いても
寝起きパジャマの僕は20分後には
整ったスーツ姿で出発しなければいけない
プロは考えた
無理や
OK、Google
どこでもドアを出して
5万払うので
あかん
しかし
開始時刻に会場にいないのは破滅的
大勢に甚大な迷惑をかける
整い切らず僕がかっこ悪いのは仕方ないとして
その場には絶対にいなければいけない
司会寝坊時緊急対策マニュアル
に沿って行動
SKYの項目を遵守し
ハミガキを実施
失礼
SKYとは
司会が
臭いと
やばい
ハミガキ洗顔のみ済ませ
普段着慣れないスーツを急いで着用
適当にヘアワックスを手に取りポケットに入れ
バイクに飛び乗る
寝癖がひどいがヘルメットで矯正
バイクを快調に飛ばす
なんとか
開始7分程前に会場に到着
続々と会場入りしている参加者
ギリギリ開始時刻には間に合った
しかし朝の準備を手伝えなかった
血走った目をして
髪の毛はボサボサ
ネクタイは曲がり
シャツの襟もおかしい
口だけはミントの香り
そんな有様ではあるが
まずはスタッフの皆さんに全力で謝らないといけない
ご迷惑とご心配をおかけしてしまった
集まっているスタッフのもとへ60km/hで駆け寄り
全力で声をかける
「漏れそう」
「トイレどこですか」
そう、プロは漏れそうやった
謝っている暇などない
笑われながらトイレに駆け込む
70km/hで
よかった間に合った
開始時刻より
お小水が間に合った事に安堵
そして引き続き
急ぎ最低限の身なりを整える
ヘアワックスでとりあえず
寝癖を抑えることを試みる
前髪は跳ね上がり
左右と頭頂部にツノのような寝ぐせ
しかしあろうことか
自宅を出る際
急ぎ適当に手に取ったことが災いし
最近使っているやつではない
ツヤの出るタイプのワックス(グリース。ジェルに近い)
を持ってきてしまっていた
いつもの髪型にしようにも
寝癖がはねるので不可能
ドライヤーなど当然ない
とにかく寝癖を押さえつける
しかし慌て、
寝癖にとらわれるあまり
付けすぎるグリース
非常に厳しい状況の中
髪をこねくり回した
しかしうまくいかない
僕は覚悟を決めた
本意ではない
本意ではないが
完成したのは
ツヤツヤのオールバック
鏡に映る
初めて見るフォルムの自分
めちゃくちゃ恥ずかしいが
恥ずかしがっている暇はない
シャツの襟を直し
ネクタイを締め直す
その時トイレにいながらにして
会場からは事務連絡のアナウンスが聞こえ始めた
そこで男性スタッフが一人
慌てた様子で僕を呼びにきてくれた
ス「いけますか!?もう始まります!」
僕「ほんまにすんません!今行きます!」
返事をしたのは
そこにいるはずのない
ツヤツヤオールバック
緊迫した状況にも関わらず
吹き出す男性スタッフ
そしてとにかくそのスタッフと共に走り
会場を目指す
道中
窓に反射するツヤが眩しい
颯爽と会場入りしマイクを受け取る
ボサボサで入ってくると思いきや
突如現れたオールバックを見て笑う
スタッフの皆さん
それもそのはず
竹内力も驚く
LEDに匹敵するほどの輝き
そして僕は少し離れたところにいる
スタッフの皆さんに向け念じた
「本当に申し訳ありません。
しかし笑うな分かってる、オールバックやろ」
「なんとか間に合わせた。司会はきっちりやります」
しかし
近くにいた別の女性スタッフが
僕に何か伝えようと
小走りで近づいてくるのが目に入る
内心思った
「分かってるってオールバックやろ。仕方ないねんこれは」
女性スタッフは耳元で
少し恥ずかしそうに囁く
「チャックが開いてます」
クッソそっちか
ズボンはノーマークやった
助けて頂いた
チャック開きツヤツヤオールバックが
司会として大衆の面前に出るところやった
速やかにチャックを閉め
司会ポジションに移動
その後はなんとか
滞りなく研修会を進行することができた
司会として
良かった
しかし
その光景はさながら
ミュージックステーション
しかしあれ以来
寝坊してないし
チャックの閉め忘れもない
髪型もタモリにはなっていない
こうやって人間は成長するんやなあ
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