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20日目

今日も1:30に目を覚まし、その後眠れなくなった。

4時頃に娘が目を覚まして「パパ、パパ」と呼ぶので、
娘と一緒に寝たが、6時に起きた。

今日は、仕事で東京に日帰り出張。

スマホを玄関に忘れ、取りに戻ったら電車の出発時間ギリギリだった。

僕は、ほぼ毎月何らかの出張がある。東京や大阪、神戸、広島、三重、名古屋など様々だ。東京が一番多いが、泊まることはない。
必ず日帰りしている。日帰りできてしまう距離感が微妙だ。
終電になったとしても家に帰るように心がけていた。

出張が多いというのは、仕事の関係で仕方がないことだと思うのだが、
妻は嫉妬していたのだろうか?

僕は、妻を愛していたのだろうか?
あまり言葉にしたことは無いかもしれないが、それでも恥ずかしがりながら言ったことは何度もある。

なるべく妻の話に耳を傾けようとしてもいたが、ちゃんと妻の話は聞けていなかったかもしれない。

仕事を優先してきたことは間違いない。

妻も理解してくれているものだとばかり思い込んでいた。
でも、寂しかったんだろう。
その寂しさを紛らわすために不貞に走った。
ただし、不倫は罪だ。法的にも離婚の理由となる。

東京に向かう新幹線で、家族の楽しかった思い出に浸っていた。
もう、あの頃には戻れない。

なぜなら、僕は知ってしまったから。
妻はためにどんどん綺麗になっていったから。

この事実を突きつけた時、妻はどんな事を思うだろう。
そして、どんな事を言うのだろう。

ここ数日、妻が優しい。
家で料理を作って待っていたりする。
先日、突然飛び出していったのがよっぽどこたえたのか。
それとも、これも計算なのか?
妻は今の状況を続けていきたいのだろう。
僕は耐えられそうにないが。

最近、夜は娘と寝ている。
寝かしつけてそのまま寝てしまうのだ。
夜中に眼を覚ますが、妻と一緒のベッドで寝たくないので行かない。

また、娘から離れると「パパ、パパ」と呼び戻される。
娘も何か感じているのだろうか。

親権についてもう一度考える。
妻と別れて別々に暮らすことになったら、もう娘に会えないかもしない。
そうなったら、どうしようか。

世の中には、バラバラで暮らす家族もたくさんある。
僕の家族は大丈夫なんてことはなかった。
僕らも例に漏れず、辛い人生を歩むことになるだろう。

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中江兆史
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