Repezen Foxx(レペゼンフォックス)の2022年末が凄まじかった話
全て主観です。
完全にレペゼンファン側の視点なので、レペゼン以外の情報量は少なめです。
意見が合わないなって方は「お前がそう思うんならそうなんだろう。お前の中ではな」の精神でスルーしてください。
あと文章の勢いにより一部敬称略で失礼します。
前回の記事でどのようにして僕がハマっていったかつらつらと書かせていただいたRepezen Foxx(レペゼンフォックス)。
2022年12月、youtubeのチャンネル登録者数を巡る激闘がインターネットの中心、あるいは片隅で繰り広げられていたのでした。
2022年11月30日
この日、レペゼンフォックスのyoutubeチャンネルにある動画が投稿されました。
その内容は、人気youtuberグループ「コムドット」への挑発行為でした。
コムドットは、自分たちレペゼンフォックスの登録者数を瞬く間に抜き去って行った、かつての勢いを失っている。
年内にチャンネル登録者数400万人突破を目標に掲げるコムドットだが、現状ではそれも難しいのではないか。
この状態でもしも目標未達成ともなると、そのまま更に勢いを失ってしまうであろうことが予想される。
それを避けるためにも、レペゼンフォックスが主催する炎上万博に参加しないか?
個人的な連絡では面白くないので、SNSや動画で返信してほしい。
概要としてはこんな感じなのですが、17分以上にも及ぶDJ社長の演説は、それでも最後まで聞かせる喋りの上手さでした。
実際、僕も最後までしっかりと見てしまいました。
コムドット側の回答とDJ社長の計算
さて、この動画に対するコムドットの返答や如何に。
結果としては、コムドットのやまと氏がTwitter上で自身の気持ちと炎上万博への出場を断る旨のメッセージを投稿するのみで、あえなく袖にされるのでした。
これにはDJ社長も相当不満だったようで、引用リツイートで「つまんな」と投稿したり、その後配信で愚痴るなど、あからさまに拗ねている様子が見られました。ウケる。
DJ社長は、コムドットならば乗ってくるだろうと考えていたようです。
DJ社長が他者に対して先述のような煽り動画を出す際は、大抵の場合は「煽り返してこい」という挑発と、「お前らこんなもんじゃねえだろ」という激励が込められています。
いわば相手に全力で仕掛け、相手の全霊を受ける、技の応酬を楽しむプロレスですね。
コムドットも全youtuberに宣戦布告と称して「道をあけろ」と言ってのける豪胆さ、不敵さがあります。
DJ社長もそんな大胆不敵なコムドットならばプロレスに乗って煽り返してくれるだろうと期待していたのでしょう。
「俺らに登録者数抜かれた格下がどの口で言ってるんだ」など、DJ社長と同じ形式で逆にレペゼンを煽り倒すような動画を公開し、炎上万博に参戦表明……がDJ社長にとって理想的な流れだったのではないでしょうか。
参戦が叶わなくとも、「格下の相手はしねえ」という風に最低でも煽り返す形でのお断り動画などを出してくれるのが次善……といったところでしょうか。
どちらにせよ、コムドットがDJ社長のプロレスに乗ってくれることで、双方のファンがその動向に注目して情報を拡散することになります。
そしてインターネット上で大きなムーブメントとなり、お互いのファンがレペゼン頑張れ、コムドット頑張れとそれぞれ応援することでしょう。
最後には競い合うようにチャンネル登録者数400万人を互いに達成、健闘を称え合ってスッキリと新年を迎える……そんなプランを目論んでいたのかもしれません。
あくまでも推測ですが。
