【入院準備】持って行く物はコレ!!~便利なチェックリスト付き~

先日、人生で初めての入院を経験しました。
5泊6日の入院でしたが、全身麻酔での手術も受けました。

今回はその時の経験をもとに記事を書くことで、皆さんの入院準備のお手伝いをさせていただけたらと思っています。

入院なんて今の自分には関係ないよ───そう思った貴方、ちょっとお待ちを!

入院グッズは防災グッズと同じで、平時のうちに準備しておくことが大事。
入院って、わりと急に決まることが多いんです。

それに、いざ入院ということになると、それだけで不安になったり慌てたりするもの。
そんな精神状態で準備をすると・・・皆さん大体の想像がつきますよね。

ちなみに、病院からもらえる入院案内にも持参品リストがありますが、そこには必要最小限のものしか書いていません。

この記事では、私が実際に経験したことをなるべくたくさんコメントに織り込むように心がけました。

また、最後の方にチェックリストも用意していますので、とにかく急いでいるという人はそれだけでもご覧ください。


Step 1:絶対に忘れてはいけないもの


○ 限度額適用認定証

あらかじめ入院費用が高額になることが予想される場合は、事前に限度額適用認定証の交付を申請しておくことで、窓口での支払いを法定限度額内に抑えることができます。

これがないと、あとから払い戻せるとしても一時的な負担が高額になる可能性があります。

ご自身の健康保険証の種類によって申請先が異なりますので、詳細はご自身でご確認ください。

ちなみに私は「協会けんぽ」ですが、入院前に病院窓口で代理申請してもらえました。
申請をお願いして一週間以内に認定証が郵送されてきました。

くれぐれも入院当日に忘れないようにしましょう。

○ 健康保険証

これは言わずもがなですが、忘れると医療費が全額負担になってしまいます。

○ 診察カード

病院によっても差はあるでしょうが、これも忘れてしまうと余計な手間がかかってしまうでしょう。

○ 服用中の薬、お薬手帳

とくに現在服用中の薬がある場合は、飲み合わせなどの問題もありますのでお忘れなく。

○現金・クレジットカード

入院の際に最初に払う入院預かり金、退院時の支払いだけでなく、院内のコンビニ・売店での飲み物の購入などに必要です。

大病院であれば医療費の支払いにはクレジットカードが使えますし、院内のコンビニでは電子マネーも使えます(要確認)。

テレビカード(テレビ視聴だけでなく冷蔵庫の利用にも必要な場合がある)の購入、コインランドリーの利用には現金(千円札、五百円玉)が必要で

○ 印鑑

私のところは手書きサインでよかったので使いませんでしたが、入院中にさまざまな書類に署名や捺印を求められるケースがあります。
認印やシャチハタで十分です。

○ 筆記用具

黒のボールペン、ノートがあると便利です。
主治医から看護師さんからの指示や注意事項などのメモ、自分の体調の記録などに使います。


Step 2:必需品-① 衣類・タオル


○ パジャマ

とにかく締め付けのないものを選びます。
ゆとりのあるサイズにすることもポイントです。
着替えも楽だし、点滴管などが引っ張られにくいので。

上は前開きボタンをほとんどの病院が推奨しているはずです。
検温や救急処置のやりやすさを考えてのことでしょう。

下は、ゴム紐などでウエストサイズが調整できるタイプだと安心です。

肌ざわりなどに違和感を感じない、普段から着慣れているものだが理想です。

○ 下着・インナー

これもできるだけ締め付けのないものがオススメです。
最低でも数日分、Max1週間分くらい用意できれば尚可です。

術後すぐは自力でコインランドリーに行けないかもしれませんし、家族が着替えの交換に来られなかったりする場合は多めに準備を。

○ 羽織るもの

暑がりの人は必要ないかもしれませんが、空調の風が苦手な人は夏でもあった方が安心です。

○ フェイスタオル、バスタオル

一度に干せるのが1、2枚、という環境なので、薄手の乾きやすいものが良いです。
バスタオルは背もたれ付き椅子に広げて干しました。

入浴後はフェイスタオルでしっかり髪と体を拭いた後に、吹き出す汗や乾ききらない髪の毛をバスタオルで拭くようにして、バスタオルがびしょ濡れにならないように気をつけました。

