子育てのこと
うちのBOY(6歳)は結構面白い。
きっとお子さんのいらっしゃる方なら皆んなお子さんのことをそう思っていらっしゃるのではないでしょうか。
私の場合、母を癌で亡くして以来、人間の「体の成長」、「心の成長」、「ストレスと身体の関係」にとても興味があり、息子に様々な実験を行っています。
現在小学校1年生・6歳ですが、6歳までの実験経過報告を書いていきたいと思います。
私たちは、40歳という高齢で息子を授かりました。病院で言われたのは、初参で40歳なんて奇跡ね、とw
高齢出産と言われていますが、皆さん2,3人目だそうです。
妊娠までの体の整え方は、プロの方にお任せするとして・・・
私は子供を授かり、周りのお子さんがいる友達や知人を見渡しました。
そして、”ここの子供達ってバランスが良いよな〜”と私の独自の感性で思った友達数人に、妊娠している間にどんな本を読んだか聞いてみました。
その他、尊敬する男性先輩、友人がどんな風に育ったかも聞いてみました。
教えて貰った本の中で私にとって神の様な本はこちら。
「0~4歳 わが子の発達に合わせた、1日30分語りかけ育児」サリー・ウォード作です。(Kindleでお試しできます)
サリー・ウォードさんは、イギリスの言語治療士の第一人者です。
私は産まれる前にこの本を購入し、息子が産院から退院する帰り道のタクシーから実践しました。
本には「1日30分静かな場所で1:1で話し合う」と書いてありますが、30分だけやる方が難しくて、常に周りの状況を説明し、私の気持ちを伝えました。
最初は、もちろん返事がないので独り言の様で辛かったのですが、主人にもこの本を共有し協力してもらい、徐々に息子からも声をあげたり反応が出てきました。
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私は同時に幾つかの育児本やモンテッソーリ教育、シュタイナー教育、胎内記憶の本などを読み、人は言葉を人からしか覚えないということを知り、我が家はまずテレビを処分しました。
テレビの色合いは子供には刺激的でその刺激に夢中で見入ってしまうものの、3歳までにテレビの内容は殆ど理解できない、とのことでした。
私たち夫婦も東日本大震災以降、ラジオ派に移行し、必要な情報はインターネットで取り、映画はプロジェクターで見ればいいだろう、ということになりました。
当時の私たちにテレビを見る時間がなかったこともあります。
話しかけ育児をやってみて、息子はとても情緒が安定し、言葉の発達は目覚ましく、自分の気持ちを的確に表現することができます。
2歳半位から男の子なのに明らかに言葉が早い、と驚かれるようになりました。私たち夫婦は、大人と話す様に息子に話しかけてきました。子供扱いしない。一人の人間として、全て相談して話し合う。
息子はわからない言葉があると、「それどういう意味?」と必ず聞いてくれます。今もそれは変わりません。
今も怒ると冷静に理詰めで訴えてきます。
眠る間際に納得するまで泣きながら話し合いになることもあります。
面倒くさいな〜と思うこともありますが、私が望んだ言葉の発達だ!、
と我に返ります。
3月、彼が渋谷のこども園を卒業した卒園式のこと。
引っ越しも迫り余裕のない私は、家族でお祝いするレストランの予約をすっかり忘れていました。慌てて主人に頼み、無事レストランを予約することができました。
ところが、卒園式の当日、「レストランここを予約したよ!」と息子に告げてレストランに向かうも、息子は不機嫌。
「行かない」と言いだす始末。
「奈香が相談しないでお店決めたの初めて。すごいショック。何も食べない」と泣きながら訴え、しぶしぶお店を出ることになりました。
「あーー。東京出る前に行きたいお店だったのに」と私の心の声を抑え、
空いているお店を一緒に探してランチしました。
その日は、卒園式の微妙な気持ちだったのかな?と思っていましたが、
後日も同じ様に私が勝手に決めたことに反発する話し合いがあり、そうではないことを知りました。
素晴らしいボキャブラリーとコミュニケーション能力を手にいれる代わりに、常に話し合いがあることを頭に置きながら、この本の実践をオススメします。