しかし、その目論見は外れ、世間的にはDJ社長が一方的にコムドットに対して喧嘩を売った形になってしまいました。
そうなると、双方のファンはその動向に注目するにはするのですが、プロレス的な空気感は無く、もっと陰湿で険悪なムードが漂い始めます。
「レペゼンは大人げない」
「コムドットはノリが悪い」
次第にファン同士が言い争う姿も見られるようになりました。
例はやんわりと書いてますが、一部は誹謗中傷レベルのものもあり、正直これはあまり良くない流れだったと思います。
2022年12月17日
そしてファン層の間では異様な空気感の中、12月が幕を開けます。
年末ということで、レペゼン、コムドット、どちらも前月に比べチャンネル登録者数の増加ペースが加速していたように思います。
レペゼン側の事態が大きく動き始めたのは、2022年12月17日のことでした。
この日、またレペゼンのyoutubeチャンネルにある動画が投稿されます。
前日に行われたライブでDJ社長が突然のyoutube引退宣言を行ったのです。
レペゼンフォックスはyoutuberではなくアーティストだ。
現状では企画動画の編集作業に追われ、いずれ楽曲を制作、公開するなどアーティストとしての活動に支障が出る。
なので2022年を最後に、レペゼンフォックスのyoutubeチャンネルにおいては企画動画の投稿を終了する。
楽曲は引き続きレペゼンフォックスのyoutubeチャンネルに投稿していく。
大体こんな感じの内容です。
これにはファンも、気管支炎で休養中だったまたしても何も聞かされていないDJふぉいも面食らいました。
もちろん僕も驚きました。
年の瀬に差し掛かってのyoutube引退宣言はニュースになり、タイトルだけ読んで完全にyoutubeチャンネルを閉じてしまうと勘違いする人も続出する有様。
そんな引退騒動の中、同日夜には第2回炎上万博がライブ配信されました。
インターネットなどで炎上経験のある人たちが、リングで殴り合うイベントです。
コメント欄は先日からの話題で荒れ気味でしたが、イベント自体はトラブルがありつつも進行し、無事終了。
しかし、そこからが本番の始まりでした。
炎上万博の終了時の挨拶にて、DJ社長がマイクを握ります。
内容は当時のアーカイブを見てもらった方が当時の熱を感じられて良いでしょう。
DJ社長は宣言しました。
「レペゼンフォックスyoutube引退ライブ、10日間、240時間ぶっ通しでやります!」
そして、当日会場に来ていたyoutuberのヒカル氏を舞台上に招き、その場でレペゼン×ヒカル同盟が結成されたのです。
日付が変わり、ヒカル氏のyoutubeチャンネルで正式な同盟の告知がされました。
更に、レペゼンの240時間配信中にレペゼン×ヒカル氏で実施される「アマギフおみくじ」についても情報が公開されます。
対象のyoutubeチャンネルを全て登録するとおみくじを引くことができ、その後アマゾンギフト券が最低でも100円、最大で100万円貰えるキャンペーンです。
このキャンペーンを実施するにあたり、レペゼン×ヒカル同盟に令和の虎の面々などが配信場所の提供やアマギフ代の出資など、惜しみなく協力する姿勢を見せており、最終的にはレペゼン×ヒカル×令和の虎同盟となっていました。
そうして、レペゼンフォックスの長い10日間が幕を開けます。
人に恵まれる能力
かくして、レペゼンyoutube引退ライブは始まりました。
10日間、240時間ぶっ通しでの配信です。
開始からメンバーが何人か足りなかったり開始時間が遅れたりするスタートだがレペゼンフォックスは最後までやり遂げることができるのか!?
