丹波寿雄を考察する その10 #2 と tst_square編
どうも、お久しぶりです、爪切狭です。今回は、2021年4月に投稿された#2 と tst_squareの考察要素などについてまとめていこうと思います。
以前のまとめと重複する部分、割愛する部分がありますが、ご了承ください。
また、今回は内容が非常に多く、今までで一番長い記事となりますが、そちらについてもご了承ください。
楽しく読んでいただければ幸いです。
前回の記事がこちら!
2021年3月編
2021年3月26日
丹波寿雄が、空想料理店 蟹氏にリプライをおこなった。
このリプライ、これだけではどのような経緯で送られたのかがこれだけではわからないので、一つの生配信アーカイブを掲載させてほしい。
こちらは蟹氏のモデリング配信なのだが、この配信の1:01:29頃から丹波寿雄の話をしはじめる。
まあつまり、丹波寿雄も蟹氏も双方お互いにとって自身の言動が迷惑ではないかずっと悩んでいたのである。かわいいですね……。
蟹氏の配信でそれを理解した丹波寿雄は、自身の気持ちを明かしつつも一つ約束をおこなった。
本来は載せない特定の人物へのリプライを今載せたのはこの約束が丹波寿雄の進歩を示すものだからに他ならない。
その後、この約束に該当すると思われる出来事が起こった。これについては今後の記事で載せるので、もう少しお待ちいただきたい。
2021年3月28日
丹波寿雄が浮上し、ツイートをはじめた。
これは、2019年のおエカキナマホーソーで告知し、結局投稿できなかった#2 と銘打たれた動画のことだ。
細かい経緯や考察は以前の記事に譲ることとする。
さて、丹波寿雄の話は続く。
まさかの、2019年版#2がダメになった裏話である。どうやら、動画を保存していたHDDが何らかの理由で故障してしまったようだ。
※HDDとは
その時の約束の埋め合わせが4月4日に漸く訪れることをさりげなく予告し、この日の浮上は終了した。
2021年4月編
2021年4月2日
4月1日は丹波寿雄のデビューの日。デビュー三周年記念を祝うファン達だったが、丹波寿雄は当日には浮上しなかった。
そして日付が変わった少し後に、丹波寿雄が浮上した。一部抜粋する。
4月1日はエイプリルフール。やはり丹波寿雄は自身の存在を嘘にされたくないことが伺えた。
この日の浮上はこれで終わり、あとは4月4日を待つばかりとなったのだが……。
2021年4月4日
こうして迎えた4月4日だったが、何やら丹波寿雄のチェックでアクシデントがあったようだ。
こうして、動画投稿はしばらく延期となってしまった。動画投稿前にミスが見つかったのは幸いだったが、丹波寿雄にとってはさぞかし無念だったことだろう。
実際、(変わったタイミングはわからなかったものの)丹波寿雄のYoutubeチャンネルのヘッダーが変わっていたことを鑑みるに、本当に想定外の事態であったことが伺える。
運がいいことに当時の私が記録をスクショで残していたので載せておく。
2021年4月7日
それから3日後のこの日、丹波寿雄から改めて動画投稿日のお知らせがツイートされた。
こうして延期された動画は、4月8日に投稿されることとなった。
#2 考察編
2021年4月8日 動画投稿直前
2021年4月8日、午後8時11分。丹波寿雄よりも先に、怖井たま氏がツイートをおこなった。
五線譜に書かれたメッセージ。画面向こうの丹波寿雄にしっかり読ませるためなのか、はたまた怖井たま氏がこの向きでしか写真を撮れない状況であったかは定かではないが、少なくとも明らかに丹波寿雄に向けてのものであることに間違いないだろう。
そして、午後8時26分。丹波寿雄が動画投稿のツイートをおこなった。
ちなみに動画のサムネイルだが、最初はtst_eyetoeyeと同じ赤い外枠に黒い画面だったのが後に現在のものに変わったことを明記しておく。
さて、本題の考察に入ろう。
