働き方用語アップデート:正規・非正規雇用
「上司と部下」と同じくらい、ずーっと違和感を抱いていた言葉、「正規雇用・非正規雇用」。
雇用期間を定めずに企業と労働契約を結んだ労働者を正社員と呼ぶ、そしてこれが正規雇用。「正社員」「正規」という言葉に「正しい」という文字が入っているのがミソですね。
普通か、普通でないか、くらいの意味で使っているのに、「正しいか・正しくないか」のような価値判断が感じられてしまうのが違和感の元なのかな。
一方で、非正規雇用が 3 割を超える時代に、「普通か・普通でないか」さえもなかなか疑問を感じる時代ですよね。
そもそも「同一価値労働同一賃金」が原則であり、企業のコスト削減のために労働者側が不利益を被るのは、望ましくありません。
有期契約雇用・無期契約雇用、くらいの言葉なのかな、と思ってみたものの、働き方、就労形態などが多様化すればするほど、この正規・非正規、主流・亜流、マジョリティ・マイノリティ的な分け方はどんどんそぐわなくなるだろうとも思います。
呼び方と同様、働く人たちの間でも、「自分は正社員だから非正社員より偉い」であるとか、「自分はパートだから正社員ほど一生懸命働かなくてもいい」であるとか、そういう認識をなくしていかなくてはならないですね。
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