vol169 号外「糠平ダムかさ上げ」に向けて大きく前進!! ~ 中川郁子のメルマガ/中川ゆうこの“ゆうこう(有効・友好)便” ~
こんにちは、中川郁子(ゆうこ)です。
記録的な猛暑が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
東京・中川ゆうこ事務所でも最も熱い一日となる「十勝圏活性化推進期成会」の東京要請活動が今日行われました。
朝9時に全国町村会館に要請メンバー全員が集合し結団式が行われました。
本年のメンバーは米沢帯広市長を団長とする31名。町村長、町村議会議長のうち理事をされているみなさまと商工会議所会頭の川田章博さんです。
1班から4班に分かれ、財務省、厚生労働省、環境省、総務省、文部科学省、農林水産省、経産省、内閣府、JAXAを回ります。
アポイントメントは全て中川事務所で行います。
今年は大臣、副大臣、大臣政務官(国会議員)だけでなく事務次官や官房長、担当の局長など役所の幹部も面会のお約束をしていただいたことが頑張ったところです。
どの項目もとても重要ですが、今年の重点要望は、「治水対策」です。
各地で今年も線状降水帯による大雨で大きな被害が出ていますが、十勝も2016年に連続して4つの台風が接近し大きな被害を受けて激甚災害に指定されました。
これからの気候変動に対応するべく、十勝管内の治水対策として令和5年(本年)から30年間 十勝川の河川改修を行なうことになりました。
総額で4340億円が必要となると試算されています。
河道掘削(川の底を削ること)だけでなく、
新規事業として、札内川ダム堰堤改良事業も【新規】で入っていますが、もう一つ音更川上流にある糠平ダム(上士幌町)を嵩上げする「糠平ダム再生事業」を実施することが流域全体の治水になると考えています。
今月は音更町小野信次町長とも国交省・財務省に陳情に行くなど、動いていました。
午前中の要請が済んでホッと一息しているところで、さっそく朗報が!
午後2時ジャスト。
ちょうど今、「新規事業採択時評価の手続きに入ります!!」
との報告が国土交通省からありました。
「糠平ダム再生事業」が新規事業着手に向けて大きく一歩前進しました。
6メートルほどの嵩上げで、浸水面積と浸水世帯数が減少し2016年の洪水に対して被害の防止される、または軽減します。
総事業費は、880億円ぐらいと予想されますが、貯水容量が増加すれば、「増電」を検討することもできます。
昭和32年に完成した「糠平ダム」は、Jパワーさんが守り抜いて電力の安定供給に大きな役割を果たしていますが、これから発電×治水という新しいスタートをきることになります。
要求にのったからと言ってまだまだ安心できませんが、十勝川流域全体の命と暮らし、産業を守るために頑張ります。
その他の要請内容については、来週月曜日にお知らせします。
2023年 7月 26日
中川 郁子(ゆうこ)