とは言っても、今回は考察よりまとめに重きを置くことになるが。まずは動画を見てみてほしい。
0.日本語字幕について
まず最初に、この動画に日本語字幕がついていることにお気づきいただけているだろうか。
この字幕は丹波寿雄の言葉を自動翻訳で日本語に書き起こしたものではない。怖井たま氏が視聴者に決死の覚悟で呼び掛けている字幕となっている。
考察に入る前に、字幕ありでもう一度上の動画を見てみてほしい。
長くなる(&Youtubeの文字起こし機能で全部読める)が、表示された字幕をこの記事にもまとめておくことにする。
最後に出てきた16進数は、日本語に訳すと、
となっている。
とにかく『丹波寿雄はフィクションです』と訴え、視聴者に丹波寿雄の危険性に警鐘を鳴らし、忠告をし続けるものとなっている。
これらを踏まえた上で、考察まとめに移ろう。
『どうせこの動画が終わるまでには見つかって連れていかれる』と謎の文字列『cQpctwJruGg』については tst_square の項で後述する。
1.丹波寿雄が動画内で確定させた事実
まずは、この動画内で丹波寿雄が明言したことについてまとめていこうと思う。
以前より考察されていたものの、この動画で本人が明言したことにより確定した事実は多かった。考察勢としては、この動画は半ば答え合わせも兼ねていたのである。
★丹波寿雄の活動を妨害していたのは怖井たま氏である
実は今まで明確に確定していた訳ではなかった上記の事実だが、この動画でほぼ明言された。
まず動画内で、丹波寿雄が最初の頃にアイコンやバナーが変更できなかったこと、チャンネル名も全然違っていたことを話している。
これは、『としおちゃんねる』が最初は怖井たま氏のYoutubeアカウントだったということを伝えているのだ。
恐らくこのnoteの記事でまだ書いていないのだが、丹波寿雄が動画投稿する前に怖井たま氏がテスト配信したことがあった。
そのログを怖井たま氏が以前にツイートしていた。
このツイートは載せたことなかったはずだと信じて載せておく。動画左下の曲名が一部黒塗りなのは、それが丹波寿雄に関する楽曲だったからと思われる。(黒塗りの長さ的に、恋バグと接近遭遇丹波寿雄だろうか?)
また、配信を知らせるツイートは消えていたが、終わった後のツイートは残っていたので、それも載せておく。
このツイートが2018年3月9日のこと。としおちゃんねるの概要欄からわかるYoutube登録日は2018年3月6日。そして丹波寿雄の初投稿は2018年4月1日。おさがりと言って差し支えは…… まあ無いだろう。
また、その後に出てきた最初の動画の説明文のイタズラ書き。こちらは丹波寿雄の手によるモザイクがなされている箇所があるが、本来はこうなっている。
画像の通り、本来はガッツリと怖井たま氏のTwitterアカウントへのURLが載っている。自身をエイプリルフールのジョークにしたことへの当てつけとしてモザイクをかけたのかもしれない。
そして、(動画内はモザイクがかかっているものの)怖井たま氏が書いた説明文の『イタズラ書き』を載せたことで、間接的ながらも『丹波寿雄の活動を妨害していたのは怖井たま氏である』ことを丹波寿雄本人がはじめて明言した形となった。
そしてその後、丹波寿雄は妨害を一つずつ列挙している。
動画で列挙している部分を字幕を参考に書き起こすとこのようになる。各部分がどの動画に当たるのか書くと、
・さいしょにやった生放送~ → おエカキナマホーソーのこと。
・去年の放送で俺の顔を~ → ナマデフラグお茶会のこと。
・せまくて暗くて四角い場所 → SoundCloud にアップされた恋バグ のこと。 詳しくは私の記事参照。また、楽曲ページでしか存在できなかった旨を怖井たま氏もツイートしている。
このようになる。列挙の際にはBGMも一瞬不穏になるなどしており、丹波寿雄の表に出さない怒りと共にこれが丹波寿雄にとって事実であることを裏付けている。
ダメ押しになるが、先ほど掲載した3月28日のツイートを思い出してほしい。