開始直後は物凄い勢いでチャンネル登録者数のカウンターが回っていました。
最初の5、6時間など、1時間に1万人以上伸びる勢いだったと思います。
しかし、そんなスタートダッシュの中で早速トラブルが起こります。
目玉企画のアマギフプレゼントキャンペーンのページでサーバーエラーが起こってしまったのです。
システムの調整・改修を余儀なくされ、キャンペーンの履行が数日遅れることになりました。
後日語られることですが、本来はこの配信中に撮り溜めていた企画動画を公開する予定だったとのこと。
しかしDJ社長がシステムの調整にも追われることになり、動画の編集をする暇も無くなってしまったようです。
そんなトラブルに見舞われつつも配信は続き、ゲストを呼んでトークをしたり、霊媒師vsメンタリストという異色の対決があったり、ゲームをしたり、DJ社長がソファで寝たりと自由な内容で進んで行きました。
配信中でもレペゼンフォックスの写真集の発売記念握手会、ヒカル氏主催のバトルミリオネアへの参加、新曲の制作・レコーディングなどが入り、メンバーは大忙しです。
当然、場を繋ぐにはレペゼンフォックスだけでは賄い切れません。
そこで必要になるのが同盟・ゲスト達の協力です。
令和の虎チーム、ヒカル氏、チバニャン氏をはじめ、レペゼンフォックスと関わりのある様々な人達が配信を繋ぎ、盛り上げ、応援してくれました。
特に2日目のチバニャン氏は凄かったです。
写真集の発売記念握手会でレペゼンフォックスのメンバー全員が出払っている間、1日中チバニャン氏がスタジオで配信を回していましたからね。
トーク内容も音楽業界の話や影響を受けたアーティストの研究の話など、興味深い話が色々と聞けてめちゃくちゃ面白かったです。
配信を通して改めて思いましたが、レペゼンフォックスの人脈の豊富さと多様性は本当に群を抜いていますね。
全てが善意から来るものかどうかは僕では推し量れません。
しかし、皆がレペゼンフォックスの為に協力してくれているという事実が彼らの築き上げてきた「人々との関係性」を物語っています。
かつてめちゃイケのプロデューサーを務めたガリタ氏やとんねるずのみなさんのおかげでしたの演出を務めたマッコイ斎藤氏も出てくるとかどういう人脈……?
元RIP SLYMEのSUが出てきた時はバカでかい声出ました。
クリスマスの夢
多くの人達の協力を得て続く10日間配信。
DJ銀太を教祖とするピッピ教が爆誕したり配信の途中で暴露系youtuberにターゲットにされたりして、チャンネル登録者数も増減を繰り返しながら順調に伸びていきます。
※暴露系の話に関しては真実か否かも含め外野の自分には判断できないので、ここでの言及は避けます。
アマギフプレゼントキャンペーンもシステムを一新して再始動します。
目に見えて勢いを増すチャンネル登録者数の伸び。
そして2022年12月25日、その時が訪れます。
クリスマス当日、ヒカル氏のチャンネルにて配信されたバトルミリオネア。
DJまる、DJ銀太もリングで戦ったこの配信中、とうとうレペゼンフォックスのチャンネル登録者数がコムドットのそれを上回ったのです。
「今後コムドットのことは話題にしない」と言っていたDJ社長もやはり気になっていたのでしょう。リング上で喜びを露わにしていました。
バトルミリオネア終了後、配信のスタジオに戻ったレペゼンメンバーとヒカル軍団。
レペゼンの勢いと同じくして、ヒカル氏のチャンネル登録者数も500万人が射程圏内に入る伸びを見せていました。
両者の勢いのまま、レペゼンは400万人、ヒカル氏は500万人を翌日には達成するぞと活気付きます。
しかし、それがぬか喜びであったことを、翌日思い知ることになります。
明けて2022年12月26日。
異常事態が発生します。
天国から地獄
午前6時30分。
これはレペゼンフォックスとその協力者、ファンにとってはトラウマとなる時間帯でしょう。
レペゼンフォックスのチャンネル登録者数が、唐突に減少し始めます。
ただの減少ではありません。
ものの数分で万単位のチャンネル登録者数が減少してしまったのです。
396万人を超えていた登録者数が392万人台まで減っているので、およそ4万人程度が減った計算になります。
