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自分のことをしっかり語ろう

感情の変化を意識しよう!

行動を話すときの多くに事象だけを話す人は多いです。大事なことはその時の感情の変化です。ある行動をしようとします。その時に動きだす前にはとても大きな不安になります。その不安は何なのか?周りの評価や結果の重さ、もしくは自分が行動してしまって苦労を掛ける人が出てくるかもしれない恐れなどがあります。しかも動き出した後、後戻りできない恐れ、結果を作れるかの不安、参加者に満足感を与えられるかの疑問、壁にぶつかった時の戻りたいけど戻れない、壁を超える方法が分からない、等いろいろな感情がうごめきます。この感情の動きを無視してストーリーばかりを推し進めていこうとする学生さんも多いです。

企業が知りたいのはその人の人となりです。行動を起こしても感情が動かない人もたくさんいます。感情が動かないというのは、淡々と仕事をこなすだけの人です。それはそれはいいのですが、成果は生まれにくいですね。感情→行動→結果→感情→改善→行動→結果を繰り返すわけです。根気よく成果を生み出すためには感情がついてこないと結果は生まれにくいです。

自分の価値観を考えてみよう

感情に焦点を当てたら次は、価値観を考えてみましょう。自分がどういう経緯でそういう考えに至ったのか。例えば、漫画家の水木しげる先生は売れるまでの貧しい苦労が恐怖となって死ぬ間際まで漫画を描いていたそうです。しかも権利もしっかり主張してお金に対してはシビアだったと聞きます。その原因が分かれば行動が分かります。幼少期の恐怖というものは学生さんにだってあるでしょう。それをきちんと考えることでなぜ自分が今こういう行動をしているのかがわかります。親に植え付けられた価値観を考えてみるのも大切です。子供の価値観の多くは親の価値観です。努力をする大切さを親を見てわかった、とか人にしたことは必ず自分に返ってくるとか、親に教育された価値観というものがあります。それをもう一度よく考えてみてください。

仕事の外見はどんな仕事の作業です。それは研究職であろうと営業であろうと、事務であろうと工場の作業であろうと。ただ中身は価値観で作られます。つまり仕事は価値観の共有なのです。ヤマト運輸の理念である「サービスが先、利益は後」やサントリーの「やってみなはれ、見とくんなはれ」などはある意味では価値観の共有です。だから自分がどういう価値観で育ってきたのかをしっかり考えてみてください。価値観は親から教わるわけではありません。メンターから教わることも多いです。そういうメンター的な人がどれだけいるでしょうか?

最近の学生さんでそういう師匠的な人がいないことが多いです。メンターで多いのが、学校の先生や部活の監督やコーチです。自分の人生に影響を与えてくれた人をよく思い返してみてください。その人からどういう価値観を教わり、それを今どう活かしてるかです。そういうことをしっかり伝えれるようにしてください。

自分のことをペラペラ話過ぎる人ほど打たれ弱い

自分のことを話しすぎる人は打たれ弱い人が多いですね。自分はこうこうしてすごいから僕を見習えばいいのに、というようなことを言う学生さんは結構多いです。こういう学生さんの場合は、自分のしてきたことに自信を持っています。そして自分よりもすごいことをしてきた人んも前だと委縮して話せません。これが怖いんです。つまり自分を評価してくれる人のところでは強みを発揮できますが、一たび評価が落ちると立ち直れません。会社は仲間との共存ではありますが、それは競争でもあります。気楽に長丁場で考えてくれればいいですが、こういう人は短期的な思考なのでほめてくれなくなると途端に自分を評価してくれる会社を探します。そして次の会社でも同じことを繰り返します。会社をグルグル変わる人はこういう人が多いんです。物事には何事でも程度があります。過ぎることはいけません。食べ過ぎ、飲みすぎと同じです。語りすぎは弱さを言葉で防御しているにすぎません。世の中には本当にすごい学生さんもいるのです。だから謙虚に過ごしていきましょう。適度な謙虚が一番です。その適度な謙虚のつけ方をご説明します。それは自分のしてきたことがきちんと論理的に客観的に理解できているという事です。論理的でないというのは、自分がガクチカで語ろうとする成果が根拠がある成果かどうかです。この根拠のない成果を語る人は多いです。例えば、友人中心に出した成果を、さも自分が中心で出したかのように言ったりすることです。中心が違うのにさも自分のように言っているので中心である苦悩がわからないのです。自分の成果を根拠も持って考えて、論理的に話せるように準備しましょう!

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