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傍流という生き方・逆バリで勝つ【月刊お気楽フリーランス論Vol.5】強力なライバルがいない場所を見つける

11月1日に唐津へ引っ越しました。現在は「お試し移住」の住宅に住んでいますが、1ヶ月後には自分で家を借りてそこに気が済むまで住む予定です。すでに佐賀県庁の人とは会っており、自分のやりたいことを伝えました。一つは農業なのですが、私の育てたい作物について「いいね。やってみようか」と言ってくれた農家の方ともお会いし、今後同氏と一緒に生産を進めて行くことになると思います。以下の写真は初日に宿泊した旅館「洋々閣」の朝食です。引っ越し準備中、野菜が足りなかったので本当にしみじみと野菜を味わいました。アジの開きも「さすがは九州!」と思わせるものでした。

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さて、当マガジンではこれまで「実際我々(ケロジャパン=中川&Y嬢)がいくら稼いできたか」「いかにして仕事を取ってきたか。どう大口顧客に食い込んできたか」といったことを書いてきました。サイバーエージェントの場合は「使い勝手が良い」「オーダーに対して何でも『できます』と言う」といった姿勢で仕事をしたことが、結果的に2人会社にしては大きな売り上げをもたらしてきたわけです。

ライター界の「庄や」として仕事をガッポガッポGET!

この行為は一体なんだったのかな? と考えると「他の人とは違うことをやる」ということだったのではないでしょうか。通常、奇想天外だったり、経験のない仕事をオファーされた場合「それは難しいですね」などと言ったり、安いギャラを提示されたら「それは私にとっては安過ぎます。○万円以上でなくては私はやりません」と言う。しかし私は「ライター界の『庄や』」を自認しているだけに「はい、喜んで!」と何でもかんでもやっていたところ「あの人は投げた球を打ち返す人」というイメージを獲得でき、仕事がガンガンやってきたのです。

というわけでこれは「逆バリ」「傍流」と言える仕事のやり方であり、このやり方がいかにラクにカネを稼ぐ「仕事をする上での方針」であるかについて紹介していきます。要所要所でのやり口というのが、今考えると完全に逆バリ・傍流になっているのですね。

それは冒頭で紹介した「唐津移住」にも表れています。この件については「安定していたネットニュース編集者としての立場を捨てた」「東京から離れた」「すでに他の地方からも誘いを受けているわけで『住みます芸人』ならぬ『住みますライター』としての生活をスタートした」に加え「セミリタイア界の若手という奇妙なポジションを取った」というまったくもってして逆バリ・傍流でしかありません。しかし、今回のこの決定、もしかしたら数年後には「あの時あの決断をして良かったなァ~」としみじみと思っているかもしれません。まぁ、そこは私の頑張り次第ですが。それでは、いかにして「逆バリ・傍流で勝つか」について具体例を交えて紹介していきますね。

2009年、『ウェブはバカと暇人のもの』が売れた瞬間、「あっ、コレだ!」と閃きました。その真理というものはこれです。

傍流の市場は15%ほどでメインストリームは85%ほど。6倍の差があるが、プレイヤーの数はメインストリームは30倍はいる。なぜなら人はより大きな市場に参入し、カッコ良さそうな仕事がしたい! そしてボク、人から認められたいんだもん! と考えるから自然とレベルの高い人が大勢集まり、競争が激化し、貧乏フリーランスが続々量産される。その点、傍流は競争がラク。

あなたは「一番手企業」向きか? 「二番手企業」向きか?

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