【いれいす】無名歌い手6人が1年間で20万登録のグループになる話 初兎編
はじめましての人ははじめまして!
新人歌い手グループ『いれいす』リーダーのないこです!
僕が所属している『いれいす』というグループがどのように集まったのか、どのように成長してきたのか、ということについて記事を書きはじめてもう1ヶ月近く経ちました!
前回はいれいすDice No.1 りうらについてお話しました。
遊びに勉強に忙しく、精神的にも多感な高校生のりうらが、リアルでの生活より歌い手としての活動を選んたこと。
そしてりうら自身の生粋の主人公気質もあり、一番になるために無自覚な努力を重ね続けてきたこと。
そんな話を書きました。
りうらの次にないこが出会ったのは、
いれいすDice No.3 初兎
いれいすラップと低音担当と自称しているものの、実際はお笑い担当の色合いが強いこいつ。
多分以下に書いてく本文では触れないと思うから一つ言っとくと、しょうちゃんはガチでおもろい反射神経型のお笑い芸人。
どういうふうにボケても脊髄反射でめちゃくちゃおもろいツッコミをかましてくるツッコミの天才。
困ったらしょうちゃんに振っとけば面白いってみんなが思って振られがち。
って感じで関西人魂バチバチしょうちゃんだけど、いれいすメンバーに入るまでは一悶着も二悶着もありました。
面白くて優しくて、人一倍心配性なしょうちゃんとの出会いと成長を、文章で残していきます。
🎲Dice No.3 夢のために臆病な自分を
🎲合唱企画で異彩を放っていたRap担当
しょうちゃんとの出会いは、2020年の夏。
8月にないこ主催で開いた歌い手合唱企画『Blessing』『Connecting』がきっかけだった。
この企画には、すでにお互い知り合っていたIf、-hotoke-、りうらも参加してて、
誰からの繋がりだったのかはもうちょっとわかんないけど、しょうちゃんとあにきも参加してた。
後から振り返ってみると、ここで始めて現在のいれいすメンバーが全員揃ってたということになる。
しょうちゃんは『Connecting』の方の合唱に参加してたんだけど、しょうちゃんの担当パートはほぼ合唱のみで、そのかわりに本来歌詞がない部分にRapを入れて歌ってた。
これはしょうちゃん本人からの要望でそうなった。
【オリジナルMV】Connecting(コネクティング) / halyosy【9人で合唱してみた
ないこ的には、オリジナルラップを作れるだけで「すげーーーー!!!」ってなってて、
しかもそのオリジナルラップのクオリティが高いから「すげええええええええ!!!!」ってなった(伝われ)
ちなみに当時、しょうちゃんのフォロワー数が合唱企画参加者の中でも極端に少なかったから「俺、異端じゃね?w」と思っていたらしい(しょうちゃん談)
当時、2020年の8月頃から、ないこは歌い手グループを作ってみようかな、という思いがあったから、
しょうちゃんのRapの力をグループにも取り入れたい!と思い、合唱企画が終わった後に即しょうちゃんに声をかけに行った。
🍣「~~~って感じでグループ作りたいんだけど、どう?」
🐇「うーんグループか~……」
しょうちゃんの返事は微妙な感じ。
でもここでしょうちゃんを手放したくなかったないこは
🍣「うーーーん、じゃあちょっとどんな感じで活動してるか見てみない?」
と、ないこ、If、-hotoke-、りうらが一緒に活動しているグループチャットに招待してみることにした。
🎲家族が大好きな普通の大学生
それから数週間は、何事もなく、グループ結成に向けての準備が進められていった。(ないこはしょうちゃんは絶対入ってくれると信じて普通に準備進めてた)
その中で、俺もしょうちゃんという人が一体どんな人間なのか、少しずつわかってきた。
第一に思ったのは、ほとけっちと同じで、『普通の大学生』ということ!
『普通の大学生』を言葉を選ばずに言うと
なんとなく毎日を過ごしてて、
大きな決断は自分でしないで誰かに合わせて
特に大きな野望や夢もなくて
だから死ぬ気で頑張ったような経験もなくて
それでも毎日が楽しくて幸せで
そんな日々が続けばいいなと思ってる。
そんな学生。
これもほとけっちの記事にも書いたけど、ないこの大学時代もそうだったし、ほとんどの大学生とか高校生ってそうだと思うし、これが本当に普通だと思う。
だけど、ないこが理想としていたグループの在り方や、グループとしての活動内容は、『普通の大学生』のままでは絶対についてこれない内容だったし、
ないこやいふまろが、異様な活動量、活動スピードでグループのことを進めていく姿を見て、しょうちゃんも何となく
「これはただ普通のグループを組むだけじゃない」
って察したのか、
「ないちゃん。俺就職先決まってるんだけど、グループ組んじゃって大丈夫かな」
そんな相談をないこにしてきた。
社会人として今後就職しながらグループ活動を同時にやっていくことが不安だったんだと思う。
いれいすメンバーの中では、当時からないこ、いふまろが社会人をしながらグループ活動をしていたものの、
仕事の時間中も活動のことについてチャットがガンガン飛び交ってるし、
仕事から帰ってきたらすぐに収録したり作戦練ったりして深夜まで動いてるし、
土日休みもほぼ全て使って活動に時間を捧げてるし、
いわゆる、一般的なサラリーマン、普通の社会人の生活はしていないから、
これまで『普通の大学生』として生きてきて、
当然これからは『普通の社会人』になるんだろう。
そう思ってたしょうちゃんにとっては衝撃的な環境だったんだと思う。
加えてしょうちゃんはめーーーっちゃ家族が大好きなことも話してる中でわかってきた。
しょうちゃんは実家大阪で、オトンオカンと一緒に暮らしてたんだけど、
大学も近くの大学に通ってて、
就職もすぐ実家に帰れるような距離の会社を選んでて、
家族ぐるみの行事をすごく大事にするタイプ。
ないこが誘ってきているグループは、多分相当大きなグループになるんだよな。
ってなると、東京とかに集まることも増えて、いずれそっちに住むことになるのかな。
そんな、生活環境が変わることへの不安もあったはず。
しょうちゃんはすごく優しいから、家族と一緒に過ごしてあげたい。そばにいてあげたい、という気持ちがかなり強かった。
ないこと一緒に歌い手グループを組むと、きっと『普通の社会人』としての生活はでいないんだろうな。
大好きな家族と離れないといけないのかもな。
それでもグループを組むの?
