ライトノベル『友人キャラは大変ですか? オフコース』を読む

・すでに6巻発売されている本編シリーズと並行して読売中高生新聞で連載されたものをまとめたもの。

・1回文庫本5ページの分量で52回の連載されたものを加筆修正してある。

・このシリーズの魅力の大きな部分を占める主人公小林一郎のキレの良くスピーディーな解説、コメントが5ページサイズに凝縮された中ですごい生きている。このスピード感とウィットは6巻くらいまでの『俺ガイル』にも匹敵すると思う。

・紅諸さんによるデフォルメされたキャラクターの口絵が毎回掲載されているが、パワーパフガールズ的テイストのデフォルメは好みが分かれるかも。通常の直線や円弧を生かした幾何学的なイラストは凄い好きだけれど。個人的には趣味ではない。

・この作品に限らず最近のラノベは、昔はやったような奇妙な語尾に頼らず、誰が誰に呼び掛けているのかが瞬時で判断できるよう、呼び方、漢字・ひらがな・カタカナの使い分けなどが徹底的に整備されていて非常にシステマティックに感じる。



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