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「2人会社」のススメと会社の作り方【月刊(本当は週刊だけど)お気楽フリーランス論Vol.12】「バカ社長」(私)と「有能番頭」(Y嬢)の役割分担と有能税理士の重要性

クソのようだった2020年もまもなく終わりますが、皆さんどんな年の瀬を過ごしていらっしゃいますでしょうか。私は24日、AbemaPRIME(ABEMA)出演のため、東京に出てきました。レギュラー出演者が一人だけリモートだと非常にやりづらいので、クリスマスだし来てみるか、と東京に53日ぶりに来てみました。渋谷駅前に「空中通路」みたいなのができていてギョーテンしました。浦島太郎状態です。

今日も当然締め切りがいくつかあったわけでメールを送らなくてはいけないわけですが、私はガラケーのため、スマホのテザリングができません。そんな中、見つけたのがルノアールですよ! ルノアールといえば、スターバックスでノマド仕事! みたいな雰囲気が嫌いな人が行く喫茶店です。Wi-Fiも完備されているということは知っていたのですが、なんと、「ビジネスブース」があり、閉じた空間でデスクで仕事ができるのです

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飲み物代金を支払うと1時間ここが使え、その後は30分200円で使えます。私は1時間25分ほど使い、アイスティー(650円)+200円で850円支払いました。ルノアールはビールもあるので、今度東京来ることがあったらまた使ってみようかと思います。本当、周囲に誰もいないルノアールって良かったです。

2ヶ月ぶりに同僚と顔を合わせたら……

さて、今回東京来た大きな理由の一つは、やはり弊社唯一の従業員・吉河未布(Y嬢)と「最高経営会議(笑)」をするというものもありました。これまで10年間東京で一緒にやってきただけに、東京と佐賀に離れてしまって何か不都合はないか? といったことを話し合うのに加え、お互いこの2ヶ月間何をやっていたか? 新規業務はどうなったか? 来年はどうなるか? などを約2時間話しました。

会った瞬間、「毎日何らかの連絡は取ってるので、『久しぶり』感は特にないね」と2人してニヤニヤしました。そして、彼女がついに顔出しをしましたので、そのツイートを紹介します。

これを受けて私も吉河に代わりに私のIDに入ってもらい、「代筆ツイート」してもらいました。こうした時、ガラケーは機動性がないですね……。スマホを持っている人に頼まなくてはいけない。

ここで話した内容についてはいずれ書いていくことになっていきます。私も佐賀に移ってセミリタイアしたはずなのですが、そこそこ九州関連の新規業務が舞い込んでくる状況になっております。そんな話も含めて濃密な会議をしたのでした。

吉河が21日に更新した「sidestoryVol.11」では、メンタルヘルスの重要性と2人で会社を運営する際に重要なことなどを詳しく説明しています。私自身、欠陥も多い人間ですが、そこをすべて補ってくれる吉河のお陰で会社はこれまで回ってきました。あとは頑なに「従業員は1人限定!」を貫いて良かったと思っています。

一緒に会社をやる人材の条件

「会社」とはいいつつも、実際は「フリーランス2人」のような状態ですが、元々私は「従業員を雇うなら1人限定」を決めていました。そして、他にも2つの条件を考えていました。

・女性(ただし好みではない)

・同じ程度の頭(知識量・常識・判断力)を持っている

つまり「好み同士ではない異性2人限定で、なんとなくお互い考えていること、知識量などは自分を基準に想像できる」という相手こそ最高、ということです。それに私は会社を大きくしたい野心は一切ないですし、別に上場を目指したいわけでもないし、社会を変えたいわけではない。

あくまでも、「通常よりも高い年収を稼ぎ、ストレスなく働く」ということだけを考えたのですね。それに加えて「イヤになったらすぐにやめられる」ということも考えました。その結果が「好み同士ではない異性2人限定で、なんとなくお互い考えていること、知識量などは自分を基準に想像できる」という形に繋がったのです。

2009年、『ウェブはバカと暇人のもの』(光文社新書)が売れてから、さすがにフリーランス一人でやる量の仕事ではなくなったため、吉河を経理担当として雇ったことは彼女がsidestoryVol.3で書いています。

確か給料30万円で雇ったのですが、私も色々忙しくなると「吉河さん、オレの代わりに編集やってくれ!」などといった状況になり、なし崩し的に吉河は「経理・編集・ライター・PRプランナー」をやるようになりました。当然給料は上げましたが。以後、彼女の働きが良かったのでドカーンと600万円のボーナスを出す、なんて年もありました。

ただし、給料を決めるのは私ではありません。あくまでも吉河と、本稿の後に登場する超有能税理士の2人で給料を決めているのです。それは私の給料も含めてであり、私自身は一切経営にはかかわっておりません。社長のくせにまったく経営をしない! 徹底的にプレイヤーに徹する、というのが弊社・株式会社ケロジャパンのやり方で、これでなんとかやってきたので、企業経営の在り方として、正解の一つだったのでは、と考えております。

なぜ、男女2名(ただし、互いに恋愛感情はない)会社が快適なのか

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