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絶対に予防すべき病気①~糖尿病∼

医療現場で働いていて、私が思う、
「防げるはずだからこそ、絶対にならないように意識したい」と思う病気について書きたいと思います。

今回は、糖尿病についてです。

これは、遺伝子レベルで体に異常がない限り、“防げる”かつ“絶対になりたくない病気”1位だと思っております。

本当に、防ぐべき病気だと思います。




糖尿病とは

糖尿病とは、簡単にイメージすると。
本来、血液から代謝によって筋や肝臓、いろんな細胞などに蓄えられるはずの糖が、行き場をなくして余分に血液に残ってしまう。

それが、血糖が高くなる

そんなイメージだと思っていただければいいと思います。


これらは、大きく2つに分類されます。
1型糖尿病:臓器の異常によって起こる原因不明の糖尿病
2型糖尿病:日々の生活習慣によって引き起こされる糖尿病

糖尿病の大半は2型糖尿病で生活習慣によって引き起こされる病気です。

つまり、大半は防げる糖尿病なのです。


糖尿病になりたくない理由

なぜ、糖尿病が私の中で1位なのか。

1.糖尿病性の腎不全(透析)
2.手足の切断

これらが、主な理由です。


糖尿病性の腎不全


糖尿病では、主に3つの障害を引き起こしやすいと言われています。

腎臓:血液を綺麗にできなくなる
眼球:目が見えずらくなる
神経:手足の感覚がなくなる

そのなかでも、腎臓が破壊されることは非常に厄介です。

血液は、常に免疫に関わる細胞や、栄養、体の毒素を循環させています。
その中でも、毒素は、体にいらないもとして、尿として体外に排出されます。

しかし、腎臓の破綻によって、その機能が失われ、毒素を排出できなくなります。

そのため、透析が必要な方は、週に2,3日は病院に通わなくてはいけません。

簡単な計算ですが、一年で100~150日は病院に通うことになります。
さらに、食事制限が設けられ、食べ物はかなり制限されます

食事や旅行、遊びの制限になり、自分の人生の楽しみにものすごく悪い影響を及ぼします。


そのような生活は、絶対に避けたいと思います。


手足の切断

糖尿病で進行してしまうと、神経の障害によって感覚がなくなり、痛みに鈍感になるため傷に気づきにくくなります(特に足)。

さらに、傷の治りが極端に遅くなってしまいます

主にこの2つの理由から、

傷の悪化 → 身体の壊死 → 切断

という流れで、最終的に手足の切断に至ることが多々あります。

手足の切断は、生活にかなり支障が出てしまいます。そのため、私は、これもまた避けたい要因の一つとして考えております。



最後に


糖尿病の重症化によって

・透析(年に100~150日病院に通う)
・足の切断

このようなことが起こってしまいます。
さらに言えば、失明の可能性もあります。

現段階で、防ぎようのない病気は確かに存在します。
しかし、防げる病気があるなら、絶対に避けるべきだと思います。

ましてや、生活をかなり制限される恐れのある病気です。


この記事から、生活習慣病は本当にバカにできない、本当に重大な問題だと理解していただければ幸いです。


個人的な意見になりますが、このような医療的な話も含め  "どう生きるか"や"健康"について書いていきたいと思います。

気になった方は是非、シェア、スキ、フォローをよろしくお願いします^_^!


今日もお立ち寄りありがとうございました! ではまた(^^)/!

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