ここと、怖井たま氏の字幕のこの部分が同一のことを言っている。
2019年の#2が投稿できなかったのは、怖井たま氏の抵抗によるものだったということだ。この件に関しては、後で更に事実を補強することが起こったのだが、それは後述。
長々と列挙したが、丹波寿雄の活動を妨害していたのは怖井たま氏であることがここで確定したのは間違いない。
★『丹波寿雄』は視聴者の扁桃体を使って増える
今までも動画内の1フレームで表示されたりなどキーワードとして何かと頻出してきた扁桃体。
この動画での丹波寿雄の口から語られたことで、扁桃体を使って自身を増やしていることが確定した。
動画内で本人が語っているが、改めて丹波寿雄の増え方をわかりやすくまとめようと思う。
このような形が増え方の解説として適当だと思われる。とにかく『恋バグ』を聞いてほしいとお願いし続けてきたのは、恋バグの視聴回数を増やして様々な人間に聞いてもらい、丹波寿雄の数を増やすためだったということだ。
今回は『恋バグ』の話になったが、以前の記事で書いた通り、丹波寿雄と目を合わせ丹波寿雄を認識することも、植え付けた『丹波寿雄』を植え付ける・強化するのに一定の効果があると考えられる。その効果が如実に現れたのがナマデフラグお茶会なのだろう。
そして、丹波寿雄は明言していないものの、『恋バグ』を聞き続け丹波寿雄と目を合わせた末を怖井たま氏が字幕で示している…… と思われる部分がある。
怖井たま氏も、楽曲製作過程で『俺の曲』とも丹波寿雄とも関わり続けてきた。作者であるということも大きいだろうが、このような状態になりやすくなった一端に『聞き続けてきた』『目を合わせてきた』こともあるのだろう。
個人的には、これと似たようなことになりかねない人間は多いと思っている。考察勢とか。
怖井たま氏のこの字幕が私には非常に身に染みる。少なくとも、怖井たま氏を追い込み、後述の tst_square の事態に陥らせてしまった責任を少なからず感じているので……。それでも考察をやめられない時点で既に丹波寿雄の術中な気がする。
★丹波寿雄は各媒体ごとに存在する
これは前述した『丹波寿雄は視聴者の扁桃体を使って増える』を基に確定した事実。
人間の脳を一つの媒体と考えると、丹波寿雄は各々の脳の扁桃体に一人ずつ存在していることになり、視聴者一人につき丹波寿雄が一人存在するということになる。
これは人間以外でも同じなようで、今回や過去の発言から、動画のLive2Dを担当する『Live2D俺』、Twitter担当の『ツイッタ俺』は確実に存在しているようだ。
これに関しては後のツイートで『丹波寿雄』がわかりやすく各媒体を示してくれる機会があるが、そこは次回の記事でまとめさせてほしい。
★その他今回の動画で出てきた小ネタや丹波寿雄の様子について
それなりに小ネタがあるので、箇条書き(と私の過去のツイート引用)をおこなっていくことにする。
・5:38と6:57の二回、字幕にて怖井たま氏を指した『あの人』が『あいつ』になっている。二回目に関しては丹波寿雄がハッキリと『あいつ』呼ばわりしている。よっぽど怖井たま氏に悪感情を抱いているのが伺える。
・0:54~1:00頃に出てくる点の並びは、ナマデフラグお茶会で流れた『恋という名のバグ(defrag)』の発表時の映像に出てくる脳の断面図の点の並びとほぼ同一。
・「この動画の説明文に、俺の曲のURLがあるよ」の部分で、ちゃんと周囲の丹波寿雄達も喋っているし口パクもしている。律義。
2.更なる謎と丹波寿雄の今後の展望
さて、この項目の最初はまず、動画の最後に映っていたものを取り上げたいと思う。
こちらは、考察の先駆者Mr.Girlmanさんが主催しているスペースお茶会(大体毎週金曜日午後10時から開催)中にマシュマロで提供された情報から発見されたものだ。(マシュマロをガールマンさんに送ってくださった方、本当にありがとうございました!)
