ないものねだりの会話で気づいた事。
学生時代の友達と誕生日になると、LINEで近況を話すという事が
ここ何年か続いています。
共にデザインを学び切磋琢磨しながら、別々の道を歩いても20年の付き合いがある親友です。
お互いないものねだりで
既婚子持ちの私がキラキラして見えるらしい、独身の彼女と
彼女が新卒から独身でバリバリ働き、大都会で暮らす姿に憧れる私と
お互い隣の芝生が青く見えてしまうんだね
と笑いあうのだけど
結婚しようがしまいが
こんなはずじゃなかった、なんて話はごまんとある話をし
友達も、このまま独身かなぁ、となんとなく不安の様子。
田舎だと、個人情報が筒抜けで、子供の産んだ人数が評価でステータス、なんて呆れた人も見かけるためか
なんの縛りもない大都会で暮らす彼女の環境が羨ましい。
彼女が心底田舎を嫌って上京したのも良くわかる。
そんな暮らしが本人には合わないから。
彼女らしいのです。
どの人生の時期でも
自分の事を知った上で生きれる人って最強だなって思うのです。
田舎でも都会でも。
私も今、一つ年をとり、皆と足並みそろえたような生き方が嫌いなのも分かってきて、自分が何が好きかって事にフォーカスできるようになってきました。
女手一人、子育てを終えた職場の方が
「趣味があれば、老後も楽しいよ」
という会話を聞いて、
私は描く事も書く事も、死ぬ直前まで楽しみたいから
「ないもの、叶わないもの」
ばかりに気を取られている暇なんてないなぁと。
ないもの、叶わないものばかりに気を取られている時は
今自分が持っているものに焦点を当てる時なのかもしれません。
もしかしたら、自分だからこそ出来ることかもしれないから。
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