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旦那さんの優しさ③

旦那さんが興奮気味になりながらも、私の頭の上を段々とバリカンが進んでいく。

バッサリすぎて頭が軽すぎて、私の思考は止まってしまった。
青々とした刈り上げ、パイナップルみたいなトップ、あーこれが本当に私なの?と思いながらもカットは終わり、顔剃りへ
まずは耳周りから襟足をジョリジョリ剃られた。
下を向かされ、剃られている姿に羞恥心が燻られた。今朝まで遊びに行く予定だったのになぁと
と思いながらも、そんな事を心の中で考えていた。
顔剃りは、曇った心を忘れるぐらい気持ちがいい時間だった。こんなにも気持ちがいいんだと思って、うとうととしていた。
最後に、ドライアーが数秒当てられておわった。

あっという間に髪が乾く。これはこれでいいなぁと思って、最後私の散髪は終わった。
刈布が外され、鏡で後ろ姿を見た時には殺到した。
ほんの数ミリに刈り上げられた襟足になっていたからだ。短い!とぽそっ言うと、理容師さんが、この青々とした刈り上げも数日で落ち着きますからねッと優しく言われた。

あまりにも頭が軽くなり、ふらふらの状態でたちあがり、車に乗った。
子供達もお昼寝から起きていて、ママ?
えっママ?とびっくりしていた。



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