しょうちゃんの気持ちの揺れは、話してるときの些細な言葉尻とかに表れていて、
ないこも何となくしょうちゃんの不安を察していた。
🎲初兎として生きていく決断
ないことしては、しょうちゃんのRapに惚れて、こいつと一緒に武道館まで行きたい!と強く思っていたし、
「いれいす一本で!一緒にいれいすで頑張ろう!」
って言っちゃいたい気持ちはあった。
けど、人の人生だから、例えばしょうちゃんが
「僕は普通に就職して、普通に結婚して、普通に家庭を持って、普通に幸せな人生を送りたい」
って言ってたとして、それを止める権利もないから、
だから、無理やりいれいすに入れる、ということは絶対にしたくなくて。
🍣「しょうちゃんが就職しながらグループ活動をするのは、多分めちゃくちゃしんどいことだと思う。実際俺も今しんどいし。」
🐇「そうだよねぇ。音楽は好きだけど、グループって難しいんかなぁ」
🍣「でも、しょうちゃんの就職先って、しょうちゃんが本当にやりたいことをする場所なの?」
🐇「……ぶっちゃけめちゃくちゃやりたいこととかじゃないよ。本当は音楽で、Rapでやっていきたい」
🍣「だったら、本当にやりたいことをやろうよ!仕事しながらグループ活動をするのって本当に休みが全然なくてめっちゃしんどいけど、でも俺のグループに入ってくれたら、普通じゃ絶対見れない景色見せるから!しょうちゃんのRapを世界中の人に届けられるくらい大きなグループにするから!」
だから、『普通の社会人』としてのしょうちゃんは諦めて、『歌い手』としての初兎を選んで欲しい。
とまでは言い切れなかったけど、かなり熱弁した記憶はある。
この『普通の人生を諦めるかどうか』っていう選択は、しょうちゃんだけじゃなくてほとけっちも直面する課題で、よく二人でどうするのがいいか話してたのを覚えてる。
二人とも人生の岐路に立っていたんだと思う。
その後しょうちゃんは、いれいす結成のギリギリまで、毎日悩み続けてたんだけど、ある日突然
「俺決めたわ!歌い手頑張りますっ!!」
と、いつものふざけ調子で言ってきた。
えっ急に何?
って、俺もビビったので理由を聞いてみた。
🍣「めちゃ急やん!就職とか家族とか大丈夫なの?」
🐇「うん~すごい悩んだけど、やっぱり俺やりたいことやってみたいなって」
🍣「仕事しながら活動するのマジやばいよ?」
🐇「俺多分さ、人生で死ぬ気で頑張ってみたことなくて。頑張る機会があんまりなくて。でも今、大好きなRapで武道館に立つために頑張れるチャンスがあって。どこまで頑張れるか自分でもわからないけど、ないちゃんとかいむくんと一緒なら頑張ってみようと思う。
あとから聞くと、
当時、歌い手グループが大量に生まれていて、解散して、というのを繰り返していた時代だったこともあり、最初はグループを組むことに抵抗があったらしい。
でも、ないこや他メンバーが活動に対して、今まで見たことないレベルで打ち込んでいる姿を見たり、
ないこが示すグループの方向性や夢、それを実現する具体的な方法を聞いたりするうちに、ついて行こうって思うようになった。
それが、しょうちゃんが『歌い手』の初兎として生きていく決断をした瞬間だった。
🎲いれいす結成後のほうがヤバいって話
覚悟を決めたあと、グループを結成した後のしょうちゃんはどうだったかというと、すごいいろんなことで揉めまくった笑
Rapの活動を本格化させることとか、
これは後からこういう話になったんだけど、就職を蹴ってRapで活動することとか
そのせいで実家から離れて東京に来ることになったこととか
もう本当に事あるごとに揉め散らかした記憶がある。
でも、しょうちゃんはこの道でやっていきたいんだ、頑張ってみたいんだという姿を見せて、なんとか前に進んでいったんだけど、それはまた別のお話になります。
気になる子はしょうちゃんに聞いてみてねっ!
面白くて優しくて、でも実は悩みがちなしょうちゃん。
その面白さはみんなへの思いやりに支えられてるんだろうな、ってわかるくらいメンバーのことも、家族のことも、リスナーのこともよく見てるしょうちゃん。
絶対に武道館に行って、お前の覚悟は、選択は、間違ってなかったよって、言ってやるからな~!
これからも一緒に進んで行こうね。
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