メキシコの伝統的なお祝い15歳のキンセアニョスがセレブで驚き!
日本では、20歳のお祝いに成人式があり(毎年沖縄の成人式などは、ド派手で有名でもあるよね笑)
特に2023年からは民法の改正で、成人年齢が18歳に引き下げられる中でも、成人式はどこの自治体も往来通り20歳で行う方向が強いところが、とても興味深いところ。
一方、メキシコでは20歳のお祝いにあたるのが、15歳のキンセアニョスになるんだ。しかも女の子だけ!!今日は実際にキンセアニョスに参加した時の写真も交えながら詳しくまとめていくね!!
キンセアニョスの始まりは❓
メキシコで、キンセアニョスのお祝いがなされるようになったのは、プレヒスパニック時代(先住民時代)。今以上に当時は、結婚する年齢が早かったためか、15歳で成人の年齢と考えられ、お祝いの儀式が行われるようになりました。
その伝統的な儀式は、後にスペイン人から、もたらされたカトリック的な要素も取り入れられるようになり…。
『15歳まで立派に育った神様への感謝の証と、いつでもお嫁にいけるような年齢になりました』という二重の意味で、社交界へのデビューと花婿候補へのお披露目の意味合いも含まれるようになったのだとか。
ちなみに、メキシコはタバコ、アルコールは18歳になってからなので、当日はたくさんのアルコールも用意されますが、当事者たちはみんなジュース♪
メキシコで女の子を妊娠すると
妊娠中に女の子だわかると、その時点から!!
『キンセアニョスのお祝いのために少しずつ貯金をはじめなくちゃ!』とメキシコ人の友達が冗談で言っていたように(※実際のところは、メキシコ人は貯金する習慣があまりないけれど…笑)
それだけ、メキシコ人に取っては!結婚式ばりにキンセアニョースはひと財産投げ打って盛大にお祝いする最大のイベント行事。
またキンセアニョースの前には、パーティーが行われる前に教会で『ミサ』を行います。
なんだか…日本で例えると…一昔前の名古屋で女の子3人産んだら破産すると言われてたのに似てる気が!
メキシコも15歳のキンセアニョースにかけるお金は半端なく、ド派手!!またパーティーに興味ない女の子は、親から旅行などプレゼントされてる子たちも最近増えてきています。
メキシコは、とても家族や親戚同士の絆が強く助け合うので、イベントごとがある結婚式やお葬式、お墓を建てるときは、親戚や家族、みんなでお金を出し合って準備するのがメキシコ人の特徴の1つでもあります。
キンセアニョスの流れ
当日は、19時からという予定でしたが、まず時間通りに始まらないのが、ここメキシコです。1時間位経ってからようやく親族や知友人が揃いスタート!
その間みんなで写真撮影タイム♪
ヒロインの隣にいる男性群は、14歳〜15歳の子達で当日までに彼女が選んだ仲良しのお友達。当日はエスコートやダンスを一緒に踊る大切な役割を務めるスペイン語で『チャンベラン』と呼ばれる補佐役を担います。
集まった時点で、フレンチコースのように前菜から始まりメインディッシュまで、時間をかけてゆっくり運ばれてきて、飲み物はジュース、お水、ビールと好きなものを選び、味わいながら余興を楽しむことができます。
メキシコ人にとって欠かせない文化の1つにダンス!
この日は、メキシコならではの音楽で次から次へと観客たちを飽きさせない彼女たちのダンスが披露されて行きます。
素人の人でも、メキシコ人は小さい頃からサルサを踊る習慣があるので、リズム感が、とても良く!いかにメキシコ人にとってダンスは欠かせない文化なのかが伝わってきます。
またショーの途中では、父親とダンスするシーンもあり…。
まるで結婚式をみているかのように、両親が泣くシーンも。
当日は、父親との入場、ダンス、ケーキカット、衣装交換、ほとんど結婚式と似てますが、違う点は、指輪交換がないのと伴侶が現れない、キンセアニョスは主人公はお姫様1人であること。
左はお姫様のお母さん
ちなみに…ヨーロッパの結婚式や、メキシコのキンセアニョスへ出かける前は、前日にたっぷりと睡眠をとっておくことをおすすめします。
宴がなんといっても長い!!
朝方の3時から6時近くまで開催されるので、夜通しダンスしたりお喋りしたりと、とにかく終わりが見えないパーティー笑。
最後帰るときには、主催者によって贈り物は違いますが、参加者全員にママから香水をプレゼントされ、これは、熱気の中のダンスなどで汗かいた方々への配慮の証になります。