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社会的役割を理解する。(PTの例)
今回は、理学療法士について記載していきたいと思います。
ただ、社会的な役割を理解して働くことは、理学療法士に限らず、いろんな職種でも大切だと思うので、興味がある方はぜひご覧ください。
実習で来る学生さんには、毎回伝える内容で、あまり専門的なことではないですが、
若手の理学療法士の方や学生さんの参考になればと思います。
理学療法士の仕事
理学療法士の仕事として、代表的なのが運動療法や徒手療法など “治療” というのが真っ先に出てくると思います。
しかし、これだけが理学療法士の仕事ではありません。
・家屋状況の確認と調整
・福祉用具の検討
・福祉サービスの検討
・職業訓練
など
簡単にあげましたが、このように、場合によっては治療以外のことに目を向けなければいけないこともあります。
社会生活への復帰を支援するようなこともしなければなりません。
社会的な役割。
しかし、これは「場合によって」と書いたように社会的な役割がどの位置にあるかが大事です。
理学療法士として医療的な提供をする場合
急性期病院、回復期病院、クリニック(診療所)、老人保健施設、デイサービス・デイケア、介護療養型医療施設など、さまざまな施設があります。
これらの施設は、それぞれ、社会的に必要な役割があり存在しています。
だからこそ、その役割の中で働く理学療法士は、それに応じた対応をしていかなくてはなりません。
例えば、クリニックなどは生活の中で痛みという問題を抱えた患者さんが必要としている施設なので、“痛みをとるための治療”が必要になってきます。
しかし、急性期病院や回復期病院などは“生活に復帰するための治療や取り組み”をしなくてはいけません。
・自宅や周辺の環境を確認する。
・介護度を確認する。
・家族との関係性を確認する。
・経済状況を考慮して提案する。
など、
疾患そのものを見ることももちろんですが、上記の内容は必ず見るべき内容になります。
そして、その人自身や家族の意向を考慮してどういった道を提案できるかが大事になってきます。
私が病院での実習で目を向けられていなかったことは、
疾患や疼痛を意識しすぎて、生活を見ることができなかったことでした。
どうやって生活へ復帰させるのか。(病院)
生活習慣なから、どのように影響して痛みが生じているのか。(クリニック)
このように、どの立場においても、理学療法士が、生活に目を向けることは、必ずやるべきことですが、それに対する考え方や捉え方は、社会的な役割によって、少し異なってきます。
最後に
自分の働き方について。
まず、
・職業そのものの役割を理解する。
・働いている社の役割を理解する。
ということを考えて、
社会から何を求められているのか。
そのために優先すべきことは何なのか。
を考えることが、その仕事を最大限に活かすことに大事なんだと思います。
理学療法士においては、そこを意識することで、カルテや情報収集の際に目を向けるポイントが変わり、確認すべき要点がうまくまとまってくると思います。
今日もお立ち寄りありがとうございました! ではまた(^^)/!
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