
Photo by
satomigoro
旦那さんの優しさ②
前回の続き
理容師さんの素晴らしいバリカン裁きにより、あっという間に、長めの丸坊主姿が完成した。
トップは、パイナップルみたいに四方八方に髪がチョンチョン向いていて、なんともかわいい。
が、自分の髪だと思うととても複雑。
パパは、なぜか携帯を握りしめて、私の散髪風景を撮っている。
パパの方が興奮気味、そんなことはお構いなしに、私の散髪はドンドンと進んで行き、バリカンのアタッチメントを交換して、より短いので、私の耳周り、襟足へと刈っていく。
私は、ドキドキしながら、バリカンの動きをみていた。バリカンが通るたびに、私の髪は容赦なく刈られて行き、そこには薄らと地肌が見えている。まだ刈るの?まだ、短くするの?と自問自答の中、バリカンは襟足へと動いて行った。
ここから先は
419字
¥ 100

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?