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SharePoint Embedded コンテナ・ユーザーの管理

こんにちは。なかいです🐸
この冬眠期間(冬休み)は奇跡的に家族全員大きな体調不良もなく過ごせて、もうそれだけで満足です。
あっという間に明日から働き始めの方も多いかと思います。

今回は今更ですが、2024年11月中旬~12月にかけて更新のあった、Microsoft SharePoint Embedded の管理機能の強化に関して(Microsoft Loop の管理を行う場合に関連する画面のため)確認してみました。
(メッセージ ID:MC939926、ロードマップ ID:468886)
更新されていない部分がありそうですが、下記Learnも参考にしています。

この機能にアクセスするには、管理者に Microsoft 365 管理センターで SharePoint Embedded 管理者ロールを割り当て、SharePoint 管理センターにログインする必要があります。

SharePoint 管理センター の Containers>Active containers で確認できます。


追加された管理機能

新たに追加された機能は下記の通りです。コンテナ管理ユーザー管理の2つに関してアップデートがされています。

コンテナ管理機能

コンテナの仕分け、フィルタリング、コンテナへの秘密度ラベルの設定

以前よりも少しコンテナーの確認がしやすくなる感じですね。
管理者側でのラベル付けが可能


ユーザー管理機能

コンテナ内のロールへのユーザー追加、既存ロールの再割り当て・削除

ユーザー管理機能で割り当てできる4つのロール

コンテナ内のロールには下記の4種類があります。

  • 所有者(Owners):コンテナとコンテナの内容を完全に制御できる

  • マネージャー(Managers):コンテナの内容を追加・更新・削除できるほか、コンテナーのアクセス許可も保持できるが、コンテナーを削除することはできない

  • ライター(Writers):コンテナ内のコンテンツを追加・更新・削除できる

  • 閲覧者(Readers):コンテナ内のコンテンツのみを表示できる

新しいアクセス許可を追加できるのは、所有者またはマネージャーであるコンテナー メンバーのみ


ちなみに、ユーザーがLoopアプリから下記のようにワークスペースの共有を行った場合、追加されたユーザーはコンテナでは「マネージャー(Managers)」として登録されるようです。(=後から追加されたユーザーはワークスペースの削除はできない)

Loopアプリから、ワークスペースごと共有してみる。
SharePoint管理センターの画面の「Managers」に追加された。

※Loopではワークスペース単位での共有以外にワークスペース内のページを部分的に共有できますが、その場合、追加されたユーザーの情報は管理画面上では表示されませんでした。


また、管理画面から「Writers」「Readers」へ追加されたユーザーはそれぞれの権限がLoopアプリに関しても反映されるようですが、該当のワークスペースはLoopアプリのトップページには反映されず、リンク共有する必要がありそうです👇

SharePoint 管理センターで「Readers」に設定したユーザー🐍
該当のワークスペースは「Readers」や「Writers」の人の
「ワークスペース(Workspaces)」タブに表示されない。

「Readers」や「Writers」は該当のリンクに直接アクセスすることは可能であり、
「Readers」の場合、読み取り専用(Read-Only)になっている。
※アクセスしたページに関してはLoopアプリトップページの
「最近のコンポーネントとページ(Recent components and pages)」タブに表示される。


ひと通り触ってみてのひとりごと

ワークスペース単位での各ロールの割り当ての機能が、Loopワークスペースの所有者側にもほしいと感じました。(フィードバックには複数要望が挙がっているものの、ロードマップなどには今のところ情報が無さそうです。とはいえ個別のページはOneDrive同様に編集権の有無は選択できるようになっているようなので今後変更が入るといいな。Loopの機能追加は、ワークスペース内のページでの機能展開→ワークスペース全体に対する機能展開の流れとなることがちょいちょいある印象。)
あと、もし上記が可能になった場合、この「コンテナ」に対するロール と Loopアプリで付与できるロールが今後どのように整備されていくのか気になります。

今月は他にもまた色々とLoopに関する変更が多そうなので楽しみです^^


おしまい🐸

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