ピピ美ロボの製作秘話を語ろうかな?
はじめに
こんにちは!
ロボット芸人の髙橋ちゃんと申します。
ピン芸人ではありますが、
自分で作ったロボットと一緒に
コンビ芸を披露しています。
この本ではそんなロボットであり相方でもある
ピピ美ロボについて紹介しています。
ピピ美ロボは僕が製作活動してる中で
軸となっているロボットで
初代を作り始めてから10年以上経過しています。
その長い年月を振り返り
ピピ美ロボを深く知って頂ければと思います。
ピピ美ロボの前身タキャクくん誕生の話
2003年から大学のロボット部に所属し
ロボット製作を始めましたが
その時はかわさきロボットという
ロボットコンテスト用の機体を作っていました。
かわさきロボットとは基本的にモーターから
リンク機構を介して脚で動くロボットを操縦し
相手をひっくり返したり
フィールドから押し出したりする事で勝敗を決める
カブトムシ相撲のような競技のロボコンです。
製作を始めた時は作業の右も左もわからなくて
ギリギリ動けてすぐに壊れそうなものが出来ましたが
運がよかったのか入賞する事ができました。
その時にとりあえずでも本番までに完成させる事の
大切さを知りました。
卒業後も社会人として働きながら
その傍らで工作機械や工具などを買い
ロボットを作っていました。
2010年頃でしょうか?
ネット上でロボットを製作する小学生と知り合い
その方の紹介で関東ロボット練習会という
趣味でロボットを作られている
社会人の集まりに参加することになりました。
そこで初めて二足歩行ロボットを目の当たりにし
サーボモーターを使ったロボットに興味が湧きました。
ただ、まだその時には
二足歩行ロボットの敷居が高かったので
簡単に始められるロボットはないかと尋ねたら
カメ型ロボットなら制御も簡単で
値段も比較的安いと教えていただき
4万円しましたが思い切って購入しました。
組み立ては今までのノウハウが
活きてできましたが
モーションなどのプログラム製作は
苦労しました。
それでも説明書を熟読し
順を追ってやってみて
なんとか完成させることができました。
2011年に多脚型ロボットのロボコンが
はじまり、できたてのカメ型ロボットで
参戦しました。
競技は障害物競走で
どこの障害までクリアできたかを競う
SASUKEのような感じです。
はじめての参戦は最初から苦戦し
不甲斐ない結果で終わりました。
対して、他の参加者のロボットは
それぞれ独自の改造が施されており
難なくクリアしていきました。
その中で磯工RESCUEというロボットが
準優勝になりましたが
カメ型ロボットに脚を伸ばした状態で
歩幅を大きくして機動力をあげたり
多彩な移動方法で難所をクリアしていたので
次回は磯工RESCUEを模範にして
大会に臨もうと思いました。
また、ロボットウォールという
動く障害物が難所になっていたので
そこを攻略するのを目標にしました。
実はそれこそがピピ美ロボもとい
タキャクくん誕生のきっかけになるのです。
ここから先はまだ書いていませんが
好評だったら続きを書こうと思います。
何卒よろしくお願いします。