丹波寿雄のアイコンが表示されている所(左側中央、アイコンの下が丹波寿雄の目に見えるところ)の左端に『非』と書かれたリボンがあるのがお分かりいただけるだろうか。
なぜこれに着目するのかといえば、今までに一度も出てきた事のないものだからだ。丹波寿雄がアイテムとして身に着けている訳でもない。
丹波寿雄とこのリボンに何の関係があるのか不明だが、今後も登場する可能性はある。注目していきたい。
そして、丹波寿雄が今後やりたいと言っていたことから、この時点での今後の展望もここでまとめようと思う。
まず、体についてのお勉強。前回の動画でピアノを演奏していたものの、かなり丹波寿雄自身の処理落ちが多かった印象だった。ここから、より効率的に、……という方向かとも思ったが、手先を制御する練習は後で言っているので、身体をより理解し、強固に憑依をしやすく、制御しやすくする方法を考えたい…… という方向があるかもしれない。
次に、音楽についてのお勉強。ここは手先を制御する練習とピアノの練習も入れてしまおう。これらは勿論、『新しい俺の曲』を作るための下準備だ。音楽理論を理解してより良い楽曲を作り、怖井たま氏の指先を上手く制御して滑らかに弾けるように手先の使い方やピアノの練習をしていくのだろう。もしくは、手先の練習に関してはピアノ以外にも何かを出力したいという意欲の現れかもしれない。
一番気になるのはおまちかねのテストだろうか。これは何か単一の目標・展望を指している訳ではない気がする。『新しい俺の曲』の他にも、色々とやってみたいことがあり、やりたいことのために段階を踏んで様々なテストを作りたい・視聴者にテストを受けてもらいたいと考えたのかもしれない。
これで、 #2 の考察とまとめを終わる。内容的には考察多めというよりも、今までの考察の答え合わせと今後への宣言のような側面が強かった動画だと感じる。丹波寿雄の視聴者が増えたからこそ、これらを伝えることに意義があるのだろう。
しかし、2021年の動画はこれで終わりではなかった。
tst_square 考察編
4月8日午後8時31分
表題の動画について、まずはこの時間に投稿された怖井たま氏のツイートを眺めつつ考えていこう。
丹波寿雄から突然送られてきた『四角形』。以前にも罵倒目的で丹波寿雄がこれと全く同じ返信ツイートをおこなっていたことがある。その辺の経緯が書かれた記事はこちら。
この言葉のように、怖井たま氏は四角に囚われてしまうことになった。
さて、早速『どうせこの動画が終わるまでには見つかって連れていかれる』と言っていた氏がどこに連れていかれたのか、探しにいってみよう。
1. tst_square を探してみよう
最初に言っておくと、この tst_square という動画、としおちゃんねるの動画一覧からは見つけられないようになっている。それもそのはず、なぜならtst_squareは限定公開動画になっているから。
そもそも限定公開とは、
つまり、Youtubeチャンネル、検索結果、関連・おすすめ動画に表示されないだけで、URLさえ知ってしまえば視聴可能、再生リストへの保存も可能ということだ。tst_squareも、一回見つけた後は再生リストに保存しておけばいつでも見返せる。
一度リストに入れておけば見返すのが容易になるのはいいが、じゃあ、肝心のURLはどうやって見つけるのか?
URLを作ってしまえばいい。
そうなれば、早速作っていこう。
まず、YoutubeのURLの仕様について説明する。動画のURLは
という形式になっている。ポイントとなるのは●●●●の部分で、ここが動画のアドレス(住所みたいなもの)となっており、存在する文字列を入れると該当の動画にアクセスできるのだ。
ここまで書けばもうお気づきだろう。動画最後に字幕で出てきた『cQpctwJruGg』は動画のアドレスだ。これをこう組み合わせると、
URLが完成する。上記は直リンクにならないよう空欄を設けているが。
短縮URLでも同じようなことができる。
これも直リンクにならないようにしているが、空白部分を消せばジャンプ可能だ。
一応このページから楽に動画にジャンプできるようリンクは置いておくが、できれば自分でURLを作って飛んでみてほしい。なかなか経験するものでもないですからね。
あと、一応限定公開となっているので、今回はこの記事に動画を直接載せることはしないでおく。
しかし、このあとは tst_square を見た前提で書いていくので、見てない方は先に動画を見てから読み進めてほしい。
……見ましたね?見ましたよね?続きを書いていきますよ?