ちょうどそのタイミングはスタジオにDJ社長もいたのですが、画面越しにも分かるほどの顔面蒼白っぷりでした。
昔からレペゼンフォックスをチャンネル登録していたのに、この減少時に勝手にチャンネル登録が外れていたという人も続出。
超えていたはずのコムドットの登録者数も、再び下回ることになります。
時を同じくして、同盟を組んでいた令和の虎の面々やヒカル氏も、それぞれのチャンネルで登録者数が激減する現象が発生。
当然、配信を見守っていたファンもアンチも騒然となります。
この緊急事態に、大人気youtuberのはじめしゃちょー氏が駆けつけてくれるなど、熱い一幕もありました。
チャンネル登録が勝手に外れてしまった人も含め、改めてチャンネル登録の呼び掛けを行うなど、再び盛り上げる姿勢を見せるレペゼンフォックス。
その甲斐あってか、その日の終わりにはチャンネル登録者数は394万人まで盛り返すことになりました。
ところが、更なる絶望が彼らを襲います。
翌日、2022年12月27日、午前6時30分。
またもチャンネル登録者数の激減が起こります。
作戦失敗、そして
394万人ほどだった登録者数が、今度は391万人を割る事態になりました。
3万人以上の減少。前日と合計で7万人以上もの登録者が減ってしまった計算になります。
ここまで来るともう見ていて辛いレベルでした。
原因についてはyoutubeが何も発表していないので正確には分かりません。
DJ社長はアマギフ作戦が何らかの規約に引っ掛かったと推測し、Twitterと配信の中で同盟先とそのファンに向けて謝罪。
一時はその場で坊主にしようとする(年末までにコムドットの登録者数を超えていなければ坊主にすると宣言していた)も、休養から復帰したDJふぉいの説得によりなんとか思い留まるなど、重苦しい空気に包まれていました。
今回のようにブッ飛んだ作戦を展開してそれが盛大に失敗した場合、アンチは活気付きます。
「登録者を金で買った罰が当たった」「大口叩いておいてこの結果はダサい」など、言いたい放題です。
更にこの日、コムドットが配信を行い、その中でチャンネル登録者数400万人を達成。
ネット上での流れは完全に「コムドットの勝利、レペゼンの敗北」という雰囲気。
「正義は勝つ」などとコメントしている人まで出る始末で、空気感は最悪でした。
過酷な長時間配信の終わり
レペゼン×ヒカル×令和の虎同盟は失意のまま年末へ……
そう考えた人も少なくないでしょう。
ですが、レペゼンフォックスが一度の失敗で折れるようなグループであればレペゼン地球時代に終焉を迎えていたことでしょう。
きっちりと10日間配信は最後まで走り切ります。
2022年12月28日。
いよいよ10日間配信の最終日です。
良いことも悪いこともフルコース、レペゼン、ヒカル氏、令和の虎の面々、ゲスト、ファン皆で楽しめた良い配信でした。
アマギフ作戦が失敗し、チャンネル登録者数400万人を達成できなかったのは残念だったけれど、配信は最後まで応援しよう……。
僕個人としてはそんな感じでいましたが、終盤のDJ社長、DJまる、DJ脇の三人で整体を受けるロケの途中、ある兆しが現れます。
394万人を超えたあたりで、チャンネル登録者数が急増し始めたのです。
その勢いは一時間程度で収まりましたが、たったそれだけの時間でチャンネル登録者数が395万人に至るほどであったと言えばどれだけの勢いであったか分かるでしょう。
原因としては、先に起こったチャンネル登録者数激減現象が絡んでいるのではないかと推測されています。
例えば、レペゼンと同盟のチャンネルを登録したアカウントが規約違反でないか審査する必要があったとしましょう。
しかし、審査対象のアカウント数が多すぎるため、一時的に纏めてチャンネル登録を解除(保留状態に)しました。
後は審査が完了して問題が無かったアカウントから順次チャンネル登録を認める……といった具合でしょうか。
これらがGoogle及びyoutubeのAIによって遂行されていたとすれば、一定の時間帯に纏まったチャンネル登録者数の増減が起こるのも一応の説明はつきそうです。
どちらにせよ、youtube側が何も言っていないので、全て推測でしかありません。
この説を基にあれこれ言っても不毛でしょうね。
