#6 モンドリアン展

初めて実物のコンポジションを見た。

本と画像は散々見たけど、本物は初めて。

意外に厚塗り。ベタベタに重ね塗り。

絵の具が乾かないうちにまた塗る。

ウエットオンウエットっていうらしい。

デステイル以前の絵は、思ったより雑、というか荒い、というか。

すっごい神経質な人だと思ってたけど、まだ迷いがあったのか、線を塗りつぶしてたり、適当に塗っているように見えたり。

でもやっぱりあの絵は、モンドリアン!完成!って感じがした。

静と動とか、生と死とか、両極端のものを意識していて、学生の頃は憧れたりしたけど、

今見たら、「こりゃ生きにくいなあ」という感想を持ってしまった。

直線と三原色に限定するのも、それを頑固につきつつめるのもいいけど、

なんかもっとゆるーく考えるのも今の自分にとっては悪くないかなと思ったりもした。

何にせよ、よい収穫。

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