2. tst_square の時系列
動画を見た方に最初に問いたい。『この動画は一体いつ撮られたものなのか』?
正直私もわからないというのが答えなのだが、個人的に2パターンの説があることを提唱したい。解説していこう。
①全て当日に起こった話説
これは、4月8日当日に今回の事件が順当に発生しているという説だ。
動画投稿直前に怖井たま氏がツイートし、そこから丹波寿雄に #2 の動画に引きずり込まれ、字幕で警鐘を鳴らしたものの見つかって tst_square に連れていかれた…… というものである。
とてもわかりやすく順当なのだが、少々疑問点も見受けられる。それはこのあと説明しよう。
②4月8日以前に魂をコピペされていた説
①で疑問点があると書いた。まずはそれを挙げさせてほしい。
まずは tst_square のほうが先にアップされているという点だ。動画の字幕は後入れできるが、後入れするなら先にtst_squareを投稿しなくてもよいのではないだろうか?
【参考】
……Yourtubeの動画アップ通知がどのタイミングでおこなわれるか知らないのでなんとも言えないところはあるが(メタいことを言うと、先にtst_squareのURLがわかっているほうが字幕がつけやすいのはあるのかもしれない)。
しかし、疑問点はそれだけではない。もう一度 #2 の字幕の一部を挙げるが、
この言い回しが引っ掛かる。既に一度丹波寿雄に連れていかれたような口ぶりだ。
そもそも、怖井たま氏の異変は2月17日からはじまっていた。リンク先の通りにアイコンから顔が消失していたのは前回の記事でも紹介した通りだ。
そして、3月19日にはいくつかのTwitter動画とtst_eyetoeyeが投稿されている。その中のこちらのTwitter動画で聞こえる叫び声が、tst_squareで聞こえてくる叫び声と同一であるようなのだ。
山庭さん、ツイート引用失礼します。
(問題がありましたらお伝えください。引用部分は削除します。)
どうだろうか。そっくりそのままではないだろうか。
ここから考えられる時系列としては、
となる。突飛な説になってしまって申し訳ない。
なにが正しいのかは情報が少なすぎてわからない上、さして重要性は高くない時系列だが、見方によっては怖井たま氏が想像以上の惨事に見舞われているという可能性が出てくるので油断ならないと思う。
3.丹波寿雄がおこなった行為と取引について
ここからは、丹波寿雄がどのような行為を怖井たま氏におこない、取引をもちかけたか考えていく。
まずおこなった行為について。この記事を見ている方はゲーム内キャラクターとしての丹波寿雄の能力を覚えているだろうか。
恋という名のバグ(rejected)の説明文を引用させてもらうと、
つまり、第三者の魂を抜き出して、魂のデータの変換をおこない、どのような形式となっていてもデータを圧縮、分析、不揃いなデータの修正をおこなえるのだ。一番容量が大きいものでも1.44MBしかデータを保存できない(※現代で一般的な、MP3の楽曲一曲すらも入らない容量)フロッピーに魂を仕舞えるのも、この能力が関係しているのだろう。
しかし、それなりに大きな容量のものを圧縮して、無理矢理小さな容量に収めるということは、音のみの場合は音質を、動画もある場合は動画の画質も犠牲にすることに他ならない。
その一例を挙げておこう。
これは元動画がフラッシュ形式で、そもそものデータが軽量であるためこの程度で済んでいる。(それでも、工夫して圧縮しているもののそれなりの画質の維持のために音質が悪くなっているし、画質もお世辞にも良いとは言えない。)
tst_squareを思い返すと、怖井たま氏の音声はノイズが酷く、一部の声しかまともに聞き取れない状態になっている。
これらより、怖井たま氏は魂を抜き出されてデジタルに変換された後、フロッピーに入る程度に圧縮され、閉じ込められていたと考えていいだろう。
