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2022年12月16日 クボタスピアーズ船橋・東京ベイ記者会見

本日行われたオンライン記者会見にオレンジリポーターとして参加させていただきました。

記者会見の内容をできるだけ詳しく報告させていただきます。()は参加者の質問となります。

(写真提供:クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)

フラン・ルディケHC


こんにちは、メディアのおかげで日本のすべての試合をより多くの海外の方が視聴してくれていますし、海外からリーグワンに選手が来てくれています。非常に楽しみです。メディアの皆さんに感謝しています。

日本で指導して7年目になりますが日本のラグビーは成長してきました。日本選手も成長していますし代表チームも競争力がついています。それが日本のラグビーの成長につながっています。

スピアーズに関してはシーズン開幕に向けて非常に楽しみです。22週間コンディショニング、プレースタイル、スキルセットを高め良い準備ができました。サンゴリアス戦のキックオフに向けて楽しみです。 

(すべては語れないと思いますがサンゴリアス戦で何が勝つために重要なポイントですか、また試合に向けて何にフォーカスしてやってきましたか)

日曜日のゲームにフォーカスするなら、「クボタがやりたいラグビー」です。フォワードだけに頼るのではなくオールラウンドにフォーカスして、アンストラクチャーでいいプレーをしたいです。プレシーズンでスキルセットが成長しましたが、基本的なところがいつも大事でしっかりとできたらいい試合になり勝てると思います。

(登録メンバーはベストかと思います。手ごたえと今シーズンの目標を改めて聞かせてください)

各国の代表プレーヤーだった選手は自国チームでの義務を果たして、良いプレーをしてハングリーな状態で戻りました。休息後10日前に練習に合流して準備をしてきました。週末を楽しみにしています。

今年は優勝したいと思っています。良いシーズンにするためには1試合だけではなく毎週毎週が重要ですし、20~24週のシーズンになります。良いトレーニング、パフォーマンスを行い、初戦で良いスタートをして次の週にもフォーカスしていきたいと思っています。そのために準備をしっかりしてきました。

(日本代表選手について試合制限のプロテクトの意向がありますがローテーションはどうするのか)

代表選手は重要だと思っていますので同意してプロテクトはしたいと思っています。プレシーズンでは若手が出たエキサイティングなゲームがありました。良い選手がいたらローテーションを考えています。戦略としては選手、パフォーマンス、フィジカル、メンタル、リカバリーが必要かなどを見ていくことになります。

(リーグワンはプレシーズンの長さが特徴ですがどのように活用できるのか、難しさはあるのか、成果はあったか)

日本は独特ですね。24週間ですがポジティブに考えてスマートにプランニングをしています。練習は3ブロックに分けました。最初のブロックはボールを使わず選手、フィジカルの強さ、コンディショニング、リカバリーを見て、身体を作り上げより強くより速くさせる。10週間のブロックではボールを使い戦術とスキルセットを見ます。その10週間の中で練習試合が始まりますが、コンディションを考えた上ですべての選手を40分間使い我々のプレーシステムとクボタウェイをつかんでもらいました。コンビネーションなど含め良い練習試合ができたと思います。練習試合では良い結果をもありましたが課題もありました。プレシーズンは学ぶ場でもあり弱点は改善を行う必要はありましたが我々が望むような結果になっていると思います。全部の試合に勝ちたかったのですが負けた試合は教訓とし、プレースタイルなど競争を経て選手を選ぶことができました。

(日本代表でヨーロッパで試合時間のあった選手となかった選手がいますがそれについてどう考えていますか)

マキシ選手、根塚選手など出場機会がなかった選手ですが、ジェイミ・ジョセフヘッドコーチとチームには感謝しています。去年よりも良い選手になっています。エキサイティングな部分はあります。

(初戦のサンゴリアス戦はなかなか勝てなかった相手ですが今回はどのように臨むのか)

今週から新しい歴史を作るためにできる一つのことは成功する必要があるということです。過去2年はセットピースの問題、ブレイクダウンの確保、マッチアップ、キッキングゲームなど十分にプレーできませんでした。今シーズン(試合の)機会があることを楽しみにしています。昨年の試合は残り10分まで試合の行方は決まっていませんでした。試合の最終局面のディシジョンメーキング、フィニッシュは強くあること、うまくプレーすること、タスクを続けることで今週末はうまくいくと期待しています。

