経営者と雇用される側は利害一致しない
ちょっと前に流れてたニュース
テレビニュースで整備士がクローズアップされるのも新鮮だったもんで思わず見てしまった。
単純な賃上げとなると
経営側からすると
その原子、どこから捻出するの？
と中間管理職な僕でさえも少なからず思うのです。
会社に残さなければいけない利益もあるわけで
毎年銀行からの融資を元手に経営を成り立たせている中小企業も多い事だろう。
そんななかでさらに給与を一人一人に補填していくと100人いればそれだけでも膨大な販管費となるわけです。仮に無条件で5万上げたら500万な訳です。
更に保険料とか会社負担分とかもあるわけで単純に人を増やす、給料を上げることはそれだけの利益が見込めなければ簡単には上げられない。
でもさ。
雇用されてる側は、そんなの会計なしに
『これだけ貢献してるんだからもっと
給料上げてほしい！』
まぁそうですよね！
お金をもらう為に会社という組織に飛び込んでるのですから。
その反面会社はお金を稼ぐ為に（売上上げる為に）もっと人員や人材が必要だ〜と求人するわけですが、そんな会社の考えを知った上で会社員をしている人はどれ程の率いるんだろうかと
昨今数年間常思うわけです。
きっとこの経営者と雇用される側は利害一致しない
会社員として働く上で仕事に対してどのように向き合っているかなんて本当に人それぞれで価値観も違う。家族の為、自分のため。色々あるでしょう。
誰とか言いませんが稀に自分の経験と野望の為にとも書いておきます。
僕はいわゆる中間管理職
見事な中間もいいとこで
ある意味メリットとしては上も下も通通なことかな？
整備士をとして働き始めて16年
目指してからはもう18年。
有り難くもチャレンジしたいこと（必ずしもやりたい事ではない）があるたびに挑戦させてもらえる。
その度に経験という血肉と変わっていく感覚
自己投資もたくさんしてきた。
専門学校の学費とか自前の工具たち。
その他これはいい経験になったな〜と思う事に費やしてきた費用を合算していくと軽く1000万は使って来てると思う。
その対価はいつになったら帰ってくるの？
なんて思う時もあるけど基本見返りは求めてない。
自分の為にした自己投資たがら。
もしかしたら目に見えてないだけで沢山の恩恵は受けているのかもしれないけど。
まぁそんな整備士として必ず通るであろう工具という自己投資。世の中の殆どの整備士が自腹じゃないでしょうか？
SNAPONっていう有名工具メーカーも
過去購入履歴を見ると250万超えてるし。
そんな自己投資と利害関係の話し
12月に社長と話す機会がありまして。
やはり人材不足に悩まされてるのは自社も同様
また募集がきても人選に苦労してる。
詳しくは書かないけど
簡単にいうと『荒らし』的な人が入ってきたりするからだ。
そんな社長が言ってたのは
整備士の業界内での立ち位置をもっと上げてあげたい。だからまずウチの会社からやると。
その為にどうするのかも既にプロセスとしてイメージは出来上がってる。
業界的には（ディーラーとかも含め）
大体営業マンが多くもらえる事の多い自動車業界。
そんな中でも整備士は給料ももちろん自社では1番たくさんの給料がもらえる職業にしていく。
ここを確立していかないと会社の将来像は描けない
それ程重要視してくれてることが
本当にありがたい。
それならさ
しゃちょうの舵取りに沿って俺は一生懸命オールを漕いでいこうじゃないかと思うのです。
それって結果的に自分だけじゃなく他の整備士も潤う事になるんじゃないかと。
と言う事で
『経営者と雇用される側の利害は完全には一致しない』
と、書いた方が正しいかな？
今でも全国の平均年収550万ぐらいと
中間数値の間ぐらいにはお給料貰えてるけど
今まで社長が右と言って上手く行かなかったこと
そんなにないんです。
ほとんど確実に当ててきてる
そして有言実行。
だったらそんな船
乗ってみたくなるやない？
ただ。
もっと船の上に乗ってくる人が多くなればなと感じますが、俺らが引っ張り上げていかなきゃだもんね。
無理には引っ張り上げないけど。
やる気のある奴ほど超エコ贔屓します。
やる気根本気持ちのない奴を一生懸命時間使って登ってくる気もさらさらない人に時間つかっても俺の損益でしかない。
仕事を楽しめる。将来が描けるような
そんな会社になってくといいな。
そういえば賃上げ問題‥
・全国的にレバレートの統一化
・高度技術投入された車検整備料金の定義化
・ディスカウント価格競争の禁止
これだけは最低しないと経営は成り立たない。
補助金入れるならユーザなのか事業者なりに補助金制度とかがない限り難しい。
ちなみに個人的には
1時間な最低でも2万円分の仕事はしようと思って仕事してます。
それぐらいやんないと割に合わないのよ‥