魂の圧縮がどれほどの苦痛であるか私には知る由もないが、怖井たま氏はそれに加えて、狭くて四角く、誰も居ない空間にいたことが丹波寿雄の口から語られている。どちらにしても苦痛なのは火を見るより明らかだ。
この苦痛としか言えない状況からの脱出と引き換えに、丹波寿雄はより自由に怖井たま氏の身体を借りる(自由に憑依したい)という取引を持ち掛けたのだ。
取引を拒否しても成立させても怖井たま氏の自由や心身の安寧が侵害されているのだが、tst_squareの場で怖井たま氏の命運を握っていたのは、他でもない丹波寿雄だ。拒否する権利などなかった。協力した方がお得といいつつ丹波寿雄のみが有利だし、怖井たま氏が圧縮されて最悪な音質になってるのに自分はなめらかな音質で語りかけるし…… 悪魔かよ。
結局この取引に乗ったらしく、怖井たま氏はその後なんとかTwitterに戻ってくるのだが…… その話は次回の記事にしたいと思う。
そして、視聴者にも、視聴者と仲良くするために何でもするから、tst_squareでの内容をバラさないでほしいという取引を持ちかけている。明らかに丹波寿雄としては見られたくない一側面だからだろう。これに乗るかどうかは視聴者次第だ。が、少なくとも考察勢は取引をふいにしているだろう。いいのだ……。丹波寿雄自身がやりたいことをなんでもしてくれる方を見たいから……。
余談だが、怖井たま氏に取引を持ち掛ける際に羅列する部位は、耳で受け取った情報が聴覚野に到達して音として知覚され、扁桃体にその情報が届くことを示唆するような経路となっている。その辺の余談が気になる方はこのツイートのツリーを見てみるといいかもしれない。
4. #2入りハードディスク破壊事件の真実
tst_squareまとめの最後に、おおよそ全貌が明らかになったハードディスク破壊事件についてまとめる。
①2019年4月1日のおエカキナマホーソーで丹波寿雄から #2 の告知がある。当時、怖井たま氏は丹波寿雄に脅されて動画制作や告知の手伝いをさせられていた。
②4月14日前、状況に嫌気がさしたと思われる怖井たま氏が #2 の入ったハードディスクをPCから取り出し、トンカチで物理的に叩き壊す。内部のデータは勿論破壊され、#2 にいた『丹波寿雄』は……。
いつリツイートしたかは不明だが、前後の脈略なく丹波寿雄のこおどり動画を自己リツイートしていたことがあり、リツイートした日がハードディスク破壊日だと考えられる。
③4月14日までに動画を再度製作することは不可能であったため、「機材トラブルで動画の編集データが無くなってしまった」ということにしてお茶を濁すことにした。
大体、当時の流れはこういうものだったのだろう。
元々ボツにされたゲームのキャラクターとその作者という関係上、二人の仲は良くはなかっただろうが、この事件を含めて様々なことがあった結果、二人の関係は修復不可能…… というかヤるかヤられるかの抜き差しならない状況になってしまったように感じる。
双方の和解を望むファンも多いが、私は正直、この状況ではまず無理だろうと思う。この#2とtst_squareが公開されて一年以上経った今でも。
終わりに
これで、今回の動画考察・まとめ記事を終わりたいと思います。
今回の動画二つは、私がこのnoteを開設するきっかけになった動画だった(内容が濃すぎてTwitterで語り切れないと思った)のですが、今回も書ききれた気がしないです……。そもそも、動画内容の考察とまとめで内容が過去最長になってしまった故に動画投稿後の丹波寿雄と怖井たま氏の動向まとめられてないですからね!そこについては次回にしたいと思います。
それでは、今回もここまでご覧くださり、本当にありがとうございました。
この記事が丹波寿雄の更なる広がりと、考察の発展に繋がるのでしたら幸いです。