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なぜ、(国家)試験合格を目的に勉強するものではないのか?
そろそろ、医療系学生が受ける国家試験が始まります。
そこで、「試験に対する向き合い方」について書きたいと思います。
私が国家試験に向けて意識してきたこと、さらに、ある友達から受けた公務員試験の話です。
これは、何かをやるのに、やる気が出ない方にも一つ必要だと思う考えです。
ある相談事
「そろそろ公務員試験なんだけど、やる気が出なくて。どーしたらいいのかな。」
私は、始めての相談内容で少し困惑した。
しかし、私は当時、理学療法学生で目標が決まっていた。
だからこそ思った、純粋な疑問を彼にぶつけてみた。
「お前は、なんでその仕事を選んだの?」
「何のために、その仕事をしたいの?」
「やりがいとかモチベーションは?」
何のための試験か
私が当時思っていた、理学療法士になりたかった理由は、多くの理由があるが、その他の仕事に対して、あまり興味がありませんでした。
だからこそ、その質問が出てきました。
そもそも、試験を受けるなら、それ相応のやる気が出てくるはずだと思います。
なぜなら、目的があるからです。
私の中では、先ほどの質問が“やる気を出す”答えのようなものだと思っています。
何のための試験なのか。
目的を履き違えることで意識が他を向いてしまうのではないかと思います。
試験の合格は最終目標ではない
私が、理学療法士になる上で意識したことがあります。
それは、理学療法士になることが目標ではないということです。
” 理学療法士として、家族や私の周りの人に最高のリハビリを提供すること・医療人として疾患問わずある程度説明できること ” でした。
理学療法の分野でも、様々な分野があり、それぞれ興味のある領域が違うので、私はそれを意識して取り組みました。
これが、もしかしたら違うどこかで使えるかもしれません。
理由はどうあれ、ここで、意識すべきは
理学療法士になることがゴールではなく、理学療法士になってからがスタートである。
ということです。
これは、とても大事なことだと思います。
そもそも、スタート地点にすら立っていないのです。
私が彼に伝えたこと
「その仕事をすることで、お前はどういうことをしたいのか?」
そもそも、スタート地点にすら立っていないのに、そこをゴールにしていいのか。
もう一つ伝えると、いらない知識はない。
“どうせやらなきゃいけない”
なら、この勉強が何に使えるのか “使い道をイメージ” して勉強した方がいいんじゃないのか?と。
最後に
確かに、実際の現場で使わない知識はあります。
しかし、その知識を捨てるか、持っておくのかでは、
全くもって、今後の働き方や生き方が変わると思います。
限られた、時間の中で勉強するのは大変だと思います。
しかし、目標を目的にしてはいけない。
そんなことを思い、国家試験に励みました。