自分のこと嫌いだけど、運だけは良かった話。
私は長年自分のことが嫌いだった。
特に秀でたところもないし、話すことが苦手だし、私がいることの意味を見出せなかった。
でも、ふと気づいた。
昔から運だけは良い。気がする。
そこは好きかも。
1番、私は運が良い!と思った出来事は、
当時、ジャニーズに所属していた
山下智久(山P)のコンサートで
たった2名の抽選に当たったこと。
横浜アリーナだった。
たぶん15,000人くらいのキャパで
山Pがチケットの半券の入った箱から選んだ2枚のうち1枚が私の番号だったのだ。
係員の人に連れられてステージに上がる。
目の前にいる山P。
カッコ良すぎる。
一緒にソファに座り、名前やどこから来たか聞かれる。山Pが呼ぶ私の名前が会場に響き渡る。
私の膝に手をかけてソファから立ち上がる山P。
目の前で歌う山P。
こんなことあって良いのだろうか。
本当にかっこよかった。
山Pの吐いた息を吸いたくて、香りを感じたくて
めちゃ深呼吸した。←きもいw
そしてこんなに近くにいる山Pを目に焼き付けたくて
なるべく瞬きしないようにした。
夢みたいだった。
妄想?と聞かれることもあるけど、本当の出来事。
おそらく一生の運を使い果たしたであろう。
コンサート帰り、浮かれた私はしっかり車に轢かれそうになり危うく死ぬところだった。
それからしばらくの間、
テレビの向こうだと思っていた山Pと接触する機会があったせいで、お近づきになれないかなとか本気で思っていたw
なんてハッピー野郎なんだ笑
自分の人生を振り返った時に良かったことのベスト3には入る素敵な出来事。
自分のこんな強運なところは唯一好きだったところ。
山Pに名前を呼んでもらい、確かに私はここにいるって実感した瞬間でもあった。
存在を肯定してもらえた気がしてとても嬉しかった。
でも今は、山Pがいなくても、
自分の存在を自分で肯定できるようになった。
数カ月前まで、毎日のように
自分へ言葉の刃物を向けていた私。
辛かったねぇ。
でも、もう大丈夫だよね!
いつかその変化についても言葉にして残しておきたいな。