実際に、この現象が起こったのはレペゼンのチャンネルだけで、同盟を組んだ他のチャンネルはあまり登録者数が戻っていなかったようです。
ともあれ、この現象はレペゼンにとって希望にもなりました。
この10日間配信中では叶わなくとも、年内にチャンネル登録者数400万人は達成できるかもしれない。
そう思わせるには十分でした。
かくして、10日間に及ぶ超長時間配信はグランドフィナーレを迎えます。
手痛い失敗の後なので、エンディングで反省会みたいになっていたのはちょっと面白かったです。
DJバブちゃん社長
配信の終わりが間近に迫り、ある問題についてメンバーで話し合う一幕がありました。
「本当にレペゼンフォックスはyoutubeを引退するのか?」
メンバーだけでなく、ファンも気になっていたことです。
引退宣言の動画を出している手前もあるのか、DJ社長は頑なに引退を譲ろうとしません。
しかし、そんなDJ社長の頑固さを、レペゼンフォックスのメンバー達はよく知っています。説得できるのも、きっと彼らだけです。
「企画動画の更新頻度を落とす程度にしておけば引退までする必要は無いんじゃないか」
「どうせ社長はどこかのタイミングでまた企画動画をやりたくなる」
メンバー総出でDJ社長を説得する様はイヤイヤ期の赤子をあやすが如くでした。
最後にはDJ社長も折れ、youtube引退はひとまず撤回し、サブチャンネルで不定期に企画動画を更新することもあるということで収まります。
レペゼンフォックスというグループは全員曲者なのにこういう時にお互いの欠点を補い合えるあたりが強いなと実感しました。
また、アマギフ作戦の失敗により使用されなかった資金についての話もありました。
同盟相手であり、この作戦にも出資していた令和の虎の面々からは、もう一度チャンネル登録者数400万人達成のために使ってはどうかとも提案されています。
しかしDJ社長はこれを固辞。
チャンネル登録者数400万人は実力で達成すると宣言してみせました。
これは本当に不屈のDJ社長を見ることができて嬉しかったです。
そして最後のゲストに先述のマッコイ斎藤氏を迎え視聴者をぶったまげさせるなどして、配信は幕を閉じたのでした。
本当にお疲れさまでした。
DJ社長の(物理的な)闘い
2022年12月29日。
過酷な10日間の配信を終えた翌日ですが、DJ社長にはまたも過酷な挑戦が待ち構えていました。
この日行われる、第3回炎上万博。
DJ社長はそこでリングに立つことになっていたのです。
第2回同様、炎上経験者や名を上げたい者が格闘技で戦うこのイベント。
全10試合の中、DJ社長は9試合目にて総合格闘家の啓之輔選手との対戦が組まれていました。
順調に試合は進んで行きます。
個人的には漫画村創設者の星野ロミ軍団vs飯田軍団で瓜田ジェリヤ選手が星野ロミの顔面に拳をブチ込んでくれたのが嬉しかったです。とても。
そして第9試合。DJ社長の出番です。
啓之輔選手はハンデとして攻撃は蹴り無し左腕のみでの対戦ですが、それでも相当な実力差があるでしょう。
果たしてDJ社長は何秒持つのか!?
試合開始のゴングが鳴ります。
DJ社長は低く構えて突進という戦法を取りました。
常に懐に入り続けて戦えば啓之輔選手といえども攻撃力が半減するため、戦略としてはこれしか無いという形でした。
しかし、試合中の啓之輔選手は割と余裕の表情でした。攻撃を受けながらすっごい笑顔。
DJ社長の右脇腹へのボディーブローを重ね、残り30秒付近でクリーンヒット。
DJ社長はたまらずダウンします。
流石にここまでか……? そう思わせる程のダメージでした。
しかし、DJ社長は立ち上がります。
「気力・根性だけで戦う」という表現がありますが、この時のDJ社長はまさしくそれを体現していました。
フラフラになりながらもDJ社長は前進を止めません。
守りに入ることなく、啓之輔選手の懐に突進し続けます。
最後の30秒、見ているだけの我々にはあっという間ですが、リング上ではどれ程に感じられたでしょう。
やがてゴングが鳴り、90秒間の試合の終わりが告げられます。
同時に、DJ社長は立っていられず倒れ込んでしまいました。
よく根性を見せた! よく最後まで戦った!