フェイスタオルは下着と同じくに数日~1週間分。
バスタオルはフェイスタオルより少なめで大丈夫です。


Step 3:必需品-② 衛生用品


○ 歯磨き用品

・歯ブラシ、歯磨き粉、プラスチックのコップ
・歯間ブラシ

 (特に手術する場合は必需品です。
  肺炎などの合併症対策として、
  普段よりも口腔内を清潔に保つ必要があります)
・入れ歯洗浄剤、義歯入れ

○ 髭剃り(男性)

全身麻酔の手術の場合、髭が伸びていると人工呼吸器を固定するテープが剝がれやすくなります。
特に手術当日の髭剃りは必須です。

○ 生理用品(女性)

すみません、私は男性なので、よくわかりません。

○ 洗顔ソープ、ボディソープ、シャンプー類

旅行用の携帯タイプで良いでしょう。

○ ティッシュペーパー

術後に痰が出やすくなったりすることがあります。
短期間でもそれなりに消費するのでボックスタイプがオススメです。

ただし、手荷物を減らすために院内コンビニで調達できるならその方が良いです(要確認)。


Step 4:必需品-③ 日用品・小物


○ 箸

使い捨てが良いです。できれば割り箸よりも、最初から割れているタイプがオススメです。
点滴や、手術の部位によっては割り箸を割ることがつらい場合があります。

○ プラスチックスプーン

お粥や、ハヤシライスなどが出た時にこれがないと、お箸で苦労しながら食べるハメになります。

○ フォーク

これは私は使いませんでしたが、食事のメニューや手術の部位によっては使う可能性があります。

○ 湯呑、またはマグカップ

食事の時にあったかいお茶を入れてもらえます。
また、ペットボトルの飲み物を小分けで飲むのに使ったりもします。

○ ビニール袋(小)

入退院時に小物類や汚れものをバッグ等にしまう時に使います。
4、5枚あると安心です。

○ ビニール袋(持ち手つき)

洗濯物を入れたり、入浴の際の着替え入れに使います。
また、ICU(集中治療室)に持ち込むものを入れる時にも使えます。

(手術直後は一般病棟でなく一時的にICUに入ることがあり、持ち込み品が最低限の日用品に制限されます)

