【DIY】ウインドシンセ・スタンドを「エアロフォンプロ」用に改造してみた
ローランドのウインドシンセサイザー「エアロフォンプロ AE-30」が注文から1ヶ月待って、ようやく手元に届いた。
メタリックでスタイリッシュなルックス、かっこよすぎる!
練習意欲も湧きますよ、こりゃ。
さっそく演奏を楽しんで、いつも使っているウインドシンセ用のスタンドにAE-30を置いた瞬間、重大な問題が発覚した。
はい、これ↓
楽器を支えるU字型の部分にエアロフォンが入らない・・・
スタンドの支柱を目いっぱい伸ばしてこの状態。
あと数センチ長ければ、すっぽりはまるのに・・・惜しい!
AE-10では下の写真のように問題なく使用できていたが、AE-30はAE-10より全長が長いため、支柱の長さが数センチ足りないのだった。
試しにAE-30の向きを横にするとU字型の部分にきちんとハマったが、留めゴムが閉まらない。
これでもいいっちゃいいけど、ちょっと安全面に不安が残る。
AE-30をギタースタンドに置いてみたところ、長さはじゅうぶん足りて代わりに使えそうだったが、空いているギタースタンドは無いし、新しいスタンド買うのもなんだしなあ。
ということで、キクタニのウインドシンセサイザー・スタンド「WSS-100」の改造計画が始動!
スタンドの土台に差し込まれた支柱部分(3センチくらい)を外に出し切れば、長さ的にはちょうど良さそうだ。土台と支柱を繋げる方法を思案する。
スタンドの仕様、家にある器具、自分の素人技術を合わせ考えてみると、支柱と土台のパイプ穴に木製の「芯棒」を入れて繋げるのが最も簡単そうだ。
【WSS-100の改造】
①ホームセンターで購入した直径20ミリの丸棒を、長さ15センチにカット。土台部分のパイプ穴に差し込む5センチの辺りに鉛筆でしるしをつける。
②土台のパイプ穴のサイズ20ミリ以下になるように丸棒の5センチ部分をナイフやサンドペーパーで少しずつ削って、丸棒を線のところまで差し込んでいく。
割とキツめにした方が安定すると思ったので、慎重になんどもパイプ穴に合わせて削っていった。
③次に支柱のパイプを加工する。土台に差し込むパイプの先端がすぼんで口が狭くなっているので、電動ノコギリで先端を切断して口径を18ミリに広げた。これによって丸棒の削る部分が少なくなって手間が減るし、丸棒とパイプ穴の隙間も無くなりガタガタしないだろうと考えた。
④支柱のパイプ穴に差し込む丸棒の10センチ部分を先ほどと同じようにナイフとサンドペーパーで18ミリ以下になるように削っていく。
トリマーっていう電動工具があれば一瞬でできちゃうらしいが、そんなの無いのでコツコツと作業する。
⑤支柱のパイプの裏面には土台のネジを締めて固定するための凹みが列状に並んでいて、それがパイプの内側では突起の列になっている。その突起の列にぶつかってしまう部分をナイフとカンナで平面に削っていく。
普通のカンナでは大きすぎて使いづらかったので、ホームセンターで小さな「ホビーかんな」を購入した。これは使いやすくて良かった。
この加工をやった後で、突起列の幅と高さに合わせた溝を中央に掘る方が簡単だったかもと思った。
⑥1時間半くらいかかって削り終わった芯棒を支柱パイプに差し込んでみる。支柱を安定させるには長さ10センチくらい必要かと思ってやってみたけど、5センチくらいでも大丈夫そうだったな。
⑦支柱のパイプの裏面の一番下の凹み部分に金属用ヤスリやキリで穴を開ける。パイプ穴に差し込んだ丸棒にも同じようにキリで穴を開け、木ネジで支柱と丸棒を固定する。
⑧丸棒を取り付けた支柱を土台部分に差し込んで、土台のネジをしっかり締めて「WSS-100」の改造が無事に成功した。
丸棒が見えないように繋げたので、ぱっと見なにも変わってないなw
⑨改造したスタンドにAE-30を置いてみる。約3.3センチ長くなった支柱に、AE-30がぴったり収まった。
横から見てもこの通り。
留めゴムもしっかり閉めることができました。
ウインドシンセ・スタンドの改造、自分的には大成功!
満足いく出来栄えです。
誰かのご参考になればいいかなあと思い、約半年振りにnoteに投稿しました。
文章系の投稿ってことで言えば11ヶ月振りくらいだったせいか、何日もかかってしまったけど。
それではまた何か書く気になったその時まで、さようなら^^