松風焼野田窯の古小代
本日は小代松風焼6代目・野田さん(写真中央)の窯場へお邪魔しました!(^^)!
写真左はご一緒した小代焼一先窯の山口さんです。
江戸末期の窯跡や、野田さんの御先祖様が作られた古小代、野田家に伝わる古文書を拝見しました。
野田家の古小代、特に小物類は薄手で軽く、美しい青小代が印象的でした。
以前、秋月美術館で古高取を拝見したのですが、本日拝見した野田家の古小代とは、かなり近い美意識があると感じています。
ひょっとしたら野田窯産の、無印の古小代はかなりの数が古高取に紛れているかもしれません。
また、野田窯の古小代には『禝々軒製』という印が押されている作品があります。
同行した山口さんが
「もしかしたら『禝々軒』っていう店とのコラボ商品だったのでは?」
とおっしゃり、
そういえば私もつい最近、長﨑次郎喫茶店さまとのコラボカップに『J』の印を押したなぁと、腑に落ちました。
南関町は小代焼発祥の地でして、江戸期の瓶焼窯跡・瀬上窯跡も良い状態で保存されています。
野田さんからは
「あちらこちらに、粘土を掘った跡がある。」
というお話もうかがいました。
私はお隣の荒尾市におりますが、
小代焼の歴史を語る上で、野田さんのいらっしゃる南関町は最重要の地です。
今日はとても勉強になりました!
ありがとうございました。
2024年5月9日(木) 西川智成
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