DJ社長のド根性を称えて試合終了です。
普通なら。
しかしこれは炎上万博。ロクデナシ共の祭典。
なんと判定をイーブンにして1分間の延長戦に突入です。
DJ社長は最後まで立っていることができるのか!?
体力の限界を超えた試合の中、尚も攻撃を続けるDJ社長の根性は本当に凄まじいものがあります。
再びの終了のゴングまで、ついにDJ社長は逃げることなく戦い抜きました。
流石に判定は啓之輔選手に軍配が上がりましたが、良い試合でした。
ピッピ400
そして最後の第10試合、ラッパーACE氏vsバン仲村氏の試合。
30代前半のACE氏と40代後半のバン仲村氏、若いACE氏の方が体力的に有利と見られる試合でしたが、延長の末にバン仲村氏が判定にて勝利。
体力差を気合で覆す姿が素晴らしい試合でした。
こうして無事に全ての試合が終了。
最後にDJ社長がリングに上がります。
リング上に残っていたACE氏とバン仲村氏の健闘を称えるDJ社長。
この3人で1曲作ることを約束するなど、会場を沸かせます。
そして、ここでDJ社長からあるお願いが告げられました。
先の10日間配信中に完成した新曲。
各種プラットフォームで配信は開始されているものの、まだMV(ミュージックビデオ)が作られていないと。
なので、これからこの会場で撮影をさせてほしいと言うのです。
それも一発撮りで。
無茶苦茶な要求ですが、皆大盛り上がりで承諾します。
レペゼンメンバー、出場選手、ゲストがリング中央のカメラを囲むよう円形に集まり、本当に一発撮りでMV撮影が行われました。
新曲のタイトルは「ピッピ400」。
元々は10日間配信の中で生まれた造語でした。
チャンネル登録者数が1万人増えるごとに「ピッピ○○○」と上3桁の数字を入れてきた謎の儀式だったのですが、そこから「年内に登録者数400万人を達成する」という決意を込めて作られたのがこの楽曲です。
撮影された映像は編集され、翌日の2022年12月30日にはピッピ400のMVとしてyoutubeに投稿されました。
楽曲自体の良さも相まって、ここまでのレペゼンとその協力者たちの挑戦を追ってきた人にとっては心揺さぶられる作品となっていると思います。
最後に打ち合わせも無しにDJ社長を皆で胴上げしている姿は象徴的でした。
個人的な楽曲の感想として(他アーティストを引き合いに出して申し訳ないのですが)RIP SLYMEのTime To Goを彷彿とさせるような寂寥感と盛り上がりの二面性があるトラックメイクとラップがどストライクでした。最高。
延長戦
MV撮影の終了と同時に第3回炎上万博の配信も終了。
レペゼンフォックスは大晦日のRIZINでのステージが決まっており、後はそれを見守るのみ……な訳がありません。
炎上万博終了直後から、再びレペゼンのチャンネルで配信が開始されます。
この日を含めても年明けまで残り3日。
そしてこの時点でレペゼンのチャンネル登録者数は約397万人。
400万人まで残り約3万人という所まで来ていました。
後はもう駆け抜けるのみ。
正真正銘これが目標達成までのラストチャンスです。
レペゼンにはもう企画らしい企画もありません。
それでも生配信という形式でカウントを出すことでチャンネル登録者数の推移が可視化されます。
レペゼン程の規模のチャンネルともなると、最早それ自体が一種のエンタメとして機能していました。
着々と増えていく登録者数。
刻一刻と過ぎていく時間。
レペゼンと同様年内チャンネル登録者数500万人を目指して生配信中だったスカイピースとエールを送り合い、互いのファンが互いのチャンネルを登録するような追い風も起こります。
そして翌日、2022年12月30日。
10日間配信の終盤に見えた兆しが、最後の一押しとして再び現れます。
