自分が発する「言葉」が自分の「心」を作る
noteをご覧のみなさま、はじめまして。インテリアコーディネーターの中居綾です。
独立して9月で2年目を迎えました。会社員とコーディネーターの二束のわらじを経てから独立し、「三歩進んで二歩下がり」ながら、ちいさくちいさく、フィールドを広げています。
独立しよう!と思い立ったのは忘れもしない、2020年の8月でした。子どもは2歳、フルスイングできない時短の働き方にかなりモヤモヤしていた時、先に独立していた友人と自由が丘のカフェでばったり会い(まさに転職サイトをぼんやり見ていた時に彼女が横切ったという漫画のような再会w)そこで彼女から、フリーランスという選択肢があることを教えてもらったのです。
な る ほ ど。
彼女はこうも言いました。「何か1回でもいいから個人でお客様を見つけて、1件でも実績を出してからフリーになった方がいい」と。
な る ほ ど。
首がもげるほど納得し、そこから本を読んだりブログを書いたり粛々と準備を始め、初めての顧客となる方に出会ったのが2021年の7月、少しずつ自信がついて2022年は6件の仕事を得ることができました。2023年の1月には会社に退職を申し入れ、2023年の9月に独立します。
おっかなびっくり状態で歩み始めたのですが、準備していく中で一番大事にしていたのは、「言葉選び」でした。
ブログなどで読み手を意識して発信をする際はもちろんのこと、自分自身にに対してもどのような言葉を使うか。
「どうせできっこないよ」
「本当にできると思ってる?」
最初は無意識のうちにそんな言葉をかけていたんです。もしうまくいかなくても「わかってた」という、予防線になるような言葉。
そんな中で、子どもは毎日のように保育園に行き渋っていました。私はこのような言葉をかけます。
「大丈夫だよ」
「こわくないよ」
「ぜったい出来るもん」
「お母さんは信じているよ」
連日こんな声かけをしている中で、ふと私は、私自身にはこんな風に言葉をかけているか?と疑問に思ったのです。子どものことは信じられても、自分のことは信じられない、そんな矛盾。
やさしい言葉、ねぎらいの言葉、背中を押す言葉は自分自身にこそ意識的にかけていこうと決め、それを1週間、1か月、1年と重ねるうちに、結果的に何とか独立までこぎつけたという感じです。
言葉の積み重ねが人生を動かすもの。どの方向へ舵を切るのか、これからもその時々で、自分への言葉を重ねながら進むのだろうと思います。
そしてこのnoteは、頭の中の言葉を出すことをメインとし、それがどなたかの励みや気づきになることがあればとてもうれしいです。
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簡単な自己紹介をさせてください。
インテリアコーディネーターと言ってもその職能は多岐にわたりますが、私はというと、
◎インテリアコーディネート
(家具・窓かけ・内装・小物・アート・植物・収納など総合的にプランニング。既存住戸、お引っ越し、新築など、タイミングはいつでも)
◎リノベーションコンサルティング
(キッチン・お風呂・トイレ等の設備を含む、間取り変えのコンサルティング。横浜~都内は施工まで○)
を行っています。その中でも特に好きなことは、かつてはマスコミ志望、出版社でキャリアをスタートした経緯もあり、クライアントの本音、本質を知りたいという気持ちが強いことから、クライアントと壁打ちしながら進めてでいく過程が大好きです。
私の中で「デザイナー」は独自の世界観でクライアントを引っ張っていくものだと思っているのですが、私はあくまで「コーディネーター」、デザインで引っ張るというよりは、クライアントの中にある正解を探し当てるという感覚で仕事をしています。
インテリアコーディネートは一つのきっかけです。クライアントのコアになる部分を探し当てて、少し先の未来へ連れていくこと。ここが一番大事なことで、私はそこに心底やりがいを感じています。
【ビジョン】
空間に豊かな視点を増やすことで、自身を肯定する気持ちをはぐくみ、軽やかに進む女性を増やすこと
【アクション】
クライアントの中に望む「豊かな視点」を見出し、提案し、具体的な創造に貢献する
ビジョン・アクションの大事さは、個人で事業をするようになって身に沁みてわかります。私はこれを毎日目にし、声に出して読んでいます。大事なことこそ毎日のように反復しないと、モチベーションという形のないものは、知らぬうちにどんどん衰退していってしまうから。
自分が発する「言葉」が、自分の「心」を作る。ビジョンや願いを言葉にし続けることが大事だと思っています。
もし「家を素敵に変えたい」「自分の想いが形になった我が家を見てみたい」そんな想いを持っている方は、新しい2025年の手帳に「自分好みに空間に変える、○○までに」と書き記すことをお勧めします。
言葉は結果的に自分を動かす「原動力」になるのです。
お読みいただきありがとうございました。
中居 綾
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