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vol.175 第二回セミナー「十勝川治水100年記念講演会」 ~ 中川郁子のメルマガ/中川ゆうこの“ゆうこう(有効・友好)便” ~

こんにちは、中川郁子(ゆうこ)です。

9月に入り、空には秋の雲が見えるようになりましたが、まだまだ暑い日が続く予想です。体調管理には十分に注意し、身体を使う仕事や運動などの合間には、水分と塩分を忘れずに補給しましょう。

9月2日(土)、食料基地北海道と水を考える会(中川郁子代表)の第二回セミナー「十勝川治水100年記念講演会」を開催させて頂きました。

元国土交通省河川局長で、主にダムや河川事業を担当され、「日本史の謎は『地形』で解ける」などの著書を持つ、作家で歴史学者の竹村公太郎(たけむら こうたろう)先生をお招きして講演いただきました。

竹村先生は、中川昭一が「水の安全保障戦略機構」を設立したときにお世話になった方で、現在は、「特定非営利活動法人 日本水フォーラム」の代表を勤めておられます。

講演では、江戸時代に領土に封じ込められた大名が水害対策で流域開発を進め、国土を形成した過程を説明した上で、「十勝川流域は地形は穏やかだが、たくさんの支流があるため、あらゆる角度から流れがある危険な地形でもある」とし、温暖化が進む中での再生事業として、「糠平ダム」(上士幌町)の嵩上げの必要性を強調されました。

小野信次音更町長、帯広畜産大学長澤秀行学長、北海道河川財団砂川敏文理事、J A帯広かわにし有塚利宣組合長にも登壇していただき、十勝川治水100年に寄せて思いを語って頂きました。

私からも、十勝川水系河川整備計画や糠平ダムの有効活用、十勝の小学校で使われている副読本に絡めた防災対策の重要性について説明させていただきました。

また、竹村先生とともに、札内川ダム、糠平ダムを視察させていただき、改良工事やダムの嵩上げをすることにより、治水・発電能力を高める必要性を再認識させていただきました。

現在、調査が進められている事業及び今後必要となる事業について、今後も引き続き、財務省に要求して参りたいと思います。

2023年 9月 4日
中川 郁子(ゆうこ)

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