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社労士adoさんとの対談を振り返って:語りきれなかった内容も

昨日はXのスペースでの対談、ご視聴いただきありがとうございました。
聞き逃したー!という方は、約20分のアーカイブがありますのでお聴きいただけますと幸いです。

独立後、何度かインタビューを受けて自分のキャリアや活動をお話しする機会に恵まれてきましたが、こういう機会は本当に貴重です。
自分を振り返り、これからを考える機会になりますね。
独立してるからこうやってライトを当てていただけますが、雇用されている人だって自分の経験を語る機会があると良いんじゃないかなと思います。
あ、だからキャリアカウンセリングは役立つのか!

さて、この20分のスペースでしたが、大事なところはしっかりお話させていただいたと思います。
でも、実は話したかったことの6割くらいしか言えてない!
お喋り好きすぎて、やはり20分では足りませんでした笑

そこで、話したこと、話してないことを含めて、どんな話がしたかったのか長文で書かせてください!

●中井の自己紹介
大阪市からこんばんは!
三度の飯より話す事が好き、株式会社EAPサポート喜び 中井裕規と申します。
本日はどうぞよろしくお願いいたします!

●試験の合格年と開業年はいつか?
心理学系大学院中退の後、専門学校に1年行きまして、2013年の試験で合格しました
開業は、2021年より個人事業をはじめ、2023年に法人化しています

●なぜその士業なのか?
大学院までコミュニティとメンタルヘルスという2つのキーワードをテーマに勉強していました。これが活かせる仕事がしたいと思い、私にとって最適だと考えたのが精神保健福祉士を取得して、この産業保健や産業メンタルヘルスという分野で働くことでした。

●なぜ開業なのか?
双子育児をはじめ、睡眠時間の短さや未熟児だったため医療のフォローを沢山受けるために何度も病院に行く必要があるなど生活と仕事の両立に難しさを感じました。そこで、まずは会社員を辞めるということを先に決めました。しかし、生活費を稼がないといけないので、時間に融通の効く働き方として個人事業を開始し、今は法人になりました。
今でも開業の形をとっているのは、自分の働き方だけでなく、まだまだ日本では未熟な従業員支援サービス、これをEAPと言いますが、たくさんの人に届けていくためです。
今の日本のEAP業界は専門職がおらず、形式上のストレスチェックしか提供していなかったり、単発のカウンセリングだけを業務委託で提供したりするような、私の考え方ではEAPと十分に言えないEAP的な会社も日本では珍しくありません。
また、資金や資源の少ない中小企業が選べるEAPサービスがまだまだ少ないです。
弊社は、良質かつ中小企業に手の届きやすいEAPサービスを提供する代表的な存在になっていきたいです。

●企業理念(今後の展望など)は?
弊社のEAPサポート喜びという名前には、『誰もが皆、喜びあふれる人生になりますように』という想いが詰まっています。
もう少し具体的には、『メンタルヘルス休職者をゼロにするだけじゃない、企業の生産性と従業員のウェルビーイングの向上を目指します。』というメッセージを発信しています。
今月末くらいにホームページをリニューアルオープンしますので、そこでもうちょっと分かりやすく発信していきます。

今後の展望については、
EAPをサービスに落とし込むと色々なアプローチがありますが、私は情報がめちゃくちゃ大事やと思っています。なぜなら、情報は知識になり、経験によって知見となります。
しかし、メンタルヘルスやそれに大きく関わるコミュニケーションなどはわざわざ学ぶ機会があまりなく、経験のみで「これでいいか」と思って過ごしている人がほとんどです。
我が国ではストレスやメンタルヘルス不調、ハラスメント、休職や退職の問題などが沢山ありすぎます。
その中には、情報さえあれば大きな問題にならなくて済んだケースもかなりあるんじゃないでしょうか。
だからまずは情報が大事。
弊社はメンタルヘルスやコミュニケーションの専門家として良い情報を沢山届けていきたいと思っています。

●誰に何を売るのか?
EAPサービスといえば一言で済みますが、メンタルヘルスの問題はじめ、従業員の生産性やパフォーマンスの維持向上に課題を感じている企業に対して、メンタルヘルスやコミュニケーションの研修、相談窓口サービスなどを提供しています。
その中でも1番力を入れているものは企業研修です。
私は精神保健福祉士や公認心理師という国家資格のある立場ですからエビデンスのある内容でありながらも、一方的に正しいことを伝えるのではなく、受講者様とコミュニケーションをしながら進めていくスタイルで、より実感を伴って理解いただくことと楽しみながら学んでいただくことを大切にしています。
グループワークをできるだけ取り入れて、仲間と話し合うことで経験を共有することや「現場では習ったようにいかないよね」とお互いの苦労を労ってもらうことである種の一体感を作ってもらうのもありだと思ってます。研修を研修で終わらずに、その後の職場のチーム作りや一体感の醸成にも役立ちたいと思っています。

●フリーテーマ: 産業メンタルヘルスと士業との連携
このスペースを聞いてくださっている方の中には社労士さんや弁護士さん、税理士さんや行政書士さんなどもいらっしゃるでしょうか。
士業の先生方はその専門性の違いから、同じ企業を支援するにも連携や紹介をされることは少なくないと思います。
我々産業メンタルヘルスの専門家は私のような精神保健福祉士のほかに、産業医や保健師などもおり、どちらかというと医療に近い立場です。企業に関わっているため、労働法などにも明るい人は結構います。とはいえ、法律の専門家には叶いませんし、立場や役割ということも踏まえると、法律家との連携が必要なシーンはいくつもあります。
ですから、これから開業しようとされている方、すでに開業しておられる方と是非ご一緒に企業のサポートをしていきたいです。
また、同じように産業メンタルヘルスや産業保健、もしかしたら企業領域のキャリコンとして活動されている方もいるかもしれません。社労士とキャリコンのWホルダーなんかも結構聞きますよね。
そういった方とも是非連携していきたいです。企業の中には遠方に支社や営業所のあることも多いです。だから、弊社一つで完結することは困難で、全国の専門家とのネットワークがとても役立ちます。
更に、個人の方を主な対象にしている士業の方。私の周りにも行政書士さんや個人向けの税理士さんなどもいます。我々は企業を対象にしていても、社員の方々から様々な相談を受けます。EAPや法人向けサービスで完結できないことも沢山あります。是非皆さまのお力も貸してください。
開業しているからこそ、自分の信念に従って、協力できるネットワークを自分の裁量で増やしていけると思います。開業している者同士、手を取り合っていきませんか?


●筆者について
株式会社EAPサポート喜び
代表取締役 中井裕規(なかいゆうき)
国際EAPコンサルタント、精神保健福祉士、公認心理師、社会福祉士
東京大学大学院医学系研究科 職場のメンタルヘルス専門家養成プログラム修了
大学、大学院にて心理学を専攻。EAP会社勤務を経て、独立起業。職場のメンタルヘルス対策、コミュニケーションを専門として企業研修、法人コンサルティング、職場カウンセリングを行なう。複数のEAP会社のスタートアップや新規事業の構築にも参画。双子の男の子を育児し、多胎家庭支援やパパママに対する講演活動にも積極的に取り組む。

●筆者関連サイト
・webサイト
https://nakai-mhsw.amebaownd.com/

・Twitter
https://twitter.com/nakai_mhsw?s=21&t=lCidzkN2AUVwDaKeHVUwnw

・研修、講演会、ストレスチェックやカウンセリングなどのご依頼やお問合せ
https://forms.gle/frzYPTSouhRB8PR96

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