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余計なプライド不要論【月刊(本当は週刊だけど)お気楽フリーランス論Vol.25※最終回】あとはもう、言いたいことバンバン言います

私が住む佐賀県唐津市の桜も満開に近くなりましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。いやぁ~、なかなか風景、きれいですよ。

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こうした素晴らしい季節になりました(でもこれがすぐ終わっちゃうんだよな…)が、今回で「月刊お気楽フリーランス論」は終了です。これまでの半年間、本当にありがとうございました。私事ですが、2020年8月31日でセミリタイアをし、10月から当マガジンを開始し、11月1日に唐津に引っ越し、毎週木曜日の早朝に起きてしこしこと書いてきました。

多分、フリーとして40代後半まで生き残る方法についてはほぼ全部書いてきましたが、最後は「これを最後に伝えたい」を書きます。タイトルにある「余計なプライドは不要」は後述しますが、まず言いたいのは、「フリーであることのメリットを理解せよ」です。

フリーのデメリットは【1】収入が安定しない【2】正規雇用者からバカにされることがある【3】親が心配する【4】クレジットカードが作れない(最近は緩くなっていますが私がフリーになった2001年頃は無理でした)【5】近所の人が「あの人、怪しい人かしら……」と思ってる【6】仕事がなくなったら自暴自棄になり鬱病になる【7】悪評が業界内で蔓延する【8】自分以外に頼れる人間がいない。別のフリーの誰かを頼ったらその人にその後の仕事を持っていかれる

など、多分【20】ぐらいまではあるかと思います。だから正直私は「皆さんよくフリーなんてやってますね」と思います。これってかなりキツい生き方なんですよ。だからこそ「配偶者は正社員を選べ」などと私は言ってきました。人生はセーフティネットを多数用意することが重要です。

ただね、やっている理由は、フリーだとそれに余りある「おいしい体験」「いい思い」「達成感」があるからです。私は4年間の博報堂における会社員生活がありますが、その時よりもフリーになってからの方が圧倒的にこの3つを抱いています。

だって、会社員歴は4年なのにフリー歴は20年ですから。どう考えてもフリーの方が良かったんですよ。とはいっても、博報堂の皆さんとは今でも良好な関係にありますし、嶋浩一郎さんを筆頭に、仕事をくださっています。フリー時代の20%ほどは博報堂絡みの仕事だったと思います。そして2019年には電撃的に博報堂との業務委託契約をいただき「風の間」としてライターのヨッピーさんや弊社・吉河らと一緒に統合プラニング局に入りました

そこらへんの事情については博報堂のオウンドメディアで「博報堂浦島太郎」という連載をさせてもらっていたのでお時間ある時にぜひお読みください。

だから会社には感謝しているものの、結局会社員の時って「博報堂という肩書があるからな……。人はここを評価しているんだろうな」や「私のこの頑張りも『博報堂さんが頑張った』という風になるんだろうな」と思った次第です。これって「私」よりも「組織」の手柄になるんだろうな。そして、「私」の働きを社内で認めてもらえれば出世はできる。ベンチャー企業だったらストックオプションももらえる。そして創業メンバーについては最初から株をもらっているので、いい人生を送れる。でも、そんなラッキーなことなんてあんまりありません

フリーの良さはココにあるよ

そうなんです。なぜフリーランスを選ぶ人がいるのかといえば、以下の要素があるのではないでしょうか。

・私が目立ちたい

・私の手柄を組織に横取りされたくない

・もしかしたら私は有名になれるかもしれない

・とにかく通勤とか出世とか降格とか転勤とかウザい

・「組織の論理」とやらで私が右往左往するのはイヤだ

・いちいち誰かが決めたルールに従いたくない(たとえば「スーツを着ろ」とか、出社時刻は8時45分とか)

これもこれ以上多数ありますが、やっぱ最終回を迎えるにあたって「フリーランスっていいな」とつくづく私が思っていることを述べます。とはいっても、47歳でセミリタイアできるぐらい私はうまいことやったから、とも言えますが。その様子については、Business Insider Japanの記事で詳しく書いております。こういった原稿においては謙遜は不要。実際に自分が今どうかをキチンと書くべき。当マガジンでもそこは心がけてきました。

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