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2024年東京出張の記録 後編


前回に続き、東京出張での思い出を書いていきます。





永青文庫

 
東京滞在の二日目、妻の個展を見た後は細川家の文化財を多数展示されている永青文庫へ。


最寄りの駅から少し歩くのですがこの日は気温が高く、しかもけっこう急な上り坂…!
軽く息を切らしながら永青文庫へたどり着きました。

しかし、入り口から入った途端、都会とは思えないような自然な清涼感に包まれました。
実際に気温が大きく下がった訳では無いのですが、涼しく穏やかな気持ちで永青文庫までの青々と木々の茂った数10mを歩きました。

永青文庫 入口

永青文庫の中は撮影できませんでしたので外観の写真を載せます。

最寄り駅からの道中は数人程度しかすれ違わず、美術館自体もこじんまりとした印象でしたが、館内には想像以上の来館者がいらっしゃいました。

永青文庫

刀・兜などの武具から嫁入り道具まで、幅広く細川家の文化財を拝見。

当日は細川家の家紋である九曜文をテーマとした展示会が開催されており、この九曜文は織田信長から細川忠興が拝領したものであるなど、新しい知識が増えました。

細川ガラシャ、細川忠利関連の書籍を購入しましたので、じっくり読んで見識を深めていきたいと思っています。

この後は度々訪れている国立博物館へ行くため上野駅へ向かいました。



『昆虫MANIAC』展


上野駅で電車を降り、国立博物館へ向かいます。
観光客や修学旅行生でとても賑わっていました。

しかし、私は国立科学博物館の前で足を止めました。

『昆虫MANIAC』という特別展が開催されているというのです。
実は私は子供の頃から大の生き物好きでして、世界中の虫の標本が見られるということに惹き付けられました。


急遽予定を変更。
「まぁ国立博物館は何度も行ってるしな‥」と心の中で言い訳しつつ国立科学博物館へ入館しました。

記憶に残ったことを箇条書きしますと
・テイオウゼミの大きさ(太さ)が凄い。
・ハッチョウトンボは意表をつかれるほど小さい。
・ホウセキゾウムシ達は皆美しく、コレクションしたくなる。


ホウセキゾウムシ類の標本


特にハッチョウトンボは赤いトンボであるということは知っていたのですが、意外なほどに小さく逆に記憶に残りました。
話が飛ぶようですが、自分も小さくとも記憶に残るような作品を作ろうと思った次第です。



BEAMS JAPAN


三日目の朝からは、お世話になっている新宿BEAMSJAPAN様へ。


新宿 BEAMSJAPAN


5階のfennica(フェニカ)様というレーベルで取り扱っていただいております。

https://www.beams.co.jp/photolog/fennica/904004/


中平窯の残りはビールカップ1個と飯碗2個という状態でして、よく売れていたようでホッとしました(^^)

この日は『アイヌクラフツ』という展示があっていました。
大阪の民族学博物館ではアイヌ工芸を見たことがありますが、リアルタイムで作られて販売されている様子は初めて見ることができました。


『アイヌクラフツ』展


この展示中は漫画『ゴールデンカムイ』のファンの方も多くいらっしゃったとのことでした。



『CLAMP』展


東京滞在の最終日、国立新美術館で開催中の『CLAMP』展へ。
この旅最大の人混み&行列でした(^^;
開館とほぼ同時に到着したのですが、既に頂戴で1時間待ちでした。


国立新美術館


『CLAMP』展より

漫画作品の人を動かす力、感動させる力は本当に大きなものだな~と、人込みの中で原画を拝見している時に心から実感しました。



様々なギャラリーへ行った率直な感想


東京滞在中は複数軒の陶芸ギャラリーへ足を運んだのですが、自身の感動する範囲が狭くなったように思いました。

以前は東京の有名ギャラリーに来たというだけでドキドキしていましたし、素材感(土や釉薬など)のある陶器は全てが新鮮でした。

感動する回数が減ったことはなんだか寂しいですが、これは私の中に美意識のモノサシが具現化してきたのだと思います。

実際の美意識が高まったかどうかは置いといて「目が肥えてきたのだ」と肯定的に考えることにします 笑


『昆虫MANIAC』より 美しいモルフォ蝶


東京から帰った後、今月から再びロクロや土作りを再開します。
作業の様子はまたご紹介しようと思っていますので、どうぞ今後ともよろしくお願いいたします!(^^)!



2024年9月14日(土) 西川智成

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