1990.2.10 ビッグバン・ベイダー VS スタン・ハンセン《右目が腫れマスクを脱ぐベイダー》
80年代から90年代の新日本プロレスは、色々と面白いアングル・名勝負がありました。
僕の見た名勝負や印象に残った新日本プロレスのアングルやイベントについて書いていきたいと思います。
皆さんの新日本プロレス名勝負はどの試合だと思いますか?
宜しければ、コメント欄に記載お願いします。
今回はド迫力のぶつかり合いになった試合を紹介します。
’90スーパー・ファイトIN闘強導夢 1990年2月10日 東京ドーム 第9試合 IWGPヘビー級選手権試合 ビッグバン・ベイダー VS スタン・ハンセン
新日本プロレスは、長州対藤波や、猪木対ラッシャー木村など日本人対決を売りにしています。
しかし、時折、アンドレ対ハンセンや、アンドレ対ホーガンなど、夢の外国人対決をファンに与えてくれていました。
(また、別の機会に紹介したいと思います)
その中でも、このベイダー・ハンセン戦は、伝説の試合のひとつと言ってもいいでしょう。
この試合は、単なる超ヘビー級のド迫力対決というだけでなく、当時、全日本プロレスのナンバーワン外国人であったスタン・ハンセンと新日本プロレスの現役IWGP王者であるビックバンベイダーの対決でもありました。
坂口の社長就任に対する、ジャイアント馬場のプレゼントだと言われています。
このことからも、完全決着はないだろうとは思いましたが、リング下で揉み合っても、お互いにリング内へ相手を押し入れて、リング内決着をしようとしている様にも見えて、期待も少しは持たせてくれました。
途中、ハンセンの攻撃で、ベイダーの右目が腫れ上がってしまうハプニングがありましたが、それでも気力で戦うベイダーの姿は、素直に心を撃たれました。
右目が腫れてしまいマスクを脱ぐベイダー
かなりの重症だった様ですが、解説の山本小鉄がこのくらいなら大丈夫ですと、何度も言っていました…
試合全体の流れでは、ベイダーの方が一撃の重みがあり、有利に試合を進めていたと思います。
何度も場外、リングイン、場外、リングインを繰り返していましたが、見せ場の一つであるハンセンのウエスタンラリアットがやっと決まってからは、早かったです。
なんとラリアットを受けても倒れませんでした。
両者リングアウト。
内容的にはベイダー有利だったと思います。
最後は予想通りの結末となりましたが、ファンは十分に満足できたのではなかったでしょうか?
ビッグバン・ベイダー(15分47秒 両者リングアウト)スタン・ハンセン
この4ヶ月後、福岡でも両者は戦っており、この試合も、東京ドームに負けずオススメです。
こちらについてもまた、レビューしたいと思います。
どちらの試合も新日本プロレスワールドで観る事が出来ます。
バトルライン九州 1990年6月12日 福岡国際センター IWGPヘビー級選手権試合 ビッグバン・ベイダー VS スタン・ハンセン
この試合は新日本プロレスワールドで観ることが出来ます。
昭和プロレスファンの方は、登録して見てみてはどうでしょうか。