やはり4、5枚あるとよいでしょう。

○ イヤホン

病室のテレビを視る時に、イヤホンが必要です。
テレビ用ですのでワイヤレスは使えません。

テレビからベッドまで距離がありますので、最低でも2m以上。3mもあれば安心です。

私は1.5mのものを用意したのですが届かなくて、消音(ミュート)で大相撲中継を眺めていました。

トーク番組やニュースは視るのを諦めました。


Step 5:あったら便利なグッズいろいろ


○ ウェットタオル

手術後は許可が出るまで入浴できません。
ウェットタオルで拭くだけでも不快感は軽減できます。

○ ウェットタオル型のシャンプー

手術翌日までは入浴できなかったので、私はこれで助かりました。
頭皮が痒くなりやすい体質なので。

ただし、独特な香りが着いているので、人工的な匂いに敏感な人はご注意ください。

○ 耳かき、綿棒

入院が長引いた場合は持ってきてよかったと思うものの一つです。

○ 爪切り

これも一週間以上の入院なら持っていく方がよいでしょう。

小さなことの積み重ねが、それなりのストレスになります。
普段でもそうですが、入院生活ではなおさらです。

○ ヘアブラシ、櫛

私は普段から手櫛派なので使いませんが、普段これらを使っている人は是非お持ちください。

○ クリアファイル

私は病院からもらう書類などを整理しておくのに使いました。

○ S字フック

テレビ台の横についていたタオル掛けにこれを付けて、持ち手つきビニール袋をかけました。

ちょっとした小物や病院でもらう書類など、テーブルに広げておきたくないものを片付けるのに便利です。

○ 耳栓

同室患者のイビキ、物音で眠れないことがあります。
私はこれがなかったのでかなり苦労しました。

○ 時計

スマホでも良いのですが、置時計があると目を動かすだけで時間がわかるので楽です。

ただし、アナログタイプだと秒針の音が気になるのでデジタルがオススメ。夜でも見える蛍光またはライト付きが便利です。

○ 懐中電灯

これはスマホで十分でした。
消灯後にちょっと物を探したい時や、夜中に熱を測りたい時などに使います。

ガラケーの方は、ペンライト程度でもあると良いですよ。

Step 6:入院生活を充実させるグッズ


○ 本、雑誌

日頃忙しくて読書ができない方はこの機会にぜひ。
読もうと思いながら読めないでいた一冊を持っていくのはいかがでしょう。

○ ポータブル音楽プレーヤー、ラジオ

音楽は気分を和らげてくれます。

どうしても意識が痛みに集中しがちになるので、手術後の痛みが心配な人には特にオススメしたいです。

○ 携帯ゲーム機

気晴らし、退屈しのぎに。

○ ノートPC

私が持って行って一番よかったのはノートPCです。
入院中、マインド・マップをたくさん書きました。

基本はオフラインで、必要な時だけスマホのテザリング機能を使うようにしました。

○ ポケットWi-Fi、またはスマホでのテザリング

私は入院前にテザリングのサービス申し込みをし、自宅でノートPCでの接続テストをしておきました。
契約している料金プランによっては従量課金なのでご注意を。

また、病院によっては利用場所の制限などがあるかもしれませんので、事前に確認しておきましょう。

ちなみに、私の場合は病室内でもスマホの利用制限はありませんでした。(通話はもちろんNGですが)


✓ チェックリスト


ここまで挙げた内容を、チェックリストとしてまとめましたのでぜひご活用ください。

Step 1:絶対に忘れてはいけないもの
□ 限度額適用認定証
□  健康保険証  □  診察カード
□ 服用中の薬、お薬手帳
□ 現金・クレジットカード
□ 印鑑  □ 筆記用具

Step 2:必需品-① 衣類・タオル
□ パジャマ  □ 下着・インナー
□ 羽織るもの
□ フェイスタオル、バスタオル

Step 3:必需品-② 衛生用品
□ 歯ブラシ  □ 歯磨き粉  □ プラスチックのコップ
□ 歯間ブラシ  □ 入れ歯洗浄剤、義歯入れ
□ 髭剃り(男性) □ 生理用品(女性)
□ 洗顔ソープ  □ ボディソープ  □ シャンプー類
□ ティッシュペーパー(箱)

Step 4:必需品-③ 日用品・小物
□ 箸  □ プラスチックスプーン
□ フォーク  □ 湯呑、またはマグカップ
□ ビニール袋(小)  □ ビニール袋(持ち手つき)
□ イヤホン

Step 5:あったら便利なグッズいろいろ
□ ウェットタオル  □ ウェットタオル型のシャンプー
□ 耳かき、綿棒  □ 爪切り
□ ヘアブラシ、櫛  □ クリアファイル
□ S字フック  □ 耳栓  □ 時計
□ 懐中電灯

Step 6:入院生活を充実させるグッズ
□ 本、雑誌
□ ポータブル音楽プレーヤー、ラジオ
□ 携帯ゲーム機  □ ノートPC
□ ポケットWi-Fi、またはスマホでのテザリング

おわりに

最後に、気をつけたいポイントを2つ。

① 現地調達できるものは現地で

特に、嵩張るものと、重いもの。

私は大変な思いをして、ボックスティッシュと大量のペットボトル飲料を手荷物で持ち込みましたが、どちらも院内のコンビニで売っていました(涙)

② 調達に時間のかかるものから早めに着手を。

普段、前開きのパジャマなど着ない私は、快適なパジャマ探しに少し苦労しました。

パジャマのままコンビニに行くこともあるので、見た目にこだわったこともあるし、やはり肌触りやボタンの縫製なども気になってしまって。。

でも、そのおかげで快適な入院ライフを送れました。

というわけで、この記事が少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

入院が決まっておられる方、どうか一日も早いご快癒を、心からお祈り申し上げます。

最後までお読みいただきまして、どうもありがとうございました。


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