ある市長の退場に思うこと
「優しい社会」づくりを目指した市長が暴言により退場するという。
全く、人は一面だけでは測れない。多面体の生き物だとつくづく思う。
「激情型」の人物のようでその性格を利用された、なんて話もあるが真相は知る由もない。
何やら「11年積り積もった怒りが爆発した」とか言ってるみたいですが。
「自分は正しい」という自信が相当あるんだろうな。
「自信」は良いんですがね。「暴言」はアカン。
先日、ボクシングのエキシビジョンマッチで花束贈呈の際に選手に渡さずに投げ捨てた人がいましたな。
「失礼に失礼で返しただけ」などと開き直った後、謝罪してたらしいけど。
わかってんのかな。
「失礼に失礼で返した」ら、自分もその「失礼な人」と同じレベルの人間に成り下がるということを。
どんなクソ野郎でも「暴言」を投げつけてしまえば、自分もそのクソ野郎と同じになってしまう。それがわからない。
強い言葉にはより強い言葉で、汚い言葉にはより汚い言葉で返す。
それを面白がったり、痛快さを感じている人の多いことよ。
いつから、こんな世の中になったんですかね。
政治については、ひとつ心当たりがありますけど。