立川 理道キャプテン

開幕戦についてですがあまり特別感はないと思っています。重要な試合には変わりないのですが、長いリーグの中での一つの試合であり一戦一戦変わらないですし、今までやってきたことをしっかりと出すことが重要になってくると思います。開幕戦だから、サンゴリアス戦だからと意識することなく自分たちにフォーカスしていきたいと思っています。

(HCからスキルセットでフォワードだけではなくアンストラクチャーも使って攻めていきたいとありましたが、プレシーズンマッチの間にどのようにレベルが上がったと思いますか、サンゴリアスもアンストラクチャーは得意だと思いますが今年のスピアーズができることは)

(スピアーズは)大きなフォワードとセットピースが武器だと思うのですが、プレシーズンを通してボールをしっかりと縦にも横にも動かすことを意識してきて取り組んできたので、それがパスなのかキックなのか、モールかもしれないですし、幅の広いラグビーに今季取り組んできてプレシーズンもすごく良いスタッツも出ていますのでそういったところを出していきたいと思っています。

(対戦相手のサンゴリアスはよく知っていると思いますが)

相手のプレシーズンマッチも見ましたが、日本代表の選手も帰ってきてメンバーも変わると思います。もちろん一人ひとりの選手の個性は分かりますが、どのような戦い方になるかというよりも相手のことを気にせず自分たちのことにフォーカスしたいです。

(日本代表の活躍がレベルアップに貢献しており、海外からの選手も来てレベルも上がっていますが、他にレベルアップに貢献していると思われることは)

世界で戦ってきた選手が色々なチームに来て、そういう選手たちに触れ合うことで日本人のレベルもそうですし、リーグワンのレベルも上がってくることが結果的に日本ラグビーの成長につながっていると思います。

(サンゴリアス戦でのアンストラクチャーの手ごたえは)

正直やってみないとわかりませんね(笑)。リーグワンで日本一を取ろうと思うならどの部分でも勝てるという自信をもって試合に向かっていくべきだと思っています、

(今シーズン全体について、試合ごとに選手を入れ替えていく可能性があると思いますがプレーの一貫性を保つためにキャプテンとして考えていることは)

そこは自分自身たちがコントロールできない部分ではあると思いますが、代表選手が出なくても十分戦えると思っていますし、その時に出る選手の個性が出てプラスに働くと思います。それはプレシーズンでも分かったことですし、昨シーズンもコロナの影響やケガ人が出た中でも他の選手がプレーをして良いパフォーマンスをしていることで証明されているのであまり心配はしていません。

チーム全体が成長できているという感覚はつかめましたし、若い選手が自信をもってプレーしているのを見てキャプテンとしてもすごく心強かったです。向かっている方向は間違っていないと確認できました。

(昨年のサンゴリアス戦は若い選手が活躍して大善戦でしたが、今年は違ったマインドで向かっていけますか)

昨シーズンの結果には左右されないとういうか、開幕戦でもメンバーが変わると予想しているので相手を意識せずにというのはあります。自分たちにフォーカスすることが良いのかなと思っています。

(自分たちへのフォーカスということで木田・根塚両ウイングの選手、キムスリュン選手もいて層が厚いと思いますが彼らの成長と持ち込んでいるもの、感じていることや聞いていることがあれば)

彼らは日々の練習からすごく競争しています。リザーブに入った島田選手も出ればリーグワン初キャップになりますし、キムスリュン選手も近藤選手もいます。(木田選手と根塚選手の)2人は強みをしっかりと出してくれる選手だと思います。ただ良いパフォーマンスをしなければ他の選手もいますので入れ替わりは激しくなるかと思います。ウイングらしい思い切りの良さがあるのでそこに期待していますし、ボールを渡せば何かしてくれんじゃないかという期待感があります。2人とも1対1など人に強いプレーがあるので期待したいと思います。違いは右足か左足かくらいですね。若いですがワークレートもありますし、コミュニケーション能力も高いので内側にいる僕らは良いボールを供給したいですね。


立川 理道キャプテン 今年も「自分のことにフォーカス」


いよいよリーグワン2022-2023が開幕します。

クボタスピアーズ船橋・東京ベイは12月18日(日)の開幕戦で東京サントリーサンゴリアスと激突します。

昨年は僅差での悔しい敗戦。

オレンジアーミーの皆さんも今期の勝利を後押ししましょう。

開幕戦は味の素スタジアムで、スタジアムに来れない方もテレビで選手を応援しましょう。
 


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