歓喜の時
大晦日、2022年12月31日に出演が決まっているRIZINのステージ。
レペゼンがそのリハーサルのため、配信を裏方のDJ FUMIYA、ショウに交代した直後のことでした。
またもチャンネル登録者数が急激に増え始めたのです。
この時点で398万人の半ばだった登録者数が、その勢いで一気に399万人を突破。
あまりのスピードに、このままレペゼンのメンバー不在で400万人を突破してしまうのでは? と心配になるほどでした。
RIZINのリハーサルを終えて戻ってきたレペゼンのメンバーもこの伸びに驚愕。
このままメンバー5人揃って400万人突破の瞬間を見届ける態勢に入ります。
レペゼンもファンもテンションは最高潮に達していました。
そのテンションに呼応するようにチャンネル登録者数も凄まじい勢いで伸びていきます。
そして、ついに。
ついに、レペゼンフォックスのチャンネル登録者数のカウンターが、400万人を超えました。
DJ社長を胴上げするメンバーたち。
直後に一旦399万人台まで減少して再度400万人を突破するなど視聴者に遊ばれる一幕もありながら、とうとうこの時がやって来ました。
最後にはピッピ400を歌いながらお祝いです。
最悪な失敗もありました。
もう駄目かと諦めかけたファンも少なくなかったと思います。
それでも彼らは諦めずに戦い続け、ついには最高の結果を掴み取りました。
僕はレペゼンフォックスのこういう泥臭い所にハマった身なので、この奇跡的な瞬間をリアルタイムで見ることができたのが本当に幸運でした。
この年末、レペゼンを追いかけ続けて本当に良かった。
2023年へ
2022年12月31日。いよいよ大晦日です。
レペゼンフォックスは無事にRIZINのステージも務め上げ、年越しです。
そう、新年の瞬間を視聴者と共に迎えるための年越し配信です。
年末のライブ映像を流したり、10日間配信でゲストに来てくれた人が遊びに来たりと和やかに時間を過ごします。
途中、オリエンタルラジオの中田敦彦氏の生配信を皆で応援し、チャンネル登録者数500万人を達成する様を見届けるシーンは激熱でした。
DJ銀太が年越し数分前まで来ないというちょっとしたハプニングもありつつ、レペゼンメンバー全員揃って年越しカウントダウンです。
この時、チャンネル登録者数は更に伸びて402万人にまで達していました。
2023年1月1日。
0時を回り、新年に盛り上がる面々。
カメラマンのシノ氏も誕生日ということで同時にお祝いされるなど、自由に楽しむ様を映しつつ、ライブ映像などを流して配信は終了。
こうしてレペゼンフォックスの怒涛の年末は終わりを告げ、2023年に向けてまた新たなスタートを切るのでした。
おわりに
物凄い長さになってしまいましたが、これでも相当絞って書いているので、本当にとんでもない密度の年末を過ごしたんだなと実感しています。
それにもかかわらず、年明けからまだ1月と経たない内にレペゼンフォックスは既にいくつものアクションを起こしています。
海外の超大物アーティストとのコラボが発表されたり、DJ社長がメキシコへ行ったり、かと思えば令和の虎メンバーであった竹之内社長の問題が発覚してドバイへ飛んだり、DJ銀太・DJふぉいがコラボしたN/A氏の楽曲がタイでトレンド8位に入ったり、2023年決起集会で社長の企画がメンバー総出で反対されたりと話題に事欠かきません。
このバイタリティが彼らをどんどん新しいステージに押し進めてくれるのでしょう。
レペゼン全体でも、メンバーそれぞれの活動でも、2023年も目が離せそうにありません。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
今年もレペゼンにワクワクしていきます。