どうして那珂川市なの?
那珂川市でハゼ栽培をするため活動している
那珂川市ハゼヤマプロジェクトの増井です。
今回はなぜ那珂川市でこの活動をしているかをお話ししたいと思います。
まず那珂川市は人口五万人!
つい最近那珂川「町」から那珂川「市」にランクアップした
イケイケドンドンな地域です。
場所は福岡と佐賀県の県境に位置しており、
福岡を代表する河川「那珂川」が名前の由来です。
福岡市内とも近く、ベッドタウンとして発達する一方
南側には山々が広がっています。
そしてこの場所こそ、福岡を救った偉人「高橋善蔵」さんの
生まれ故郷なのです!!!!!!
高橋善蔵さんを知らないという方がもしかしたらいるかもしれないので
ここで説明しておきますと
高橋善三さんは山田村(現那珂川市山田)の庄屋でした。福岡の飢饉に苦しむ農民を救う手立てはないかと櫨の木に目を付けます。当時櫨栽培が盛んであった薩摩、肥後で門外不出の栽培法をこっそり学び福岡へ持ち帰りました。村は享保17年の飢饉を櫨の利益でのりきり、実からとれる木蝋は名産となりました。その後福岡全域のその技術は広まり、多くの人が飢えから救われたといいます。
このような歴史があるにもかかわらず、
実をとるために植えられている櫨は那珂川市内には一本もありません。
この偉人の歴史と、櫨という植物の伝統を絶やさないように
この活動が実を結べないいなと思っています。
※ちなみにトップ画像は那珂川市の最高峰「九千部山」からの日の出です。