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vol.44 「ワクチン接種はじまりました!」、「村田辰徳さん(北海道農協青年部協議会会長)にインタビュー 」 ~ 中川郁子のメルマガ/中川ゆうこの“ゆうこう(有効・友好)便” ~

新型コロナウィルス感染症のワクチン接種がはじまりました!

こんにちは、中川郁子(ゆうこ)です。

新型コロナウィルス感染症のワクチン接種が2月17日(水)、国内で始まりました。
当面は安全性を調べるための先行接種として行われ、全国の100病院の医療従事者4万人が対象となります。

国内接種の第一号となった東京医療センターの新木一弘センター長は、記者会見で「痛みがなくてホッとしている」と述べていましたが、気になるところは、やはり副反応です。

今回接種した米国製薬会社の場合、臨床試験での副反応は、注射部位の痛みが約84%、頭痛が約55%、発熱が約15%にみられたと発表されています。

厚生労働省によれば、先行接種する4万人のうち2万人を対象に、最初の接種から7週間健康状態を記録し、同省の研究生が収集、そして結果を毎週公表する方針とのことです。
流行収束に向けて期待が高まるワクチンの効果と安全性について、注目して参りましょう。

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ところで、ワクチン接種の報道(特に海外の接種映像)を見ていて、かなり長い針をほぼ垂直に刺している映像が、気になりませんか?

わたしは正直言って「あんなに刺して大丈夫なの?」と思っていましたが、今回のワクチン接種は「筋肉注射」と呼ばれる方法で行われ、欧米では一般的に行われている方法だそうです。

新型コロナワクチンの接種は、臨床試験でも筋肉注射で実施されていて、国内で一般的に行われている皮下注射にすると「有効性」と「安全性」が変わる恐れがあるそうですので、注射の際は痛くて見たくない気持ちを抑え、注視しましょう。

専門家によれば、接種後、しばらく経ってから重い痛みを感じることもあるそうですが「長くは続かないので心配しないで!」とのことです。

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一般接種については、十勝の市町村でも準備が進められていますが、地域の実情に応じた接種方法が行われることになります。

村田辰徳さん(北海道農協青年部協議会会長)にインタビュー

【PICK UP】
「中川ゆうこがインタビュー」今回は「北海道農協青年部協議会」(JA道青協)会長の村田辰徳さんに、最近の活動についてお尋ねしました。​​​​​

-中川
お忙しいなか、時間をとって戴きありがとうございます。村田さんは、現在JA道青協(北海道農協青年部協議会)の会長をしておられるのですが、組織について説明して戴いても良いですか?

-村田さん
私たちの組織は北海道で農業に従事している概ね20歳~45歳の青年メンバーで構成され、主に男性・女性後継者、各農協によっては農協職員、農場従業員も加盟しています。約6200名程の盟友がいます。

-中川
約6200名!すごいですね。盟友?固く誓い合った友人、同士、という意味ですね。「絆」で結ばれている感じが伝わってきますね。

-村田さん
はい、構成員どうしで「盟友」と呼ぶ歴史があり、全国組織「全青協」(JA全国青年協議会)には、6万人の盟友がいます。同じ時代を生き、農業をよりどころにして豊かな社会を築くため、課題を共有し、夢を語りあえる盟友との交流は、なにものにも換えがたい財産だと思っています。

-中川
素晴らしいですね。
最近の活動について、お話しいただけますか?
新型コロナウィルス感染症で、活動内容は変化しましたか?

-村田さん
ひとが集まることが出来なくなり、リモート会議が活動の中心です。つい先日の2月16日に第67回全国青年協議会大会をWebで行いました。

-中川
あ、私もYouTubeで見ました。
第61回の大会は、農林水産省を代表して出席させて戴きましたが、その時から比べると様変わりしましたね。発表大会の他に青年部が制作した動画も放送されていました。どの青年部の作品も素晴らしかったですが、JA陸別町青年部の作品は民放のテレビCMでも流れていますよね?

-村田さん
はい、HBC「アグリ王国Next」のCMで1月23日から2月13日まで流れていました。
農産物の植え付けや収穫の動画は、いずれも実際の農作業中にスマホなどで撮影したものですが、とても人気があります。
消費者の皆さんに農業への理解を深めて戴ければ、と考えています。

-中川
なるほど…
若い世代への良いメッセージですね。

-村田さん
昨年度まで「食農教育」として、教職員の方々に農家でホームステイを体験して頂いて、教育のプロである先生から生徒に教えてもらいたいと取り組んでいました。しかし、コロナの影響により、ホームステイが難しく、今年度は過去にホームステイに来て戴いた先生のいらっしゃる小中学校の卒業式にお花を送ることにしました。人と人との繋がりを大切にしたいとの思いからです。
「花農家」の支援にもなります。

-中川
素晴らしいですね!

-村田さん
ほかに広報活動の一環としてJA道青協Facebookがありますが、最近はインスタグラムもはじめました。ぜひフォローしてください。
    
鈴木直道知事からのお薦めで、ハッシュタグに#HOKKIDO LOVE!もつけてより皆さんに見ていただく努力をしています。​​​​

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-中川
同世代の鈴木直道北海道知事が、JA道青協の応援団なのですね!良いお話です。
ところで、村田さんから政治に対して、こうして欲しいとか、ご意見とか、ありますか。

-村田さん
コロナ禍で、リモート会議が増えて、移動時間などが短縮できるなど悪いことばかりではないですが、北海道では光ファイバーの人口カバー率が97%ですが、不感地帯の3%が主に農業地帯です。徐々に改善されていますが、通信環境がさらに整うと良いと思います。

-中川
その通りですね。
今日はいろいろお話し戴きありがとうございました。とても勉強になりました。

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