インナーブランディングで達成できる4つのこと
いきなりですが、循環の図に4つすべて書いてあります。
①「従業員満足度の向上」が
②「モチベーションを生む」
それが結果として
③「顧客満足度の向上」につながり
④「売上向上」していきます。
インナーブランディングとは何か
インナーブランディングは、企業を理想の姿にするための施策です。
・企業の考え方を示すことで、従業員ひとりひとりに判断基準を持たせる。
・企業の存在価値を示すことで、従業員たちを志しを共にする「同志」にする。
・企業の進む方向を示すことで、従業員全員を同じ方向を向かせる。
なぜインナーブランディングが必要なのか
商品やサービスは、機能で差をつけづらく
「良いものだから売れる」時代ではなくなりました。
世の中にはモノが溢れていて、しかも、ほとんどの商品が良い商品です。
どの商品を使っても、ほとんど遜色がありません。
そこで生活者は何を基準に商品を選ぶかと言うと、価格です。
同じぐらいのクオリティなら、安いところから買う。当然のことです。
しかし、価格競争は従業員を疲弊させます。
そうすると、従業員満足度が下がり、モチベーションが下がり、顧客満足度が下がり、売上が下がる悪循環が生まれます。それではいけない。
魅力的な企業が増えないどころか、減っていくことは目に見えています。
そこで必要になるのが、企業オリジナルのストーリーです。
起業に至った強い想いやピンチを切り抜けた経験などがある会社は
それを伝えることで共感を得る。今後のストーリーを期待させる。
つまり、企業のファンを作ることができるのです。
企業理念の策定・浸透
企業の辿ってきたストーリーは、絶対にオリジナルです。
しかし、すべての企業がドラマチックではありません。
そこで、企業理念を策定します。会社の考え方や存在価値を表明するのです。
考え方は、似ていることはあっても全く同じということはありません。
しっかりとした考えには、必ずストーリーがあります。
最近、様々な企業が理念を変更させています。
それはECサイトの一般化やIoT(Internet of Things)の影響もあると思います。
昔のままだと感覚がズレてしまう。
企業にとって怖いことは、時代遅れになってしまうことです。
企業理念は、時代に合わせて変化させる必要があるのです。
当然、策定させるだけではいけません。
理念を浸透させることも、策定させることと同じぐらい重要なことです。
従業員に対しては、ポスターを制作して日常に潜り込ませるようにして浸透させる。
社内報で伝えていく。などの方法があります。
そしてインナーブランディングではありませんが、
ステートメントムービーなどを制作し、世の中に対して表明する企業も多いです。
※外からの影響で中が変わっていくこともあれば、
理念に共感した人材が集まってくれることもあります。
まとめ
・インナーブランディングは、従業員満足度を向上させて売上向上をさせること。
・インナーブランディングは、企業を理想の姿にする施策。
・従業員を疲弊させる価格競争をさせないために、インナーブランディングがある。
・企業オリジナルのストーリーのために、企業理念を策定し、浸透させる。
・企業理念は、時代に合わせて変化させる必要がある。